あ、赤首輪が…
私の赤首輪……、取り上げられた……。
私がセックスしたくないなんて言ったから……。
外された……。
呆然としている私の首に、カチッと別の首輪がはめられました。
リューサさん、どこからこの首輪出したの? 私、ボーっとしていて、見てなかった…。
自分では自分の首輪は見えません。しかし、女の場合、赤でなければ白。
白首輪をはめられた?
いや…、もしかして新しい赤首輪なのかも…。
そう思ってイマさんカリさんの方を見ると、驚愕の表情をしている。
ち、違う。赤首輪を付け替えられただけなら、二人はあんな顔しませんよ。
やっぱり、別の色……。
つまり、白色首輪!
赤首輪の使命は子供を産むこと。なのに、私はセックスをしたく無いと言ってしまったのです。だから、赤首輪の資格なしとして剥奪されてしまったのでしょう。
それにリューサさんは、ついさっき、私を美味しそうとか食べちゃいたいとか言ってましたよね。
私、た、食べられちゃう……。
急に足腰の力が抜け、私はその場にベタッと崩れ落ちました。
ベッタリ床に坐り込んだ状態。
白首輪……。
そう、一週間前に見ました。白首輪の女がどんなふうになるか。
ベッドに固定され、痛い痛いと泣き叫びながらお腹を裂かれ、血を流し、体を痙攣させ、苦しめる為に少しずつ内臓が引き出され、それを見せつけられ、顔身体に擦り付けられ、嘔吐し、失禁し、ウンチまで漏らして……殺される!
私が…、私が…、私が、あんなふうにされる…。
お、終わりました……。
「美玖。どうしちゃったのよ。あれ? あなた、もしかして、おしっこ漏らしてるの?」
あ、アレ…。股間があったかい。ホントだ、私、おしっこ漏らしてるんだ…。
でも、もうどうでもいいですよ。
「ちょっと、しっかりしなさい。ゴメン。まさか、こんなに驚くなんて、やり過ぎたわ。ほら、見てみなさいよ」
少々慌て気味のリューサさんに渡された鏡。それに映った私の首。
首輪の色は…、あ、あれ、白じゃない……。
うん? 赤でもない……。
金色?
「白だと思ったんでしょ。違うわよ。ゴールドよ」
「ご、ゴールド?」
「そうよ。これは、愛玩用の首輪。赤でも白でもない、ゴールドよ」
愛玩用……。
そう、それよ!!
私が最初に期待していた待遇!
愛玩動物!ペット!
こ、これで私は食べられないね!
無理なセックスもさせられないの?
「う、ううううううううううう~っ、ふえええええええ~ん……」
「ええ~と、こ、困ったわね、これは……。と、とにかく、イマ、カリ、ここ掃除して」
「はい」
「承知しました」
ということで、汚れてしまった床はお二人によって綺麗にされ、裸のまま涙と鼻水で顔をグチャグチャにしている私は着物を着せられました。
かなりのナサケナイ状態です。
「ごめんね、美玖。まさか、こんな反応になるとは予想外だったわ。
『赤が良いです。赤に戻してください~』って泣きついてくるものだと思っていたのよ。
でも坐り込んでお漏らしするとはね……」
「ふううううう~っ! それだけ驚いたんです~!
もう何もかもオシマイだって思ったら、体の力が一気に抜けちゃったんです~!!
リューサさん、酷過ぎますよ! まさに、鬼の所業です~~!!」
「いや、だから、私、鬼だし……」
「ふううううう~っ!!」
「そ、そんなに睨まないでよ。可愛い顔が台無しよ」
「イマさんも、カリさんも酷い!一緒になって驚かそうとしてたでしょ!」
「へえっ。そ、そんなことはしてないぞ。それは心外だ」
「そ、そうだぞ、ゴールドなんて色、存在も知らなかったのだ。初めて見た色で驚いていただけだ」
あれ? お二人も知らない色だったんだ……。
「この色を使うことなんてめったにないからね。私も使うの初めてよ。町でもほとんど見かけることのないレアな首輪ね。注文してから届くのに時間が掛かったのよ」
ということは、リューサさんは初めから私にゴールドを付けさせる予定だった?
手元にないから取り敢えずの暫定として赤色を付けていたってことなの?
だったら、それを早く教えてくれれば良いのに、ホントに鬼って性格悪い。イジワル!!
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