布石伏木
レータ
『伝える事は伝えたよ』
ブレイク
『・・・』
何でテールが干渉してくるのか解らないのさ・・・、裏で誰かが糸を引いているのか?
???
『レータ、やることは終わったか』
またテールが一人やって来たのさ。相変わらず外見は皆区別がつかないが、何かぶっきらぼうな感じがする奴だ
レータ
『あっ!ウォスだー、終わらせたよ』
ウォス
『ならいい』
レータ
『エヘッ、やることはやるもん!』
ウォス
『・・・年齢を考えろよ』
レータ
『ウォスは何が言いたいのか僕には解らないよ?』
ウォス
『お前はクロウと同年代、俺より相当年上だろ』
レータ
『何を言ってるのかな?そんなに終わりたいの?』
ガシッ!
レータはウォスを掴んでいるのさ、心なしかウォスが辛そうだがテールの表情なんてよくわからないのさ
ウォス
『チッ、悪かったよ』
レータ
『解ればいいよー、僕もそんなに怒って無かったしね』
ウォス
『猫かぶってるだけだろ』
レータ
『別にそんなんじゃないよ。ただ、邪魔なのは消してしまえばいいんだから』
ウォス
『そこの人間ども、精々クロウやレータなんかに消されないように気をつけな』
ビュン!
ウォスはそう言うとどっかに飛び去ったのさ。それにしても、レータが驚異になるようには見えないが・・・
レータ
『全く、ウォスは失礼だよね?僕は純粋にやりたい事をやるだけなのにね。ああそうだ、今度僕に会った時は壊すからね。バイバーイ!』
ビュン!
そういうとレータも飛び去って行ったのさ、何かよくわからない奴だったな
ブレイク
『・・・行くぞ』
カクタ
『アークはどうするのさ?』
アークはまだ戻ってきてないだろ?どうするのさ?
ブレイク
『・・・あいつは気にしても無駄だ』
カクタ
『確かに』
あの自由な性格は治りそうも無いだろ。一体なにやってんのさ
ブレイク
『・・・行くぞ』
カクタ
『一体どうやって空に浮く島に行くのさ?』
ブレイクは飛べるだろうが、空を飛ぶようなすべなんて持って無いのさ
ブレイク
『・・・簡単な方法がある』
ん?ブレイクに掴まれたのさ?・・・まさか、あそこまで投げ・・・
カクタ
『ブレイクやめ・・・』
ブレイク
『飛べ』
ビューン!
カクタ
『てぇぇぇー!!?』
ブレイクに投げられて浮遊島に一直線!?これ・・・死んだか!??
ドスン!
硬い何かにぶつかった。体中痛いし、意識が遠退いていく・・・まさかこれで終りか??
・・・
????
『人間が降ってきたんだけど・・・これ、どうすればいいんだ?』
ブレイク
『・・・連れだ』
????
『あんたら誰?』