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倉庫の中で

シルクが意識を戻すと、そこは暗いくてよく見えないが多くの食料があることからここがどこかの食料倉庫の中というのはわかった。


「おぅ、目が覚めたか。後輩の嬢ちゃんよ」


「後輩?どういうことなんですか!」


「まだ、シラをきるつもりか。ババァのまわし者が!」


「ババァ?ちょっと待ってください。本当に何のことを言ってるのか分かりませんから1から説明してください」

シルクがニトにそう言うとニトはホッと一息して胸を撫で下ろすと説明を始めた。


「ババァってのは森の小屋に暮らしている元賢者のことだ。その首飾りを持ってるってことは繋がってるんだろ」


「なるほど、やっと理解できました。あのおばあさんのことを知っててこの首飾りについても認知していて、私のことを後輩って呼ぶってことは私と同じ師匠を持った兄弟子、姉弟子の内の1人ですね」


「あぁ、そうだ。後輩の嬢ちゃんがものわかりのいい魔法使いでこっちは大助かりだよ」


「で、でもアチェの話ならあなたは精神が崩壊してろくにコミュニケーションもとれないはず」

シルクがそう言うとニトは大笑いしながらシルクの質問に答えた。


「そうだな。この身体うつわならもうとっくに精神の崩壊で事実上死んでるな」


「それって…どういうこと…ですか?」

シルクは何かを察していながらもニトにその事実を説明してもらわなければならなかった。


「もちろん、呪いの魔方陣によって俺を含む7体の悪魔が召還されたんだよ」


「あぁ、それに関しては本で読んだことがありますよ。悪魔は願いを叶えるために召還されるって」


「そうだな。俺らを召還した魔法使いたちは俺らに対価を支払わず願いを叶えてもらおうとした。奴らは強力な魔法使いだったからな。俺らでも勝てるかどうか怪しかったから騙し討ちして身体を乗っ取らせてもらったよ」


「なるほど、それが7人の魔法使いの精神が崩壊してしまった理由ですか」

シルクは静かながらもものすごい形相でニトをにらみながら話していた。


「でも、こいつらの願いは叶えてやったぞ。〝永遠の命〞まぁ、身体だけだがな」


「そうですね。では、あなたの正体を見せてくださいよ。呪いの悪魔さん」

シルクがそう言うとニトはバタッと倒れ、その背後から大きな口を持った異質な悪魔が現れた。


「呪いの悪魔か…いや、違うね。俺ら7体の悪魔の別名は大罪の悪魔。そして、俺は暴食の悪魔ってところだな。悪魔の中の大罪人まぁ、最悪の悪魔の一柱だよ」


「ありがとうございます。これであなたをスッキリ祓うことができますよ暴食の悪魔さん!」

シルクがそう言うと頭の中でいつもの電子音が鳴り響き、クエスト発動通達がされた。


『シークレットクエスト【暴食の悪魔】を受けました』

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