機械化計画
カイン視点
何か最近、世界アニュルドでは技師が集まり何かを企んでいるらしい。
俺としては結構興味あるからさ偵察に行ってこようと
ブレスト
『だからうぜえよカイン、何考えてるか大体解るぜ?』
カイン
『気になるじゃないか、技師達の活動によっては俺らの生活の改革とか有りだぜ?』
ブレスト
『周りなんかしらねえよ、今までどうりでいいじゃねえか』
全く、みんな排他的気味だよ。前に来た人間もクロウが同行してなけりゃブレストは追い払うだろうな。いや、ブレストだけじゃなくて多数の反応はそんな感じだろうな
だけど俺の考えは違う、様々な考えを取り入れてあらゆる方面で発展する必要があると思うんだよ排他的じゃあだめさ、柔軟さが必要だと思うよ?
カイン
『排他的じゃあ新たな発展は無いよ、理解出来るか?単細胞』
ブレスト
『さっさと逝けや!変なもんが侵入しようが返り討ちにすりゃいいだろ!』
カイン
『全くさー、何でもかんでも返り討ちに出来ると思ってるの?』
ブレスト
『仮にも最強種のドラゴンだぜ?人間ごときに負けねえよ』
やっぱり単細胞・・・排他的な人達は知らないのでしょうが人族がミラーワールドに入り込んだ事で技術力も馬鹿に出来ないレベルにはなっているんだよ?
カイン
『知識の結晶を馬鹿にしないほうがいいぜ?グランド様は魔法を完全に無効化するが、技術は魔法とは違う』
ブレスト
『力で捩じ伏せるだけで充分だろが?頭使い過ぎて馬鹿になったか?』
元祖馬鹿には言われたく無いよ
カイン
『力で何でも解決するとかありえねー、水責めは?俺ら泳げないし重いから沈むぜ?洗脳はどうする、精神面で丈夫なのはグランド様だけだぜ?』
最強種のドラゴンの中でも最強の守りと切断力を誇る(メタルテールドラゴン)たって弱点だらけ
ブレスト
『もういいや・・・好きにしろ、意味わかんねえ』
ブレストは戦闘力は凄いけど頭が残念
カイン
『じゃあ行って来る、問題起こすなよ?単細胞』
ブレスト
『うるせえ、さっさと逝っちまえ』
単細胞の相手をしても進歩無いし疲れたからいい加減に浮遊島から飛び立つ
カイン
『さーて、何処だったかな?』
はっきり言えば俺らはろくに飛べない、翼が身体に対して二倍以上位?な感じでとてつもなく邪魔だったりするが飛べない。理由は簡単だ、鉄の塊みたいな奴が翼ごときで飛べんの?この世界は上昇気流が吹き荒れてるから比較的楽に飛べるが、普段は巨大な翼を広げ面積を大きくすることで滑空するとかなんとか
まあ、スピードはとんでもないし翼自体が鉄も切り裂く刃物だから低空滑空すると・・・まあいいや
カイン
『誰か居ますかー?』
巨大な鉄の建物にたどり着きました
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『おや?ドラゴンが尋ねてくるなんて珍しい』
白衣を着た人が建物から出て来た、何か面白がってねえか?
カイン
『俺な、ラウル・カインだ』
ネーグル
『フッフッフッ・・・俺はフレイ・ネーグルだ!』
直感したよ、多分この人ふざけてる
カイン
『貴方達の目的に興味があります』
ネーグルの目が輝いた?
ネーグル
『技術とかの話になるけど着いてこれるか?ドラゴンさーん?』
カイン
『技術ですか?素晴らしい知識の結晶、あらゆる発展を促す学問では無いですか?』
ネーグル
『良いね!やっぱりさ技術力が足りないよミラーワールドは、この技術を広めて科学を認めて貰おうかと、もちろんキラーみたいに魔法が嫌いで科学を広めようとしてる訳じゃ無いよ?魔法も一つの技術形態じゃないかな、どれを使うかは人それぞれだしね、とりあえず方法としては科学技術力を最大に活用した大都市を建築してさ、先ずは動力源としてこの気流を利用した発電所を構想予定、実際に活用するなら効率的な・・・』
未だに話続けるネーグル、何か熱意?が凄いな・・・