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2層のボス

その赤い竜はこちらを確認するとすぐにブレスのモーションに入った。


「全員とりあえずまずはブレス避けて!」

ルーンの指示に反応し、ルーンとシルクが右にアヤメとエイルが左に回避をした。


「シルク、早く【ウォーターボール】撃って」


「わ、分かった【ウォーターボール】」

ルーンの放った【ウォーターボール】はなんてことなく溶岩竜に命中した。


「よし、水属性は使えるみたい」


「ルーンこのあとどうするばいい?」


「シルクは箒に乗って水属性主体の攻撃、アヤメ、エイルさんは遠距離攻撃でじわじわ削ってください」


「「「了解!」」」

ルーンの指示を聞いた3人はそれぞれ自身の攻撃が溶岩竜に当たる位置まで行き攻撃を始めた。


「さっさと終わらせますか【レヴィアタン】」


「シルク先輩全然効いてませんよ【ナイフサークル】」


「お二人さん、熱くなるのは結構だけど僕たちはあのドラゴンの牽制だけでいいんだよ。この内に僕らのリーダーが裏からまわって攻撃してくれるし」


「【ファントムスラッシュ】!」

ルーンはアヤメやシルクが溶岩竜をひきつけている間に裏にまわり溶岩竜に近接ダメージをあたえた。


「ナイス、ルーンその調子」


「シルクは私のこと気にしなくていいから攻撃続けて、ダメージはシルクが一番出るんだから」


「分かってますよ【トリプルランス】」

シルクはルーンと会話しながら箒で溶岩竜の上を飛びながら火力の高い攻撃でHPを削っていった。


「アヤメ、ブレスそっちいくよ」


「分かってるよおじさん!」


「アヤメちゃん、ナイスおとり。これで私がキメれば終わりだっ!【ウォータータワー】」

シルクは溶岩竜が地上のアヤメに向いたのを見逃さず、隙のできた敵に魔法を当て、HPを半分まで削りきると溶岩竜はマグマの中に潜ってしまった。


「アヤメ、エイルさん溶岩竜がマグマに潜りますので足場に気をつけてください」


「分かってるよ。これでもモンスターのことは大体頭に入れてるからね」


「えっ、どういうことですかルーン先輩、なんか地面が揺れてる気がするんですけど」


「アヤメちゃん、私の腕に掴まって!」

アヤメがシルクの腕に掴まり箒で上昇すると、アヤメのいた地面が粉々に砕けそこから溶岩竜が現れた。


「やっぱり…アヤメちゃん、ここの溶岩竜あそこのやつとは攻撃パターンが全然違うよ」


「心配いりません。それより、シルクはアヤメをタイミングよく溶岩竜の下に落として。もちろんアヤメは投げナイフから大鎌に持ちかえて」


「ルーンそれって何の意味が…あっそういうこと。アヤメちゃん意図わかった?」


「大丈夫ですよ。大鎌に持ちかえることはできましたし意味は分かってますから。今度はおじさんがおとりになる番だからしっかりとね」


「了解【ボムアロー】」

エイルが放った矢が溶岩竜に当たり爆発してエイルの方にターゲットが向いた瞬間、シルクはアヤメを落とした。


「これで終わりですよ溶岩竜さん【断罪の首落とし】」

溶岩竜の上から落ちたアヤメはスキルの名前の通り首をスパッと斬り落とした。


「よっと、これでいいんですよね。ルーン先輩」


「うん、完璧っていうか…まさかあんなに綺麗に首を斬るなんて思ってなかったわ」


「あ、アヤメちゃんすごいよ。私とルーンが倒せなかった溶岩竜をいとも簡単に…っていうかなんで2層のボスがこの溶岩竜だったんだろう?」

シルクがずっと疑問に思っていたことにピンときたのかエイルはルーンにある質問をした。


「ルーンちゃんがこのボスを選んだのはやっぱりリベンジをしたかったから?」


「そうですね。他のモンスターでも良かったですけど、他のモンスターはどんなやつか分からなかったんで」


「えっ、どういうこと?2人は何話してるの?」


「じゃあ、分からないシルクに1から説明してあげよう。まず、私たちがここに初めてきたとき何があった?」

ルーンの言っていることが簡単過ぎるためシルクは一瞬これが答えるのに迷ってしまった。


「えっと…16本にわかれた道?」


「正解、じゃあ私たちが今までいた2層の特徴ってなんだったかな?」


「大きなお城があって外に繋がる道が16…あっ」


「そういうこと。このダンジョンは2層のマップ別のボスを選ぶダンジョンのタイプってやつ」

ルーンにそう言われシルクはやっとこのダンジョンの特性について理解することができた。


「じゃあ、3層に行こうか。私、どんなところか情報を遮断してきたから楽しみなんですよ」


「僕は知ってるけどネタバレはつまんないから言わないであげるよ」


「それは助かります。面白みが半減してしまいますから」

ルーンは軽く笑うと溶岩竜を倒したあと出現した扉をおもいっきり開けた。

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