ルーンの予言
ルーンは残りの近衛兵を難なく倒すと遠くで見ていた4人のもとへ駆け寄った。
「ふぅ、なんだかいつも以上に集中して疲れたよ。そっちも上手く全員生き残って殲滅できてよかった」
「ルーン、また出てたよ。ゾーンにはいったときの血の気の多い方のルーンが」
「あはは…やっぱりかぁ。昔はゾーンにはいることくらい制御できたのにやっぱり水泳やめたからかな」
「ゾーン状態を制御するって人にできることなんですか…」
ルーンとシルクの次元の違う話にアヤメは半信半疑で反射的につっこんでしまった。
「うん、昔はできたってだけなんだけど限界まで集中するのと最高にテンションを高ぶらせるだけだからアヤメにもできると思うから今度教えるよ」
「いや、遠慮します。たぶんできないと思うんで」
ルーンのこの発言にアヤメとエイルは少し引いたがシルクに関しては過去に同じことを言われたのでもう驚かなかった。
「まぁまぁ、ルーンちゃんの話はそこまでにしてとりあえず休憩できる場所を探そう。体力的にもスキル的にも今ので結構消耗しちゃったはずだから」
「それなら3階に執事やメイドの休憩スペースの大きな部屋があります。そこならかなり気は休まると思います」
「じゃあ、3人もそこで休憩するってことでいいよね」
「おじさんの言うことも分かるし、私も疲れたからそこでクールタイム回復がてらに休憩するのは賛成だよ」
アヤメがそう言うとルーンとシルクも頷き、全員で目的の場所まで行くことにした。
休憩するための部屋についたルーン達は戦闘の疲れをとるためにソファに座るなどして休憩していた。
「そういえば気になったんですけどルーンさんさっきの近衛兵との戦闘はなんだったんですか?ずっと避けていたと思ったら急に攻撃を始めて…」
「いや、ネットに500回以上連続で特定ランク以上のモンスターの攻撃を避ければスキルが手にはいるって書いてあったから試したんだよ」
「それガセって思わなかったんですか?」
「うん、まぁガセだとも思ったけどこれが本当なら絶対良い回避系のスキルが手にはいると思ったからね。最悪ガセでもあの状況からならなんとかできてただろうからね」
ルーンはアヤメの質問にアイテムボックスを整理しながら答えていた。
「私もアヤメに聞きたいことがあったんだけどさ、アヤメは王を倒してここに平和になったらどうするの?」
「普通にこのゲームをやる前の生活に戻るだけですよ。キラリスやルーンさん、シルクさんに会えなくなるのは少し寂しい気もしなくは無いですが私も現実の生活があるんで」
「このゲームは続けるの?」
「いえ、こういうの未練を残してやめるの嫌なんでスパッとやめるつもりです」
アヤメの返答にルーンは少し考えると一瞬シルクとエイル、キラリスを見てアヤメにもう一度目線を移した。
「アヤメみたいに強いプレイヤーがいなくなるのは残念だよ。1度真剣に1対1とかやってみたかったけどなぁ」
「すいません、期待にそえなくて。でも、今まで親やおじさんや他の周りの人に迷惑かけたんで」
「じゃあさ、賭けをしない?私が勝ったらアヤメはこのゲームを続けるってことで」
「いや、それ私になんの利益も無いじゃないですか」
アヤメはあきれた顔をしてルーンを見るとルーンは優しい笑顔でアヤメを見ていた。
「まぁ、良いじゃんそれに内容は私にかなり不利な内容にするから」
「はぁ、話だけは聞きますよ」
「私がこれから2週間以内に起こることを予言するからそれが当たってたら私の勝ちってこと」
「はい、それでその予言ってなんですか?」
「それは…」
ルーンの予言の内容を聞いたアヤメはそのあとそのルーンに不利な賭けにのることにした。




