2日目の夜
村からは空き家をただで貸して貰った。
宿代も戻ってきた。泊まってないからね。
麻袋や食料、道具、服、薬草を買ったら残金が銀貨10枚になった。
そして女達である。
必死の懇願が始まった。見逃してくれ、ではない。
手元に置いてくれという内容だ。
売られれば1年後に生きているかわからないと言う。
女達が下着姿ですがり付いての懇願。
ムラッとしないのかって?
彼女達の匂いが凄いのだ。
この世界では風呂は王公貴族の物らしい。
庶民は水浴びか身体を拭く程度。
そして討伐に行っていたからか何日も拭いていないのだろう。さらに昼間に失禁した下着のままである。非常に臭うのだ。
渋い表情のオルファンに絶望感が募ったのだろう。
とうとう下着も脱ぎ捨てての懇願になった。
胸やら大事な所が丸見えだし、あたる。当たっている。
そして夜が明けた。
はい、3人共美味しくいただきました。
反省しています。
非常に激しかったです。
4人で獣になりました。
今も3人して奉仕中です。
我に返った時には明け方でした。
肌を合わせて情が沸いた以上は手離さない事にする。この世界を知っている人は必要だしね。
「昨夜はお楽しみでしたね。」
濡れた手拭いを渡してくる仙千代の目が怖い。
何故か母親にエロ本が見つかった時の気分になる。
22歳の女がマリアン。金髪のボンキュッボンの美女である。槍を使うH級冒険者で街では言い寄る冒険者は多かったという。近いうちにG級冒険者への昇級が内定していたとは自己申告だ。
30歳の女がジェシカ。金髪のスレンダー美女だ。
元々は狩人で弓を使うK級冒険者。弓は得意だが、接近されると対処できないため級が上がらなかったそうだ。
35歳の女がルーナ。くすんだブロンドの引き締まった肉体の持ち主だ。20年近く冒険者をしながらH級冒険者であり、限界を感じたままここ数年は活動していたという。貯えもなく、引退も結婚もできなかったという。この世界では女性は12歳くらいから25歳くらいで結婚するらしい。
剣と盾を使うバランス型で活動していたようだ。
彼女達の話で冒険者について知る。
級はSからNまで。最初はNから始まる。
KからNはしたっぱ扱い。
FからJが中堅、ベテラン。
AからEが一流。
Sは特別らしい。
とは言えこの付近ではF級以上はいないらしく、一度見た事がある上位冒険者もE級だと言う。
他にもこの国や地方、世界について聞くが地方から出た事がなく、国内情報はわからなかった。
ちなみに一番近い街がマリアン達の拠点であり、この村から3日程歩いた所にある。
まずはそこを目指す事にする。
今日のガチャを引く。
だが、具現化はできない。
急に人が増えると怪しいからだ。
しばらくはガチャを引くだけになりそうだ。