表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
26/42

やり返される覚悟ありますよね?

ブックマーク、いいね、感想ありがとうございます!おかげさまで2万PV突破しました。これからも応援よろしくお願いいたします<(_ _)>



さぁてあの人形をバラしてみせるとは言ったものの、どうしようかな…?

意外と高いところにいるんだよなぁ。シャンデリアに乗ってるから落ちると光源消えちゃうし…

ってあれ、私暗視できるから関係なくない?


でもいろはがなぁ…

光源光源…あ、この剣光源だわ。よし万事解決。



「いろは、ちょっと暗くなると思うからこの剣、懐中電灯代わりに使ってください。」



いろはの元に剣を放り投げる。相変わらず痛みは絶好調だけど、デバフにかからないためには好都合だから顕現させっぱなしでいっかな。



「えぇ!?何する気ですかぁ…?」



怪訝そうにこっちをみるいろはを華麗にスルーして、まずはピアノ線を鞭で絡めとる。


おぉ、一気に30体くらいのドールを引き寄せられた。

ラッキーだね。しかも、あの上位個体っぽい人形シャンデリアと糸の間に足引っ掛けてるな…


あ、せっかくこんなに纏まってくれてるんだったら、あれができるかも…?状況は整ってるしね。そんな天才的なアイディアを実行に移すべくドールの塊をぶん回しつつ球体状にしていく。よしよしいい感じにボールになったね♡



あーでもバットがないな…どうしよ…?バット状のものないかなぁ。んー…あっ、アーマーナイトの足とかちょうどよさそうかも。いい感じに長いし硬そうだし。


ちょうど近くにいろはに襲いかかろうとしている奴がいたので、鞭で転ばせて分解する。ナイフを鎧の継ぎ目に入れて切り離し、いい感じに叩きつけてまっすぐにする。残りの本体は起きれないよう予備のムチで縛っておいて、バットの完成〜!



さぁて、目標はあのシャンデリアに絡めてた糸が急に引っ張られて身動きの取れないアホ人形。ということで、ボール(?)を蹴り上げてバット(?)で打つ。


弧を描いて飛んで行ったボールは見事シャンデリアを直撃!!!ホームラン!!!



ガッシャーン!!!!!!



轟音とともに粉塵をまきあげつつ破片と人形が落ちてくる。他の人形は全部壊れているのに、あの人形だけヒビすら入っていない。だが、足がシャンデリアに挟まれており、抜け出せないようだ。


身動き取れないなら、好き勝手やられた分のお返しできるね☆


でもあれだけの衝撃で壊れないなら壊れないかもなぁ…じゃあとりあえず外せそうな部分だけ外してみるか。


まずは硝子玉の目にナイフを差し込んでテコの原理で取り出す。意外と簡単だね。


次に首の関節部を外していく。意外としっかりくっついてるな…こら、暴れないのっ!手をバタつかせ抵抗してきたので、ナイフを手の関節に差し込み動きを止める。


途中外せないときは可動域を超えて曲げるとパキッという音とともに外れたので、結構楽に外せることがわかった。


そこからは簡単あれよあれよという間にパーツごとに分けられたお人形の部品に大変身!!!


ってなんか胸の部分になんかあるな。胸の部分を開けると真っ赤に輝く魔核があった。普通なら壊すけど、せっかく大人しいんだし取り外そうかな。


そんなことを考えつつ、軽い気持ちで取り外した瞬間





ビーッビーッビーッ!!!!!!





けたたましい警戒音が鳴った。



そして



『ヒメサマノモノヲヌスムフトドキモノジャアッ!!!ミナノモノデアエーッ!!!!』



そんな指揮官の叫び声とともに大量のスケルトンの騎士が辺りを取り囲んだ。




《特殊条件︰メアリーの逆鱗に触れる。を達成いたしました。これより、ヘルモードに移行します。》




えぇ………


私のせいですか…?



「ゆらさんなんてことをしてるんですかぁっ!!!」



「いやぁ、いたって普通に壊しただけなんですけどねぇ。心の狭い姫君です…」



『キサマァ!ヌスビトノブンザイデッ!!!』



あっ、言葉わかるんだ。



「そんな冗談言ってる場合じゃなくてですねっ!これどうするんですかっ!?」



「どうしましょうか…?」



諦めたくはないけど割と絶望的だな…



「って考えてくださいよっ!こうなったら意地でも生きて帰ってやりますからねっ!!!」



いろはは逞しいねぇ。でも、守りながら戦うのはちょっと物量的に無理な気がするような…


おネェ様みたいに背負えたらいいんだけど、筋力不足な気がするしお手上げかもだねぇ。



「あっそうです!この剣の出力あげれたりしますか?」



えぇっ?今でもだいぶ痛いんだけどなぁ…片目の視界かけてきてるし…でも仕方ないかぁ…

出力を5倍にする。あー、きっつ…

脳が撹拌されるような痛みで酔いそうになりながら歯を食いしばって体勢を立て直す。



「あっ!やっぱりこのピアノ線電気流れます!!!これだけの高電力なら熱もいっぱい出るからアンデッドにも効きますよねっ!」



あー維持しろとおっしゃるんですか…仕方ない…

でも、いろはのことを考えなくていいなら楽かもね。



「わがりましっ…たよ…!!」



「って、ゆらさんがさらにボロボロにっ!?あ、でも仕方ないのかな…?とりあえず、ポーションは投げ続けるんで回復は絶やさないようにしますのでっ私のことは気にせずやっちゃってください!!!」



口を開くのも辛くなってきたので、手を挙げて答える。舌噛み切ったの失敗だったかな…?



とりあえずいろはという護衛対象がいないんだから自由にやっていいんだよね?よし、今まで散々やってくれたツケ返してもらおうじゃないか…



本気のサードラウンドだねぇ…(ニタァ)



残486/999

中ボス人形のデータ


モンスター名︰マーダードール『マーガレット』

《詳細》

メアリーのお気に入りのお人形。死ぬ時もずっと一緒だった。お気に入りのお人形の証としてつけていた宝石が血を吸って魔核になった。そのため魔核は通常の魔物のものと違い、力を増幅させる強い効果を持っている。その魔核に使われている宝石は、幼いメアリーが持っていた王女の証の宝石であるため奪われては決してならない。もし、奪ってしまったら…



今回もお読みいただきありがとうございます。よろしければブックマーク、いいね、高評価などお願いいたします*_ _)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ