呪いの薔薇~ダークサイド~
*粗筋*
先日、作業BGMを求めてたら、ニコニコ動画で、たまたま目に付いた絵を辿って『ダークサイドファンタジー/うらたぬき&となりの坂田』に出会ってしまいました。共通点が多い気がして「よし!そっちに寄せて書いてみよう♪」と思った訳です。魔女の恋慕を受け継いだ薔薇の妖精(女)を男に…、その恋の相手は(ホモになってしまうのでw)その子孫(娘)に…、そして、ダークな要素追加!プロットのハッピーエンドもアンハッピーエンドに変更です。
魔女に寄って、それぞれ株分けされた…、眠り姫の眠りを100年間守っていた城の薔薇が、王子様に奪われた茨姫を取り戻したいと願い…、野獣に変えられた王子の呪いの媒体であった城の庭に配置された薔薇は、魔女が愛した美しい者への恋慕を引き継いで、その美しき者達の子孫の存在を求めました……。
でも、大地に根付く薔薇には、どうする事も出来ません。魔女が[その地]に残した[魔法の薔薇]と言えど、連れて行かれる姫を追い掛ける事も、城が古くなり住み替え、遠ざかって行く者を引き留める力も無かったのです。
薔薇達は、心を奪われた[姫君]に激しく恋い焦がれ、闇に落ちる程、強く[その存在]を求め続けました。
時が過ぎ、恋しい相手は世代交代してしまいますが、薔薇達に[その程度の事]は関係ありません。薔薇達は空高く枝を伸ばし、意中の相手の姿を求めます。そして、やっと生まれ変わった愛しき者の姿を見付ける事が出来たのでした。
そんな一方的な運命の出会いがあった…とある魔力の高まる満月の夜の事です……。
時を経て、愛しい者を求め続けた結果なのか?魔法の薔薇達は、時空を歪められる程の魔力と、人を惑わせられる程の妖艶の美を兼備えた人化の力を手に入れてしまいました。でも、古城から見た、古城より新しくも歴史のある城に住む姫君を手に入れるには、それだけでは足りないモノがあるのです。
茨姫に恋した薔薇は、手始めに自らが根付く森の中の古城を茨姫が眠る前の美しい城の姿へ…、魔女の恋慕を引き継いだ薔薇も、自らが根付く古城を魔女が野獣に呪いを掛ける前の綺麗な城へと甦らせます……。
これで薔薇の妖精に寄る、薔薇の妖精が獲物(姫君)を手に入れる為の罠(入れ物)が出来上がりました。
入れ物を飾る装飾として、兵士や使用人を茨で作り、茨の馬が引く茨の馬車、御者も茨です。総てを幻影で覆いました。
それから夜な夜な、目的の為、妖精達は人間を惑わし姫君まで続く人脈を辿る様になります。そこで、茨姫に恋した薔薇と魔女の恋慕を引き継いだ薔薇は出会いました。同じ種類の妖精同士は、言葉を交わさずとも、意思の疎通が出来ます。だから、互いの存在を認識したと同時に意気投合しました。薔薇の妖精達は互いに狙う獲物(姫君)は違えど、同じ目的を持った同志です。手を組むまで時間は掛かりませんでした。
彼等が欲しいのは、[恋した相手の心]なのです。利害は一致し、2人で行動する事が増えました。
まだ、婚約もしていない意中の相手と1:1では、意中の相手の付き添いの女性からの邪魔が入りやすいのです。意識して、互いの意中の相手を近付け、2:2を目指しました。魅了で自分に向いただけの心では、意味が無いのです。もっとちゃんと心を手に入れるには、時間を掛け、相手に自分を本気で愛して貰う必要があったのです。その結果、互いの協力で夜会の度に4人で行動する事が増えました。合う回数を重ね、夜会だけでなく次第に、昼の御出掛も、4人で出来る様になっていきました。互いの家に招待し合う事も増えました。
さぁ、そろそろ、頃愛かもしれません。丁度今夜、丸い月が赤銅色に染まるのです。薔薇の妖精達は、互いのパートナーが会場に到着するまで、2人きりで互いの健闘を祈り肩を寄せ合っていました。
パートナーが到着すると…「遠く離れても、俺は御前の事、忘れないからな」「当然だろ?僕の親友w僕も君の事は忘れないよ」…そう言って微笑み合います……。
夜会は、何時もの様に恙無く、進行して行きました。
彼等は何時も通り「「では、ダンスの後、テラスでww」」ダンスフロアに出て行きました。誰も、その後の彼等の行動に疑問を抱く事はありませんでした。
何時も通り踊って、何時も通りテラスに出て行くです。
「「さぁ、僕達の御姫様達、こちらへどうぞ…」」
この後、4人は完全に、この世から姿を消してしまいました。さて、何処へ行ってしまったのでしょうか?




