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いざ、対決へ

結局、ホテルを出たのは11時。近くの喫茶店で、ブランチと作戦タイム。

それを済ませて、浜名へいざ出陣。

「ここで停めて」

乃菊は携帯電話を取り出す。

「真佐雄さん、乃菊です」

「やあ、怪我は大丈夫かい?」

「心配してくれるんですか?」

「当たり前じゃないか」

「そうですか、あなたが仕組んだ事故だったのに」

「な、何を言ってるんだ君は・・・」

「事実を言ってるんですけど」

「乃菊、ふざけるんじゃないぞ!」

「証拠があるんですよ」

「何が目的なんだ。金か?金ならやるし、俺と付き合えば、楽しく暮らせるぞ」

「とか言って、夕衣さんのように殺そうとするんでしょ」

「何だと!」

「まあいいわ、お金にしてあげるから、用意しといてちょうだい。じゃ、また電話するね」

乃菊は電話を切る。

「うまく言えたでしょ。私、サスペンスドラマ見てるから」

乃菊は自慢げに言う。

「じゃあ、真佐雄の方を僕が行くから。あいつは君に何するかわからないから危ない、僕に任せてくれ!」

少し良い格好をして見せる国也。

「そうね、じゃあ私は先に三千彦の方へ行ってるね」

国也はカバンからペン型録音機を出し、乃菊に渡す。・・・まだあったんだ。

「これで証拠の会話さえ録音すればいいから、そこから先は、警察に任せよう」

車を再び走らせ、キトウ呉服店の近くで停まる。

「警察の友人が、証拠のビデオを見つけたら電話をしてくれるから、僕が連絡するまで待ってるんだよ」

「うん、わかった」

乃菊が頷く。

「必ずだよ、見張ってるだけだよ。先に行っちゃ駄目だよ!」

国也は念を押す。

「わかってるってば!」

真佐雄を警察の力を借りて捕まえ、三千彦は乃菊の敵だから、二人で一緒に追い詰める作戦だった。

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