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いざフィールドへ!

わわわ……高評価、ブックマークいいねありがとうございます!頑張ります。



おネェ様と地獄の254プラス2戦を終えたあと、ついに私は冒険者ギルドから旅立とうとしていた。



すでにこのファーストの地に降り立ってから6時間経過。それなのにまだレベル1のピッカピカの初心者である。




「おネェ様おすすめの狩場ってありますか?」



「そうねぇ。ゆらくらい動けるならキングラットの巣穴なんてどうかしら?この街の西側にある大きな洞窟なんだけど、奥に進むほどに敵が強くなっていく修行に最適な場所よ。あとは、もし運が良ければいいものに会えるかもねぇ?うふふ…」



おネェ様が含みを持たせているのが怖いような気もするけど、特に行く場所もないしそこに行こうかな…



「では、そこに向かうことにします。」



「はぁい。いってらっしゃぁい。」



そんなこんなで冒険者ギルドを出ようとすると




ピコンッ!




シークレットクエスト【美の巫女との戦闘訓練】をクリアしました


また、特殊条件を達成しクリアしたため報酬がグレードアップします。


スキル《威圧》を獲得しました

スキル《威圧》が《女王覇気》に変化しました




えぇ…?私なんか特殊なことなんてしたっけ?


んー…あっ猫耳生やしたことだ!


そっかそっかヘスティア様の加護ってやっぱりすごいなぁ。感謝のお祈りしなきゃ。


通行人に不思議な目で見られながらしばらくの間地にしゃがみこんで手を合わせてお祈りをする。



よしっ、じゃあ行きますか!キングラットの巣穴に!



街中を抜けて西門から出ると、そこは岩石が転がっている荒地だった。

風が強く、砂がまき上がっているため視界はあまりよくない。



そこからしばらくの間、西に向かって歩いていると大きな洞穴の場所が見えた。しかし、その穴は地下へと続いており全貌を推し量ることはできない…



カナリアでもいたらよかったけど、いないから仕方ないかな…



そんなことを考えつつ慎重に奥へと進んでいく。



中には光る苔が生えているため薄暗いだけで真っ暗闇というわけではなさそうだ。



さらに中へと進んでいくが一向にモンスターは現れない。んー…これは床が少し荒れてるから先行パーティがいる感じなのかな?



しばらく何も無い道を進んでいくと、怒号のような男の声と女の子の悲鳴が聞こえてきた。

…先の御一行様は所謂まずいやつなのかもしれないなぁ。



PK(プレイヤーキル)かナンパか…それとももっとタチが悪いかもなぁ…


私まだレベル1のニュービーなんだけど、勝てるかなぁ?


巫女の力を発動しながら、急ぎ足で声の方向に向かう。




「おい、お前さぁ。鑑定士っていう雑魚職業のくせにさっきからいちいちうるせぇんだよっ!」



「違っ…あの、この糞の痕跡を鑑定した結果が《狂乱の》クイーンラットという事前情報にないNM(ネームドモンスター)のものだってあって…この先は危険だって……」



「あのなぁ、お前みたいな初心者をわざわざこんなところまで連れてきてやったのに俺らの実力を疑うなんてさぁ身の程知らずなんだよっ!!!!」




うわぁ、思ったよりゴリッゴリの胸糞悪いパーティって感じだなぁ…



掲示板で鑑定士=人権ないってスレとか鑑定士という糞雑魚職業につく情弱ども乙(笑)とかいうスレが立ってたから、なんとなくこのゲームのプレイヤーにヤバいやつがいるのはわかってたけど……



「うわぁゴミクズの底辺の分際で可愛い女子恐喝する身の程知らずだぁ……」



あっ、うっかり口に出ちゃった。




「あんだとぉ!?」



あー…めんどくさいよぉ




「だってネットの情報に踊らされた挙句にわざわざ忠告してくれた優しい鑑定士ちゃんにイチャモンつけてる塵芥じゃない」



でも、鑑定士の女の子泣きそうだしなぁ。さっきから後ろの他のゴミ共もチラチラ持ち物とか確認してるし、このまま放置していたらPKに発展しそうだし……



あと、女の子かわいいしね




「勝手に人のパーティの事情に口出しすんなよっ!!!実際この鑑定士はお荷物なんだよっ!!!さっきからモンスターの弱点がどうとかいちいち俺様の戦闘に口出ししやがるんだっ!」



えっとなんでお荷物?むしろありがたくない?



「俺様のパーティはベータテストのときに攻略組の最先端として名を馳せたんだぞっ!!!」



んーベータテストってたったの7日間だけだったって聞いたんだけど、そこで攻略組云々って……



フンっ



あ、鼻で笑っちゃった…



「この炎の狂戦士と呼ばれた俺様を2度も馬鹿にするなんて、許さねぇぞっ」



二つ名もダッサ…



「んーなら、炎の狂戦士(笑)さん私とPVPしませんか?」



「なんで、テメェの提案に乗んなきゃなんねぇだよ?お前をとっととぶっ殺せばいいだけだろぉがっ!」



「そうですかぁ、PVPは通常の2分の1デスペナで済むし掛け金に持ち物全部をベットしたら通常のPKよりもうまみがあるのにそんなのもわかんないですねぇ(笑)」



「おまっ!?」



我慢ができなかった炎の狂戦士(笑)くんが襲いかかってきたその時、後方で待機してたお仲間くんが



「リーダーこの女から全部奪っちゃいましょうよ…PKの報酬って所持品1個だけでしょ?こんな胸だけでかい女なんてリーダーならイチコロですって」



揃いも揃って馬鹿ばっかだなぁ……



「お、おうそっか。おい女ぁ!PVPしてやろうじゃねぇか」



「はぁ…なんで炎の狂戦士(笑)くんは偉そうなんだろ……まぁPVPしよっか」




ヘスティアちゃんのレビュー

あんな屑やっちゃえー!!!がんばえー!!!(っ`・ω・´)っフレーフレー!!!



今回もお読みいただきありがとうございます。もしよろしければ、高評価、いいね、ブックマークお願いいたします。

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