襲撃愚窟
カイザー
『ブレスト・・・!』
ブレスト
『カイザーは裏切り者かぁ?だりいが片付けっか』
いやいや、だるいとか言うなら見逃して欲しいのさ
カクタ
『面倒なら見逃して・・・』
ブレスト
『燃え付きろぉ!技』
ゴォー!!
カイザーが目の前に歩み出てブレスを身体で防いだのさ、流石テール
カイザー
『さっさと逃げるよ!俺は戦闘はにがてだ』
カクタ
『オイ!待てよ!』
なんだよ!ブレスを防いだ時は頼りになるとか思ったが、先に逃げるな!!
ブレスト
『俺を・・・馬鹿にしてんのか!技』
ゴォー!
後ろからブレスが迫って来る!先頭で逃げるカイザーをブレイクと追いかけてる状態さ!怖い怖い!!
ブレイク
『調和術』
ブレスト
『うぐっ!?』
カクタ
『よくやった!流石ブレイク』
ブレストは自分の重みで動けない・・・
ブレスト
『うがぁー!!』
もうブレストは調和術の範囲外に出たのか!?足止めにもなってないのさ!!
カイザー
『技』
ゴォー!
カイザーはブレストに高火力のブレスさ!やるときはやる・・・
ブレスト
『技』
ゴォー!!
カイザーのブレスは簡単に打ち消されたのさ!役に立って無い!!
相変わらず後ろからは高熱のブレスが迫ってくる!
カイザー
『そこだよ!そこの階段!!』
目の前、100メートル先ぐらいに地下に続く階段があるのさ、あの下にレスキルが居るのか!
ブレスト
『行かせねえよ!技』
ゴォー!!!!
カクタ
『暑っ!?』
明らかに可笑しい火力のブレスが迫ってくる!!地面を溶かしながらとか可笑しいだろ!!!?
ブレスト
『燃え付きろ!』
カクタ
『流石にアレに当たったら死ぬ!!いそげぇー!!!!』
階段まで後5メートルぐらいだ!!
ブレスはすぐそこまで迫ってる!!
ブレイク
『光術』
ドガーン!!!
カクタ
『ブレイク!?』
ブレイクはバリアを張りブレスを防いだが・・・バリアは簡単に破れ火傷だらけで酷い姿なのさ・・・
ブレイク
『早く行け』
カクタ
『ブレイクはどうするのさ!!?』
ブレイク
『俺は足止めをする』
カクタ
『その火傷じゃろくに戦え無いだろ!!』
羽族の守りが無ければ死んでたはずさ!そんな攻撃をくらって大丈夫なはずがない!
ブレイク
『黙れガキ、さっさと行け!』
ブレスト
『やっと追いついたかぁ』
ブレストに追いつかれた・・・
カクタ
『ブレイク・・・死ぬなよ』
ブレイク
『・・・善処する』
ブレイクを置いて、カイザーと地下に向かうのさ・・・、何でこんな事になった・・・
・・・
ブレスト
『一人で大丈夫なのかぁ?』
ブレイク
『・・・問題無い』
ブレスト
『なら、さっさと逝けや!』
ブレイク
『・・・俺の墓標か』
今更死ぬことは怖くない、寧ろ俺の力は死ぬための力だ。
死後、永遠という名の苦痛も覚悟している。
それが・・・呪縛の箱の契約だからだ