表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/8

プロローグ

 勇者。光の加護を与えられし者。


 戦士。強靭な肉体を持つ者。

 

 僧侶。癒しの力を持つ者。


 魔法使い。魔法に精通せし者。





 勇者のパーティはこの四人で成る。しかしとあるパーティには

さらに一人、『勇者の右腕』と呼ばれる者がいた。


 あらゆる職の適性を持ちながらも召喚された世界に彼よりも適性

を持った者がいたという事実によりどの職にも付けなかった者が。


 勇者が『光』なら魔王は『闇』の属性に特化する。

 されどその男はそれら全ての属性を超越する属性『銀』を持っていた。

 


 ある世界で一人の魔王の命の灯火が消えようとしていた。



「っふ、さすがだ。誰がなんと言おうと、俺にとっての『勇者』は貴様だ」



「っへ、ありがとよ。『魔王』のお前にそう言ってもらえると嬉しいよ。まぁでも

この『世界』じゃ俺はどこまで行っても『勇者の右腕』だけどな……!」」



「それではこれで最後にしようではないか」


「ああ」


 そう言って二人の男が互いに剣を握りしめ走り始める。


 二人は一気にトップスピードに乗り、そしてその直後。


 一閃。『魔王』と呼ばれた男の首が宙をまい、そして地面に鈍い音を立てて

落下した。


 『勇者の右腕』と呼ばれた男は『銀』の輝きを放ちながら綺麗な一閃を描き

魔王の首を切り落としたのだ。



「終わったな」



 異世界『アルベルツ』の魔王が死んだ。


  











評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ