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現実

走って貧乏街の占い師の所に駆け込み、金貨50枚を寄付する。これで残りは共有財産だけだ。皆は自由に使ってくれと言うがそれはできない。


5000Mで買い物をする。

まずは空間圧縮リュック。重さは変わらないがリュックの入り口から入りさえすればおよそ20倍の荷物が入る。さらに衝撃吸収機能付きで中身を守ってくれる。1000M。2個購入。


集魔香。

魔物を集める香水。小瓶を割れば魔物が集まってくるそうだ。50M。10個購入。


これで残りは2500M。やはり奴隷に目がいく。

しかし、今回は少しは理性がある。

はずだ。


訳あり品

「鬼人族。29歳と13歳。共に女性。戦闘奴隷、性奴隷。肉体戦闘に優れた鬼人族の親子になります。

共に戦闘能力は破格です。性に関しては親は出産経験あり、子は処女です。ただし、2人共強い出産願望があります。」

「この2人は戦闘行為を望んでいません。1度戦闘になると破壊の化身となります。2人セットの理由は互いに相手を止めるためです。これらの理由により訳あり品となっております。」

2000M


後は在庫処分であるエロメイドをセットで買った。

エロメイドセット

「人族。8歳~26歳。王城、貴族屋敷での勤務経験あり。戦闘能力なし。性奴隷。高い家事能力を誇る。性に関しては開発済み。」

20人で500Mでした。

お買い得でした。


あっ、やっちまった。



あっ、部屋はどうしよう。




夜にマグリットとトーマスの連名で呼び出しを受ける。内容は戦争への協力。ミカサ王国内へ侵攻した敵軍の排除である。

ここに来ている貴族、代理人への斡旋であった。

マグリットが耳元で囁く。

「フフフ。貴方達には特別報酬も出すわ。報酬の上乗せもするわよ。」

背中に胸が当たってます。

「そうね。前報酬で白金貨100枚。帰ってきたら白金貨400枚でどうかしら。」

白金貨100枚は金貨1万枚。破格すぎる。

何がある?

「貴方達は10人程だけど、その戦力は倍以上だもの。」

裏を探ろうとするが、背中に当たる胸と耳元への吐息がそれをさせない。

「特別報酬はさらに期待して。でも、依頼を断る事は許さないわ。」


引き受ける事になりました。

誰に雇われるかを決めて今日は解散し、明後日出発となる。貴族本人が来ているなかで、穏やかな感じの青年男爵を雇い主とした。

その日は帰って事情説明をして寝た。


朝起きると女性達と荷物があった。

部屋には29人の女性と1人のオス。

しかし、今はする事がある。


侍を集めて出発の準備をさせる。

馬に乗れない人もいるし、荷物も多いので馬車を2台買う。

家には女性が残り、男性は全員出陣する事にした。

皆はオルファンだけでも残るように言ったが、こんな女だけの所に残ったら子作りだけしかしない自信がある。

武器と防具、薬草、寝具、テント。さらに水に食料品。本当に準備だけで1日が終わった。


次の日に待ち合わせ場所に行くと青年男爵がいた。

「あはは。来てくれて助かったよ。うちは貧乏でね、誰も来てくれないと思っていたからね。

この先が集結場所だ。よろしく頼むよ。」

馬に乗って案内される。


集結場所は軍勢が埋め尽くしていた。

強そうな人が沢山いる。

だが、場違いな人も沢山いる。

半裸の女性に鎖を付けて連れ歩く貴族。

ドレス姿の女性貴族までいる。

大きなテントの中からは喘ぎ声が漏れ、別のテントでは酒宴が行われているようだ。

「王都から1度も出た事がない大貴族達ですね。

王命により出陣だけはしたのでしょうが。」


人数は多いが大丈夫だろうか。


青年男爵の陣地は閑散としていた。

いるのは3人だけ。

「紹介するよ。こちらが騎士団長のマックス。我が領唯一の騎士だけどね。騎士歴40年のベテランだ。」

「若様がお世話になります。身を固めて立っていたら40年過ぎていただけです。」

「こちらが兵士長のジョン。」

「はぁ、よろしく。普段は農作業をしとります。」

「そして斥候長のバラム。」

「普段は狩人だ。」


本当に大丈夫だろうか。


青年男爵はグラム・アインス男爵。20歳。

1つの村を治める男爵である。

城はなく館暮らし。父と2人の兄は長引く戦争で失っている。3人が戦死した事で国からは叙勲と報奨がなされ、それにより借金は完済したところである。同居しているのは母が1人。弟が1人。妹が2人。

普段は農作業をして生活をしている。


「私はね、戦いはまったくダメなんだ。剣を振る暇があれば鍬を振っていたからね。馬だけは農作業でも使うから乗れるけど、走らせるだけでやっとさ。」

「幼い弟には役人になって欲しくてね。でも、本なんて買えない。私も文字が読める、書ける程度だよ。」

「嫁いだ姉がいるんだけどね、そちらも農作業の毎日らしい。黒パンと豆スープの毎日さ。兄がいた頃は狩った鳥がご馳走だったんだけど。」

「妹2人も苦労させている。でも嫁入り道具を買ってやるお金もなくてね。もう15と12なのに婚約もしていないんだ。え?私かい?本当は20歳になったら家を離れるはずだったんだ。だから婚約相手もいないよ。」


気さくな男爵様だ。

貴族は大公爵、公爵、侯爵、辺境伯爵、伯爵、子爵、男爵、騎士爵となっており、子爵以下は大体貧乏らしい。中には裕福な貴族や商人から婿を迎えたり、娘を差し出す事で家を立て直す貴族もいるという。


この戦乱で財をなした貴族もいて、有名なバラクーダ侯爵は正室の他に側室10人、妾100人。さらには愛人500人と豪語しているそうだ。

ちなみに認知している子は男子16人。女子32人。

一番年長で11歳。侯爵15歳の時の子だという。

さらに認知していないが養育している者100人以上。それを可能とする財産は王家以上と言われている。


世の中には凄い人もいるもんだ。

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