表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
1/42

キャラクリです〜

VRMMO書いたことない作者なので設定ガバガバなのは読者様の寛大な心でお許しください(´;ω;`)




ピポパポピポパポピピピポパ……




「んむぅ……」




お気に入りのアラームが鳴ったので仕方なく起きる。


「まだ7時……?今日はお休みなのになんでアラームかけたんだっけ……」


寝ぼけた頭を無理やり動かして起き上がる。


「……?あっ、そうだ、今日は『星空幻夢郷』のサービス開始の日だった。」


今時のVRMMOにしては珍しい日本語のタイトルに惹かれてダウンロードしてみたものの、サービス開始が1週間後ということなので今日までマーブルなチョコレートをカレンダー代わりにして楽しみにしていたのだ。


ゆったり朝ごはんを食べて開始時刻の9時を待つ。

卵サンドうまうま。やっぱり卵サンドは薄焼き卵を挟んだやつが最強だね。



9時になったので、ゲームを起動する。



《星空幻夢郷に感覚を同期します……》



《データチェック中………》



《エラーなし………》



《どうぞ星空の夢をお楽しみください…》







┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈







感覚同期が終わった瞬間目の前に小さな妖精が表れた。


『ようこそ!星空幻夢郷へ!!!私はサポートAIのティア。あなたの旅路をサポートいたします。』



「よろしくお願いします。」



『礼儀正しい旅人様ですね!私はサポートAIなのでもっと砕けた態度で接していただいて大丈夫ですよ!』



「私はサポートAIだからではなくお手伝いしてくださるティアさんだからこそ敬意をはらってお話したいのです。」



これは私の信念であり、昨今のAIを人ではなく道具(ツール)と見る価値観とは真逆のものものだ。高度なAIであり人と同程度以上の知能をもつティアさんのような存在には人として当然の扱いで接したい。いまやAIは道具というには人間に近づきすぎているのだから……



ティアさんは先程から目も口角も1ミリも理想的な笑顔から動いていなかった目を僅かに細めた。



『不思議な旅人さんですね。貴女の敬意に応えてこちらも最大限サポートいたしますね。』



「ありがとうございます。」



『早速ですがアバターを作っていきましょう!現実世界のお姿からカスタマイズするセミオートと完全に自分でカスタマイズするマニュアルのどちらになさいますか?』



「では、セミオートでお願いします。」



目の前に現実世界の自分の姿が表示されたので、髪は白銀に目を紺碧に変え、肩までだった髪を腰までに伸ばす。


うん、これでだいぶ印象は変わったかな。リアルの体から体型などが離れた姿にすることはVR酔いの原因になるので、体や顔はいじらないで決定する。



『次は、種族と職業の選択になります!レア職業やレア種族も入っているお任せセレクトと基本の職業と種族から選ぶマニュアルがございます。』



「お任せセレクトとは完全なランダムなのでしょうか?」



『いえ、私がする質問に答えていただき、それをもとに旅人様それぞれの適性にあった種族や職業を選ばせていただきます。』



パッと見た感じ職業も種族も百を超えている。種族特性と職業の相性も考慮して決めるのは至難の技だろう。ゲーマーとしてレアという言葉にも惹かれるし、ここはティアさんにお任せしよう。



「では、お任せセレクトでお願いします。」



『かしこまりました。』










┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈








五十問程の問答を終えたところで、目の前に十二個の輝く野球ボール程の球体が現れた。



『これにて、適性検査は終了とさせていただきます。最後に貴女の運命を選択し、光に手を伸ばしてください。』



運命……?球体を近くで見るとそれぞれ内包する光景が異なっていて、海や天空など様々だ。

どれもとても綺麗で全ての球体に惹かれる点がある。でも、どれも私の運命にしたいとは思えない………



困ってティアさんの方を見ると、胸元に極小さな光の粒が見えた。



「綺麗………」



半ば無意識で、手を伸ばす。



『あら…私を選ぶなんてやはり不思議な方ですね。』



そうティアさんが呟いた瞬間、お団子だった金髪は下ろされ揺らめく炎のように毛先が赤に変わり、妖精のような姿から神々しさを感じさせる大人の女性に変化した。


突然のことに、声も出せずに固まっていると


『姿を偽っていたことにまずはお詫びを。私は13番目にして忘れ去られた女神のヘスティア。私を選んだ貴女に加護と祝福を………』



目の前が真っ白に染まり、徐々にティアさん………ヘスティア様の声が遠ざかっていく。



『私を見つけ出したのは貴女が初めてです……願わくば、私のt………………』













┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈












称号 《女神ヘスティアを見つけ出した者》を獲得しました

称号 《女神ヘスティアを選びし者》を獲得しました

称号 《女神ヘスティアのお気に入り》を獲得しました


スキル《ヘスティアの加護》を取得しました………






《ファーストの街に転移します……》




このゲームのモデルとなった神話はギリシャ神話ですが、あくまでモデルのためシナリオは全然違います。ご了承ください。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
[一言] めっちゃ面白そうなんでブックマークさせていただきます!次のお話が楽しみです!
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ