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イマの決断1

 え、え~っと…。

 ここはどこ?天国ですか?


 いや、そんなはず無いね。私ってば七人ものニンゲン殺してるからね。間違いなく地獄行きですよ。

 でも、地獄にしては綺麗な所ですよね。なんか、見覚え有りますし…。


 !!


 こ、ここはリューサさんの御屋敷!


 あれ? 私、どうなったの?

 河童に内臓抜かれましたよね。その私の内臓は、河童にみんな食べられましたよね。

それでお尻から口までシッカリ串で刺し貫かれて、火の方へ運ばれて……。


 何で生きてるの?!


「気が付いたか、美玖」


 へ? えっと、イマさん……じゃなくて、カリさんか。


「リューサ様、呼んでくる。待ってろ」


 すぐにリューサさんが部屋へ入ってきます。カリさんも続いて…。

 リューサさんは心配そうに私のベッドの横に来ます


「美玖。大丈夫? お腹痛くない? 気持ち悪くない?」


「え、えっと。全く痛くありませんし、気持ち悪くもありません」


「そう。良かった。良かったわ……」


「え、え~と。私……なんかとってもリアルで最悪な夢を見てた気分ですが…。そういえば、イマさんは?」


 何時もカリさんと一緒に居ることが多いイマさんが居ないのです。

何故か急に不安になり、訊いてみますと、リューサさんは、目を伏せます。


「美玖……。イマは………、死んだ……」


 カリさんも目を伏せ、ボソッと囁くように言いました。


「へえっ……。い、嫌だ、カリさん。またまた、二人して私を驚かそうとして! そういう生き死にの冗談はダメですよ」


「美玖、立てる? 歩けるならついてきて……」


 リューサさんに起こされ、ベッドをおりて、お二人について行きます。

 もう、今度はどんな手を使って私を(だま)そうとしているんですか?

 ダメですよ。その手には絶対乗らないんだから!


 部屋を出て廊下へ。ところどころ窓が割れてガラスが入っていないところがあります。

 え、え~と、あの地震は夢じゃなかったのか……。


 着いたのは厨房。ラクッサさんはいません。

 厨房奥には食材を入れる超大型冷蔵庫というか、「冷蔵室」があります。

 カリさんが冷蔵室の扉を開けて、ガラガラと引っ張り出してきたのは簡易ベッド? 白い布が掛けられ、その布は丁度ヒト状の大きさで膨らんでします。


 え、えっと、イマさん。もしかして、冷蔵室に隠れていたの?

 ホント、こういう趣味の悪い驚かせ方は、止めて欲しいんですけど…。


 もう、バレバレですって。

 ほら、むっくりと起き上がってくるんでしょ!


 あ、あれ、動かないね……。


 リューサさん、白い布を掴み、引きました。

 目を瞑り青白い顔をしたイマさんが…、横たわっています。


 え、え~と、そんなメイクまでしちゃって、皆さん、ホント趣味悪すぎですよ。


 布が全部外れます。

 イマさん、全裸です。

 そして、お腹には大きな縦の傷!

 お、お腹の中に……。

 な、内臓が…。入っていない……?


 本当に死んでいる?!


 なんで?? どうしてイマさんが、こんなことに……。


お読み頂きありがとうございます。

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「美玖、負けるな!」「美玖、ガンバレ!」とお感じ頂けましたら、評価・感想・いいね、お願い致します。

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