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仕事を求めて2

 次に試みたのは、メイドのリオシちゃんキヅハちゃんの手伝い。お掃除や庭の手入れくらいは出来るでしょうってね。

 でもですね、完璧主義者のリオシちゃんは、自分の仕事は自分でやらなきゃ絶対に気が済まない子。手伝おうとすると、露骨に嫌な顔されます。

 キヅハちゃんの方は、例の癒される笑顔でニッコリしながら


「私たちのお仕事、取らないでくださいね。これでもプロとして誇りをもって、キッチリやってますので…」


 なんて、キツイお言葉で拒否。

 年下に見えても、お姉様なんですよね。ごめんなさ~い。



 しかたありません。農場へ。

 農場担当のナルーさんとオッミさんは、私を邪険にはしません。だけど…。


「男探しですね~。どんなのがお好みですか~」

「どれでも良いですよ~。好きなの、お持ち帰りくださいな~」


 だなんて……。


 あのですね。いったい、どんな風に聞いているのですか?

 私ってば、トンデモナイ淫乱みたいじゃないですか!

 ナユさんじゃないから~!


 それに、草取りとか収穫とかの、農作業の手伝いしようとしますと、

「それはニンゲンの仕事だから、しちゃダメ」って…。


 いや、私ニンゲンですけど!


 でも、責任者がダメということをするわけに行かず……諦めます。


オマケに、農場内をブラついていますと、


「美玖さんは美人で男に襲われる可能性がありますので…」


 なんて言って、必ずどちらかがピッタリ付き添ってくれるのです。

これでは仕事の邪魔をしているようなモノ……。


 ゴメンナサイ。退散です。




 それじゃあと、牧場へ。

元から目つきの鋭いキズミさんに、更にキッと睨まれます。


「金首輪様が来るところじゃない。白首輪が不審がるから、トットと出て行け」


 速攻で追い出されてしまいます。


 そこまで邪険にしなくても良いじゃないですか~っ!




 ならば、ナユさんは…。


 だ、ダメだ~ここは……。完全なオトナの世界~♡♡♡


 ううう~っ、ナユさん、何か怪しいモノ作ってるし~。

 薬局で売る新製品って、そ、それ、大人のオモチャじゃないですかっ!


 へえっ? 発情期の女には必要なモノだなんて…。

 うう、まあ、そうかもしれない……。

 発情期の鬼さんって、結構アレですから。(私もリューサさんの御奉仕させられました)


 いや、兎に角、ここはダメ~!!




 ということで、最後に来たのがイマさんカリさんのところ。

 いや、彼女たちも超忙しいですね。カリさんは財務と牧場・農場の「出荷」を主に担当しています。

 自身で売りに行くのではありませんが、外部との交渉事が多いようです。

ニンゲンの私が入るスキは有りません。


 イマさんの方は生産部門の統括です。

 統括ですから、本来は各担当者に仕事をさせて、自身は書類仕事が主です。だけど、何故か屠殺だけは自分でしているんですね…。

 不思議に思って訊いてみました。すると…。


「ああ、本当はキヅミの仕事だけどな。あいつには殺すのは無理だ。だから育てるのに専念させて、殺すのは私がしている。仕方ない」


 お~っと、入り込めそうな仕事がありましたよ!

 本来キヅミさんがしなければならないことですが、彼女には出来なかった。

しなければならない仕事をこなせないと泣いていた彼女から、「その仕事の権限を取り上げる」という形で、イマさんがしているんですって。


 いや、だけどですね。この仕事は…。

 私にも…、無理…ですよね……。


 う~ん、私ってば、完全な、役立たず……。


お読み頂きありがとうございます。

読者様の反響が励みになります。

「美玖、負けるな!」「美玖、ガンバレ!」とお感じ頂けましたら、評価・感想・いいね、お願い致します。

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