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一瞬だけの力

シルクの放った炎のエフェクトが消えるとそこにいたはずの多くの死神が消えているもしくはほとんどのHPが無くなっている状態になっていた。


「シルクちゃん、今のって火属性の現状最上位の魔法だよね。シルクちゃんって使えたっけこの魔法?」


「使えるわけないじゃないですか。今、ルーンに使ってもらったアイテムのお陰です。1度だけ今適性のある属性の最上位の魔法が使えるってやつですよ」


「そんなアイテムどこで…」


「今はそんなことの話をしている暇はないですよ。まぁ、今度紹介しますよ」

シルクはエイルにそう言うと残りHPの少ない死神を中心に魔法で攻撃をしかけた。


(そんなスゴいアイテムを作れるなら噂くらいにはなってもいいはずなんだけど…いや、今は戦闘に集中しなくちゃ)


「エイルさんそっちに一体いきましたよ」


「了解!【ソニックショット】」

着々と死神を倒していき、やっと残りが半分以下になったところで近衛兵の8体が到着した。


「ルーンさん、どうします?私とキラリスであの8体をなんとかする感じでいいですか?」


「いや、殲滅力があるキラリスは他の死神にあてた方が効率がいいし、私とアヤメでやる!」


「分かりました。でも、私もいくら大鎌があるからってシルクさんをサポート出来るほどじゃないですよ」


「こっちは心配いらないから。アヤメは4体を出来るだけ時間をかけて相手しておいて」

ルーンの待っていたとばかりの表情は自信に満ち溢れ、余裕の笑みまでうかべていた。






かくしてルーンとアヤメはそれぞれ4体ずつ近衛兵の死神を相手にとり戦闘をしていた。


「【円状凪払い】【首狩り鎌】!」


「よし、まずはとりあえず一体倒せた」

アヤメはそう言いながらアヤメの方を見るとアヤメは4体の近衛兵に囲まれ避けてばかりで攻撃をしていなかった。


(ルーンさん、なんとかギリギリで躱してるだけで攻撃もなにも出来てないじゃん)


「ルーンさん、私も手助けしますよ」


「いや、いいよ。アヤメはそっちの近衛兵の方をなんとかして、これも作戦の内に入ってるから」


「えっ、はい、わ…わかりました」

アヤメはルーンに言われるまま近衛兵の死神に着実にダメージを与えていった。


「【魂抜き鎌】【水平衝撃波】」


「ルーンさん!こっちもうあと2体ですけど手伝いましょうか?」


「いや、今いいところだから手伝わなくていいよ。あとちょっとなんだよね」


「ルーンさん!敵にダメージ与えられてないのにあとちょっとでどういうことですか!」


「いや、そういうことじゃなくて…あっ!きた!見ててよスゴいのが出来るから」

ルーンのなにか言いたげだったがもったいぶってなにも言わないことに逆に気になってしまった。

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