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クラン会議2

「それじゃあ、最後にエイルさんのメンバーのバランスが悪いって具体的にどういうことですか?」


「まぁ、色々あるけどまず僕たちでパーティーを組む場合、雑魚相手ならともかく足りない役職っていうか役割りがいくつかある気がするんだよね」

ルーンはエイルに言われたことについて少し考えをめぐらせるとすぐにわかった。


「要するに私たちはチームプレーに向いていない個々の集団ってことですか?」


「あぁ、結果的にそこにつながるかもね」

ルーンとエイルの会話についていくことができないシルクとアヤメには疑問符が頭の上についていた。


「えっ、どういうこと?この前の死神城攻略のときは普通に上手くいってたじゃん」


「私が元々ソロプレイヤーで連携がまだとれてないのは分かりますけどルーン先輩とシルク先輩の連携なんかは綺麗に決まってましたし悪くないと思いますけど」


「うん、2人が言ってることも間違いじゃないんだけど、つまりこのメンバーはみんな器用貧乏ってこと」


「例えばシルクちゃんは攻撃はもちろん回復にバフもできるけどどれかに特化してるわけじゃないってことだよ」

エイルの説明にたとえで出されたシルクもあまり理解することができなかった。


「じゃあ、ボスモンスターと戦っているときにエイルさんがダメージ受けたらシルクならどうする?」


「もちろんエイルさんを回復するでしょ」


「うん、それで正解だけどシルクが回復魔法をかけてる間は魔法の攻撃がないからそのときは火力不足になっちゃうし、逆に攻撃ばかりしていたら回復してくれる人がいなくなるでしょ」


「た、確かに…」

ルーンの説明でシルクもアヤメもエイルの言いたいことが分かったがその解決策が思いつかなかった。


「じゃあ、どうすればいいの?」


「それは簡単だよ。新メンバーに回復役ヒーラーとその回復役や後衛職を守る盾役タンクを手に入れればいいってこと」


「ちなみにエイルさん、回復役については問題ありませんよ、さっき言った内定メンバーは回復がメインですから」

ルーンのこの一言でシルクの中でルーンの言う内定メンバーが想定できた。


「回復役ってことはまさか…」


「シルク、名前出したらつまらなくなるから無しだよ」

ルーンは口に人指し指をあていじらしくシーと言う普段見ない仕草をしていた。


「じゃあ、最後に一番重要なこと決めよっか」


「なんですか?重要なことって」


「もちろんこのクランの名前だよ。できるだけかっこいい名前にしたいんだけどなかなか良いのが思いつかなかったんだよね。だからみんなで考えよう」


「それならいい考えが私にあるんですけどいいですか」

あまり自己主張が強くないアヤメが発言しようとしたことにルーンは内心少し驚いたが顔に出すことなくアヤメの発言を許可した。


「【犯罪者ギルティーナイト】なんてどうでしょう?」


「ギルティーって犯罪とかそういう意味だったよね」


「はい、正確には有罪って意味ですがルーン先輩は暗殺者でおじさんは狙撃手、私は死神が二つ名にはいってますし、シルク先輩だって箒で飛んでにる姿はまさに魔女だと思ったので」


「な、なるほど…確かに私たちのイメージって客観的にみたらそんな感じなのかも…」

アヤメの鋭い指摘に他の3人も悔しいが納得してしまう節はあったように思えた。


「じゃあ、私たちのクランの名前はこれでいく?」


「あぁ、問題はないと思うよ。僕たちにぴったり当てはまってるクラン名だし」


「私も魔女の名前に負けないようにしないと」


「ありがとうございます」

そんな感じでルーンの夢への第一歩となるであろうクラン【犯罪者ギルティナイト】が結成された。

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