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21話 シャドウ

 四人は宿屋に着いた。


「今日はゆっくり寝ようか」


「そうね」


「うん」


「はい」


「じゃあ、おやすみ」


「おやすみ」


 四人は眠りについた。



 しばらくし、朝を迎えた。


 仁が目覚めた。


 相変わらず、仁は寝相が悪く床に転がって

 いたのだ。


「仁、寝相が本当に凄いんだね!」


 エルシーも目が覚めたようだ。


「どうかしたんですか、エルシー?」


 ルナも目を覚ました。


「仁の寝相が酷くてね」


 ルナは仁を見て確かに酷いと思った。


「エルシー、僕の寝相は治しようがない

 んだよ」


「そうね!

 朝の行事みたいなものだし。

 それと、おもしろいしね」


「それより、今日は何をするんだ?」


 仁、エルシー、ルナは起き上がった。


「そうね、クエストでも受けようか?」


「でも、私はまだ剣士としては未熟で

 そんな中クエストを受けて大丈夫なん

 ですか?」


「ルナ、大丈夫だ。

 安心して、受けていい」


「なら、同行します!」


「じゃあ、ディーも起こして準備

 しましょう!」


「だな」


 エルシーはディーを起こした。


「エルシーねぇちゃん、きょうは

 なにするの?」


「今日はクエストを受けるのよ」


「じゃあ、ディーたくさんたおす!」


「お願いね」


「うん」


 エルシーは銃の準備をした。


「皆、準備はできたか?」


「うん!」


「なら、集会所に行くか!」


 四人は集会所に向かった。



 集会所に着いた。


 受付の方に、今日僕らで倒せるような

 魔物のクエストがありますかと聞いたら

 シャドウという魔物がいるそうだ。


「ちなみに報酬はいくらですか?」


「金貨1枚です」


「そんな、集会所のクエストで金貨1枚

 出るクエストは中々ないわよ!」


「そうなのか?」


「はい、私どもも異例と聞いております」


「そうか」


 しばらく、四人で考えた。


 そして、結果は受けることにした。


「では、お気をつけて」


 このシャドウは街から南の鉱山にいる

 らしい。


 歩くこと30分。


 ようやく、鉱山に着いた。


 クエスト シャドウ討伐


      開始


「皆、気をつけるんだぞ!」


「わかってるわ」


「ディー、ひとつふしぎなことをかんがえた

 んだけど、エルシーねぇちゃんの銃

 ここではつかえないんじゃない?」


「ディー、大丈夫よ!

 私、アサルトもあるから」


「なら、だいじょぶだね」


 会話をしていた時、鉱山の中に広場の

 ような空間があった。


 なんと、その広場の中央に一本の刀を

 持った黒い魔物らしきものがいた。


「ようやく、俺を仕留めに来たか!」


「そうだが、何かあるのか?」


「あぁ、俺は魔王軍を撤退させた奴を探して

 いる!」


「それは、僕だ!」


「ほぅ、お前がか」


「そうだが」


「笑わせるのもいい加減にした方がいいが」


「なぜだ?」


「俺は現魔王が一人”シャドウ”

 だからだ!」


 「あれ?

 だが、前に攻めてきた魔王はデストロンと聞いていたが?」


「あぁ、あいつに代わり俺が新たな魔王だ」


「じゃあ、何の用だ!」


「今俺は魔王様の命令で我が軍を

 撤退させた奴を殺しにきているからな」


「なら、ちょうどいい。

 僕がそいつだ!」


「あまりにもしつこいから、俺が特別に

 相手になってやる」


「なら、こい」


 と同時に四人に防御魔法を願った。


 これで多少の攻撃は耐えれるだろう。


「我が手に光の剣を!

 ライトソード!」


 金色の剣が手に現れた。


「ほぅ、魔法使いか。

 やるじゃないか!

 だが、俺の刀は強いぞ」


 蒼く赤い刀が鞘から出された。


 そして、攻めてきた。


「テヤー」


 二つの剣と刀が火花や電気を

 散らしている。


 そして、隙をついたのか、仁はシャドウの

 左腕を切った。


「何⁉︎

 俺に隙はなかったはずだが、なぜだ!」


 シャドウは少し間合いをとった。


「言っただろ?

 僕が魔王軍を撤退させたと」


「どうやら、本当らしいな」


 少しシャドウは焦ったようだ。


「だが、お前も隙があるんだよ!」


「ピキン」


 仁はシャドウの攻撃を防いだ。


「お前、なんて反射神経だ!

 人間とはおもえない」


「安心しろ!

 ただの平民だ」


「確かに俺の目はひとの役職やステータス

 まで見れる。

 だが、お前はなぜ平民なんだ。

 ありえない、ありえない、ありえない」


「どうした?

 さっきまでの威勢はどこへやった」


「ならば、本気を見せてやる!」


 シャドウは刀に赤紫色の妖気を

 まとった。


「俺をここまでさせたのはお前が初めてだ」


「続きが楽しみだな」

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