表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
龍と吸血鬼の異種族夫婦は最強  作者: 龍血
第一章 宝神塔
4/27

第三話 ペアルック

 

 宿屋を出た二人は街を見て回った。

 ホウジンの街の店はやはり装備屋が多く、それ以外は少なかった。

 二人はアクセサリー店に入る。


「いらっしゃい、君達は兄弟か?」


 そう言うのはこの店の店主だろう。年齢は三十代後半と言ったところか。

 その店主がハブとミーナを見て、兄弟(ハブが弟で、ミーナが姉)と思ったらしい。


「いえ、夫婦です」

「え?」


 店主が驚いている。

 店主から見るとハブは中学生か高校生くらいの年齢と思っていた。しかし、実際は二人ともそこまで変わらない年齢だったりする。


「あの〜、大丈夫ですか?」

「あ、あぁ、すまない。それで何を探してるのか?」

「はい、お揃いの物を買おうと思いまして」


 ハブは心配して声をかけると、店主は営業スタイルに戻る。

 ハブ達が此処に来たのはお揃いのアクセサリーを買う事だ。


「耳飾り、首飾り、腕輪、指輪など色々とお揃いの品はありますが、どの様な物をご所望かな?」

「とりあえず、質の良い物を出してくれるかな」


 此処は伝説級や幻級の物が出る宝神塔の近くにある街。

 伝説級や幻級は領主や他国の貴族が確保していると思うが、それより下ならあると思われる。

 それで、二人(主にハブが話しているのでハブが望んでいる様に見えるが)はお揃いの質の良い物があるかを聞いている。


「レア級、マジックレア級がございます」


 そう言って、いくつか品を二人に見せた。


 レア級は希少なミスリルやオリハルコンなどのあまり手の入りにくい物を普通に加工した物であり、マジックレア級は同じ希少なミスリルやオリハルコンなどの物を普通に魔加工し、魔法道具になった物を言う。

 魔加工というのは魔法を用いた加工の事だ。


 その後に幻級、伝説級となり、ここからは特殊な加工または得意な魔加工された物を言い、通常では作り出す事は難しい(出来ないとは言ってない)。

 最終的に神話級となり、これは完全に作り出す事が出来ない神が作り出した代物で、この世に存在するかは分かっていない代物だ。


 そこで、店員が出すのはレア級とマジックレア級になるのだが、見せてくれたのはこのような物だ。


 ・ミスリルの指輪ペア

 ペアの指輪を夫婦が一つずつ指にはめて、ミスリルの部分は二つの指輪を合わせるように凹凸になっていて、唯一のペアの指輪になる。

 そして、ミスリルという事もあり、防御としても一応使える。


 ・ルビーの腕輪

 金の腕輪にルビーが嵌められている。

 ルビーのように熱くそして腕が絡め合うように続いて欲しいというのが込められた腕輪。


 ・オリハルコンの魔耳飾り

 オリハルコンを魔加工した耳飾り。

 魔力を込める事で、遠くに離れていてもこの耳飾りを通して話す事が出来る(つまりは電話みたいな物)。


 以下略というか二体が買った物だ。


 一つ目と二つ目はミーナ、三つ目はハブが選んだ。

 ミーナはハブが少し奥手なのがあるので、少しでも親密になるのにという判断だ。

 ハブは離れた場所でも話す事が出来るのは良いという判断だ。


 あと、三つ目は幻級寄りのマジックレア級で、あまり無いらしい。


 その後、二人は街中を歩いた後に宿屋に戻って来た。


 夕食は少し豪華だった。

 伝説級や幻級がある事で、それなりに豪華になっているのであろう。


 お風呂では二人で洗い合い、少しイチャついていた。

 そして、二人でダブルベッドで寝た。


次話で宝神塔に挑みます。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ