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龍と吸血鬼の異種族夫婦は最強  作者: 龍血
第一章 宝神塔
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第五話 宝神塔

 

 宝神塔の中に入ると、人が沢山居た。

 そもそも、入り口にも沢山居たのだが……。


「ここはどのような扱い何でしょうか?」

「確かにね。人が沢山休んでいるご様子ですわね」


 今、目の前に広がるのは地べたに座る人達である。

 少しは立っている人もいる。


「多分、休憩場所なんだろうなぁ」


 まぁ、休んでいるだから休憩場所なんだけど、つまりは魔物が来ない安全地帯という事になる。


 でも、そんな事考える暇は無い。

 今、先程のように二人に視線が行っている。


「ここもそうかぁ〜」

「仕方ありませんよ。それが私達なのだから」

「今から無視していきます」


 このままだと囲まれる可能性があるため、早めに魔物のいる所へ向かう。


 そのまま先へ進んでいると、後ろから何人かが付いてきていたが、二人は気にしない事にした。


「少しペースを上げていきましょう」


 ハブの提案によって少しずつペースが速くなり、後ろと離れていく。

 後ろの人達は「何で追いつかない」と思っているだろう。


 その後も途中から魔物が出てき始めたが、一振りで葬っていく。


 所々で人を見かけるが、二人は無視して行く。


 その二人を見ていた人達は


「な、何だ?あの二人に近付いたら、魔物が突然消えるぞ?」

「しかも、ドロップするはずのアイテムでさえ、出たかどうかが分からない」


 二人以外には二人が何をしたかは見えない。


 二人からすれば、腕を振って死んだら、ドロップしたアイテムを回収しているだけの単純な作業なのである。


 数分後、現在二人は衛兵に「行くな」と言われた十階層に来ていた。


 それまでの階層はほとんど腕を振るだけで、終わっていた。

 宝物も見つけたが、レア級やマジックレア級くらいしか出なかった。

 稀に幻級も出るらしいが、基本はレア級とマジックレア級が出るらしい。


 十階層は入ると、階層の中央まで道があり、そこから周りに(来た道以外)ボス部屋がある階層となっている。


「所々に人は居ますが、今までの階層より一段と減りましたね」

「ここが境目なんでしょうね」


 実は衛兵が言った通りに十階層からは別物になる。

 なので、九階層と十階層では人数が倍近く、差が出ている。


 基本的にボス戦は集団戦となる。

 ただ、実力がある者は個人でも挑んでも良い。


「まぁ、とりあえず行きましょう」


 二人は一つの部屋に入る。


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