第十七話 宝神様と二人の正体
二人はキメラとシーサーペントを待っていた。
「少し出し過ぎたかな?」
「まぁ、全力とは言えないけど、実力を出せと言われましたから大丈夫だと思いますよ」
ミーナはあそこまで力を出す必要が無かったのではと問いたら、キメラとシーサーペントは実力を出せと言っていたから大丈夫だとハブが答えた。
しばらく経ち、キメラとシーサーペントが復活する。
「驚きました。あれ程までに負けるとは」
「ちょっとぉ、貴方達何者?」
二体は人化していた。
二体とも二人の正体が知りたい様だ。
「それは私から説明しましょう」
そこに突然現れたのは髭を生やしたおじちゃんだった。
「えっ?宝神様?」
「な、何故、宝神様が?」
どうやら、キメラとシーサーペントが言うにはこの宝神塔を作り、そして管理者である宝神様だと言う。
「そうですね。簡単に言いますとこの二人は私の知り合いという事です」
「久しぶり、宝神」
「お久しぶりです。宝神」
「はい、お久しぶりですね」
「「えー!」」
二人は宝神様に気軽に挨拶をした。
「実はですね。二人も神様何ですよ」
「はい、私は龍神ハブ。またの名を蜥蜴神ハブと申します」
「私は吸血女神ミーナ。またの名を血女神ミーナと言います」
実は二人は神様である。
それも……。
「二人はそれぞれ龍神が準上級神、吸血女神が上級神。因みに私は上級神となります」
神様の中では序列がある。
上から最上級神、準最上級神、上級神、準上級神、中級神、準中級神、下級神、準下級神となる。
この中で幾つかで分かられる。
最上級神、準最上級神→超常的能力を持つ者または自然を表す者。
上級神、準上級神→体の構造の者または種族の主神、特別な神。
中級神、準中級神→それぞれの神または土地神。
下級神、準下級神→神では無かった者が神になった者。
となっている。
つまり、ハブは蜥蜴、更には爬虫類の神でもある。
ミーナは体の構造である血の神。
宝神は宝物の特別な神。
三人とも神様の中では上位にあたる。
「君達ではそもそも勝てなかったのですよ。後でリッチ・キングに言っておかなければいけませんね」
神様である以上神話級の魔物であろうと勝てる訳が無い。
なので、知能を持つリッチ・キングにも二人の正体を教えるらしい。
「それはそれは無礼な事を言いました」
「す、すみませんでした」
二体は土下座をした。
「いえいえ、問題無いですよ。気軽に話しかけても私達は怒りませんから。そうですよね、ハブ」
「はい、神様の中では上下関係を大事にする者、単純にその立場を大事にする者は怒るかもしれませんが、私達二人は大丈夫です」
二人は神様というのを大事にしている訳でも利用しようとかも考えていなく、むしろ一般人と気軽に話し合える様な関係になりたいと思っている。
「とりあえず、報酬については私から渡しますので、二体には此処でお別れです」
「あのー、もう少しお二人の事を知りたいんですが……」
「私もですよ」
キメラとシーサーペントはもっとハブとミーナを知りたいみたいだが……。
「残念ながら、正体までです。詳しい話、プライベートの話は話せません」
「ごめんね」
「流石にこれ以上は最上級神様達によって神様の事は神様内しか話せませんので……」
此処の三人が話そうと思っても上位の者が決めた事なら話す事は出来ない。
「という事で、二体には此処でお別れです」
「じゃあーね」
「また、此処に来た時にお会いしましょう」
「「そ、そんなぁ」」
キメラとシーサーペントはガックシと頭を下げたのだった。
三人は移動した。
二人の正体は神様でした。
なので、今後少し理不尽な事があっても可能としてしまう可能性があります。




