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クラン会議1

ルーンは目をまるくして驚いている3人を見て少し笑ってしまった。


「ちょっ、ルーン今なんて言った?」


「だから、このクランにはあともう1人メンバーがいるんだよ。正確には内定メンバーだけどね」


「それって誰なの?」


「まぁまぁ、落ち着いて。じゃあ、今このクランに足りないものは何だと思う?」

ルーンからの突然の質問に3人は一瞬考えてそれぞれが違った答えを出した。


「資金不足とか?」


「単純に今5人しかいないってことですか?」


「メンバーのバランスが悪いってところかな?」

全員の答えが出揃ったところでルーンは順番にそれぞれの問題について考えることにした。


「じゃあ、シルクの言った資金不足から考えていこうか」


「資金面では正直それぞれが稼げば問題無いんじゃないんですか?」


「いや、そういうわけにもいかないんだよね。多分だけど今後もこんな感じで大きい買い物をすることになるとになると思うからそれの蓄えが欲しいってことだよ」


「それなら僕のお店の利益を何%かクランに渡そうか?蓄えなら50億ゴールド位はあるから」

エイルのこの一言によって資金不足については当分考えなくてよくなってしまった。


「じゃ、じゃあ資金の方はエイルさんにお願いするとして次はアヤメの言ってた人数不足の方なんだけど私は正直1000人どころか50人もいらないと思うんだよね」


「えっ、でも人はいくらでもいた方がいいんじゃない?エイルさんもルーンもランカーなんだし募集かければ結構な数は集まると思うけど」


「確かにシルクの言う通り募集をかければ集まるだろうし、人がたくさんいて困ることはないと思うかもしれないけどそれは違うよ」


「えっ、それってどういうこと?」

ルーンの一言にピンときたのか今度はアヤメがシルクに説明をした。


「裏切り者ですよ。人数が多ければ必ず出てくるだろうし、本人が自覚してなくてもクランの重要なことを外部に漏れる危険が高くなるってことですよね」


「そうだね、今アヤメが言ったことがほとんどでうちは隠し球が多いから情報漏洩だけは避けたいし、それでクラン内でギスギスする可能性もあるからね」


「じゃあ、ルーンちゃんは何人位を目安にメンバーを集める気なの?」

少数精鋭の態勢にすることにエイルは納得した上でルーンに質問をした。


「16人です。このゲームのパーティーは最大8人、それを2パーティー分欠員が出ても補えるかたちならこれがベストだと思います。まぁ、余分にメンバーを確保してもいいですが30人以上は断固拒否です」


「わかった。まぁ、少数ならランカーか、それに近いレベルを持ったプレイヤー、もしくは今後化ける可能性がある意外性のあるプレイヤーが中心か」


「はい、そうですね。なのでこれから募集をして来週末にクラン入会試験をおこなうつもりです」


「確かにそれならハズレは間引けるしいいんじゃない」

シルクのこの一言でアヤメの人数不足の問題についての話は終了した。

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