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ゾーン

ルーンは近衛兵3体から距離をとるとここからどう攻めるかを考えるといつも以上に自分の頭が冴えていて身体がフワッと軽い感じになっていることに気がついた。


「この感じ…久しぶりの感触だなぁ…」


(水泳とか空手とかやってたころは大事な試合のたびに身体はふわふわしてるけど頭はさえてるなんて日常茶飯事だったけど辞めてからはこの感覚は初めてだなぁ)

ルーンはその場で軽くジャンプをしながら短剣を構えファイティングポーズをとると近衛兵との間合いをつめるために一歩踏み出した。


「【加速】【身体さばき】!」

ルーンは自慢のAGIで一気に敵との距離をつめ、それに反応した敵の攻撃を【身体さばき】で避けた。


「はは、大鎌が止まって見えちゃったよ。これじゃあ、【身体さばき】なんて使わなくても避けられそうだね」


「【トリプルスラッシュ】【ムーンサルト】」

ルーンは敵に合計6回の斬撃をくわえるとバク宙しながら敵の顎を蹴り上げた。


「へぇ、【ムーンサルト】って身体が空中で勝手に動いちゃうからなんか不思議だなぁ」


「まぁ、そんなことはどうでもいいか。今気持ちいいくらいに身体が思うように動くから」

ルーンはそう言うと敵との間合いを限界までつめ、近衛兵相手に短剣で連撃をくらわせた。もちろん、攻撃している敵や他の近衛兵がルーンに攻撃をしてきたが、ルーンはそれを意識することもなく反射的にスレスレで避けていた。


「うーん、今ので50連撃だけど倒せないかぁ。でも、もうこの近衛兵は【血傷】状態だから大丈夫か」


「さぁて、次はどっちにしようかな。まぁ、どっちとも【視界不良】と【血傷】にして自滅を狙えばいいか」

ルーンは首を狙ってきた死神の大鎌を短剣一本で受けとめるとにやっと笑い、もう一本の短剣で大鎌の柄をスパッと切り落とした。


「あーあ、ごめんねあなたの鎌を斬っちゃって…面白くなるのは今からだよ…死神さん」

ルーンは今までやったことが無いような動きや戦闘の姿はまるで近衛兵を嘲笑うように楽しんでいるようだった。






多くの死神を相手にし、疲れているがシルクとエイル、キラリスは近衛兵を相手にしているルーンとアヤメのもとに助けにきた。


「ルーン、アヤメちゃんこっちの雑魚は全部倒したから手伝いにきたよ…ってどうしたのアヤメちゃん?ルーンに残りの近衛兵を任せちゃって」


「いや、なんて言えばいいんでしょう。なんとなくルーンさんが私の知っているルーンさんと違くて参戦しづらいというか参戦できないというか…」


「あぁ…ブラッティな方のルーンがまた出てきちゃったかぁ。アヤメちゃんは気にしなくていいよ。あれは一時的なものだし一種のゾーンだと思えばいいから」


「じゃあ、あれが極限に集中したルーンちゃんの正体ってことなの?」


「うん、まぁそうですね。現実でもスポーツの大事な試合のときなんかは時々あんな感じになっちゃいましたから」

シルクはややあきれながらもいつものことのように振る舞っていたが他の2人には衝撃的だった。

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