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龍と吸血鬼の異種族夫婦は最強  作者: 龍血
第一章 宝神塔
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第十八話 宝神と久しぶりの会話

すみません、遅れました。

宝神との会話を一話に終わらせたかったので、少し長くなりました。

 

 三人が移動(転移)したのは沢山の宝箱が置かれた部屋だ。


「此処が宝神の部屋ですか?」

「はい。まぁ、宝箱の一つ一つは何も入ってはいませんがね」


 宝箱は二メートル以上の高さの宝箱から一ミリの高さの宝箱まであった。

 しかし、その中身は空。

 これは趣味。宝神だからなのか宝箱を作る事がよくあるからだ。


「此処においでになさったという事は……」

「はい、ダンジョンを作るのにダンジョン回りをしています」


 実はこの世界では神々がダンジョンを作っている。

 それ以外に自然または人工に作られたダンジョンは存在しない。

 それは最上級神が決めた事。


 そして、そんな神々が居るこの世界は人間界では神々がいる世界(ゴッズ・シティ)と呼ばれている。

 神々はこの世界を(ちょっと似ているが)神々の楽園(ゴッズ・ガーデン)と呼ばれているが、その実態は神々の遊び場である。


 とりあえず、そんなこんなでハブとミーナの二人はそれぞれ個人のダンジョンを持つが(管理は部下に任せている)、今回の旅の目的は二人の……夫婦のダンジョンを作ろうとしていて、その参考に他の神々が作ったダンジョンを回っている。


 まぁ、サブ目的として二人のお揃いの装備を取りいくというのもある。


「それで、私のダンジョンはどうでしたか?」

「う〜ん、人を集めるというのでは宝神の特徴である宝箱は良い案でした」

「しかし、私達には金目の物で釣るのは相応しく無いと思うわ」


 ダンジョンにはそれぞれ神々の能力にあった特徴がある。

 此処、宝神塔では宝神の特徴である宝箱で人を呼んでいる。


 しかし、二人は夫婦のダンジョン。つまりは金目の物で釣るのでは無く、愛や恋に相応しいダンジョンとなるだろう。


 なら何故、此処に来たのかは一通り見たいからである。

 幾ら、そのダンジョンが自分達の作ろうとしているダンジョンと違っていても、小さい事でも何処か参考になるかもしれないからだ。


「でも、種族一種類を十階層ごとに分けていた所を突然二種類にするのは評価します」

「そうですね。基本一種類の対策をすると思うから二種類にすれば対策するのにも難しいと思いますね。それも陸の少ない海階層は更に対策が難しいでしょうね」


 毎回同じ様な階層なのは良くない。

 でも、一度に二種類、そして階層内の変更は物凄く大変な事だろう。


「しかし、此処は人間達にとっては難しい様です」

「まさか、ダンジョンの最初の部分だけとはね」

「ダンジョン内を変えるというのは出来ないですか?」


 それでも、この宝神塔は二、三割しか到着していないし、最初のボスである十階層のミノタウロスでさえ、攻略出来るのは少ない。


「その案はありました。ですが、報酬と設置する魔物の方で少し悩んでいます

「悩んでいる?案とは?」

「簡単に言えば階層を増やす事です。それには色々と問題があります。まず、報酬は各階層には決められた報酬というかドロップアイテムがあり、階層が増やすと新しい物か元々あるドロップアイテムから分ける必要がある。二つ目の魔物は現在家畜・獣系である十階層までを変える必要があり、新たらしく種族を増やす事は難しいと思われるからです」


 ダンジョンを良くするには一番良いのが階層を増やす事。

 しかし、それには色々と大変な事がある。


「私から助言を。まず、階層を増やす事は賛成します。一つ目の問題である報酬は倒した魔物の部位をドロップアイテムにしてもいいと思います。他の神が作ったダンジョンにはその様な事をしていました。そして、装備品を分けて下さい。二つ目の問題の魔物は一種類階層の十階層分を二十階層分に、そして、もう一種類……例えば虫系を爬虫類系の次に設置して下さい。アンデット系からはレベルが違います。それもボスのリッチ・キングは特に桁違いです。リッチ・キングは場所を変えた方がいい。キメラとシーサーペントと合わせて鳥類・魚類の次の階層に設置。中々、来る人が少ないというかいないと思いますので、その者達の部屋にするのもいいと思います」


 ハブの提案は種類を増やすのではなく、その種類を増やす事。

 強すぎるリッチ・キングやキメラとシーサーペントを特別階層にし、個人階層に変える。


「まさか、教えるどころか教えて貰うとは……」

「まぁ、いいですよ。こちらは色々と見ているので、それを参考に述べているだけです」

「本当に貴方は頭のいい方ですね。準上級神ではなく、上級神にしてもいい程です」

「いえ、この階級は最上級神が決めた事。今更変えれないと思います」


 序列……正確に言うと階級には下級神、準下級神以外は変動は無い。

 それは以前説明した通り、その階級には決められた条件があるからだ。

 たとえ、上級神が準上級神よりも能力が低くても関係無い。


「とりあえず、ドロップアイテム」


 そこにミーナが割り込む。


「そういえばそれも目的だったね。四十階層の報酬とダンジョン攻略突破報酬があるけどどうしますか?」

「一緒でいいからお揃いの装備を下さい」

「分かりました」


 宝神は宝箱を出す。


「開けて下さい」


 二人は宝箱を開ける。

 中身は……。


 ・結婚指輪(ユニオン)

 レア度 神話級

 婚約を決めた二人が身につける指輪。その能力は合体だ。簡単に言えばキメラの能力である『生物合成』と同じ様な能力になっている。あとは合わせ技とかの威力も上がる。見た目はただの銀の指輪だ。


「二人は婚約指輪持ってないですよね」


 二人はまだ結婚指輪を持っていなかった。


「「ありがとうございます」」

「能力は気にしないで下さい。血神がいるから要らないですよね」

「はい」


 報酬としてシンプルで能力が無かったら安物にもなるだろう。

 それでも能力で神話級となっている。


 二人は指輪をはめる。


「オプションで龍神は龍鱗を、血神は真紅色にしました。合体時または能力の譲渡・譲受時はどちらも真紅色の龍鱗にしておきました」


 指輪は宝神が言った通りにハブの指輪は龍鱗に、ミーナの指輪は真紅色に変わった。


「これで用事は終わりかな」

「その様ですね」

「では、こちらに」


 宝神は二人をある位置に連れていく。


「そこから外に出られます。また、何処かでお会いしましょう」

「はい、何処かで」

「またねー」


 そして、二人は転移した。


今章はあと一、二話で終わります。

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