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注意すること

シルク、エイル、リリスの3人は準備を終え、一層の街中にいた。


「それで、シルクちゃんはその場所の見当がついてるの?話を聞く限り外の様子は見てないんだよね」


「はい、ですが一層で倉庫のような場所となると南側になるので多分ここら辺になると思います」

シルクは一層のマップを広げながら南側にある倉庫地帯を指さした。


「なるほど…ナイスシルク、よくそんな推測できるね」


「いや、別にこれくらいたいしたことないよ。あっ、そうだ。あの悪魔の注意する点を言い忘れてた」


「なにかめんどくさい能力でも持ってるの?」


「はい、それが…」

シルクは暴食の悪魔の敵の魔法を食べてHPを回復するという能力の説明をした。


「じゃあシルクちゃんみたいな魔法攻撃しかほとんど持ってないようなプレイヤーには倒せないんじゃない」


「いえ、一応その能力も魔法に対して無敵という訳でもなかったんで」


「へぇー、シルクは情報を持ち帰ることはできたんだ」

リリスの驚いた表情にシルクは少し頭にきたが、話を続けることにした。


「まぁ、その悪魔が無効にできるのは直前に悪魔が使った魔法の属性だけって制限があったんですよ」


「なら、案外簡単に思えちゃうけど」


「ですが、用心はしてください。使う魔法は強力なものばかりだしそれに…」


「どうしたの?私の顔に何かついてる?」

シルクはジト目でリリスを見ながら難しそうな顔をして話を続けた。


「私が使ったのは全部遠距離からの魔法だから接近戦についての情報は全くないから属性付きの物理攻撃が有効かどうかまでは分からないからリリスは特に注意して」


「分かってるよそれくらい。念のために光と闇属性に耐性がある時間は攻撃しないから」

リリスはひょうひょうとした態度でそう言って持っている槍を手でペン回しのように回していた。


「それより問題なのがルーンみたいな機転のきき方で魔法を使ってきたことですかね」


「ルーンちゃんみたいなのはかなり厄介だね…」


「ルーンみたいな機転…面白いよ。はははっ、仮想ルーンができるなんて最高じゃん」


「そう言ってくれると助かるけど足元をすくわれないようにしてよ。あと、この戦闘は配信しないでよ」

シルクのまさかの指摘にリリスは驚いた表情をしていた。


「えっ、ダメなの?」


「当たり前でしょ。特殊なイベントのボスだからできるだけ漏らしたくない情報だしね」


「分かったよ。配信はしないから」


「あっ、録画も無しだからね」


「うっ…」

エイルはシルクもシルクでルーンとは違う形で勘は働く方だったと理解することができた。

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