短絡疑心
ブレスト
『焼き尽くせ!技』
ドカーン!!
ブレストは高熱のブレスを放ちまくるので避けるのでいっぱいいっぱいさ、地面がブレスで溶けるなんておかしいだろ
カクタ
『くらえっ』
ヒュン!
ブレイク
『光属技』
ビュン!
ナイフを投げ、ブレイクは光の衝撃波を飛ばすが
カキッン!
ブレストには全く効いて無いみたいさ、硬すぎだろ
ブレスト
『全くきかねえな、技(テールブ・・・』
またブレスを放とうとしてるのさ、困るって
ブレイク
『調和術』
ブレスト
『うぐっ?』
ブレイクの重量攻撃で多少怯んだみたいさ
カクタ
『起爆さ!』
ドカーン!
弾かれたナイフを爆発させるのさ、効かないだろうが
ブレスト
『だりいよ!こんなもん効くか』
ヒュン!
ブレストは空を滑空しながら突進してくるのさ、超重量でスピードが凄いが、途中で大きく曲がれないので避けるのは意外と簡単さ
ブレイク
『・・・』
ブレイクはブレストの進路に立って剣を構えるのさ?
カキッン!
ブレスト
『うがあ!!?』
ブレイクが剣で吹っ飛ばしたのさ、やっぱり重力操作は強いだろ
カクタ
『よっと』
見えない糸を飛ばしてブレストを縛るのさ、ブレストからしたら訳も解らず縛られてるのさ
ブレスト
『なんだこりゃあ?・・・めんどくせえ、技(テールブ・・・』
ブレストに一気に接近して、ブレスを放とうと口を大きく開けた時に、火薬を突っ込むのさ
ブレスト
『ゴクッ・・・、何を飲ませてんだ!!?』
カクタ
『それを教える訳にはいかないのさ』
やっぱりこいつ短気なのさ、怒り狂ってる
ブレスト
『小賢しい人間ども!焼き尽くしてやる!!技』
ブレスが放たれる寸前
ドガーン!
ブレストの体内の火薬が熱で爆発したのさ。ブレストは口から煙を吐きながら呻いているのさ
カクタ
『いい加減理由を教えて欲しいのさ』
このままじゃ教われてる理由も解らないのさ
ブレスト
『グギャアアア!!』
ドガーン! ドガーン! ドガーン! ドガーン!
ブレストは理性を失って空からの突進を繰り返している。テールだって外見は人間に近くても(人間には絶対に見えないが)ドラゴンであることは変わらないのさ
とりあえず、ブレストが突進してくるので一生懸命走って逃げてるのさ!
ブレイク
『・・・止めろ』
カクタ
『無理だろ!!?』
ブレイクが無茶言うのさ、あれを止めるなんて無理だろ!とりあえず、見えない糸を飛ばしてブレストを縛ってみるけど・・・ほら、ひきちぎってるよ
ガラガラガラ・・・
ブレイクの方で何か音が?・・・へっ!?ブレイクは巨大な岩を持ち上げて・・・
ヒューン!
ブレストの頭上に放り投げて・・・
ブレイク
『調和術』
ズガーン!!
何倍もの重さになった巨大な岩はブレストの頭にぶつかり粉々になったのさ、ブレストは瓦礫に埋まったのさ
カクタ
『ブレストは大丈夫なのか?』
ブレイク
『・・・』
まさか死ん・・・
ブレスト
『ゴホッゴホッ・・・俺何してたっけ?』
全くの無傷、流石ドラゴンさ。何か記憶が飛んでるみたいだが・・・
ヒュン!
ん?テールがもう一人飛んで来たのさ、ブレストよりは小さいな
???
『ブレストと人間達ー!何やってるの?』
ブレスト
『あ?レータじゃねえか』
レータ
『そこの・・・ブレイクだっけ?グランド様から伝言だよー』
ブレイク
『・・・何だ』
レータ
『それはねー・・・』
????
『おい!そこの二人!この俺を吹っ飛ばしやがって・・・』
いきなり現れたのは・・・盗賊ストームさ
テールの二人に睨まれてる
ブラスト
『あ?生意気な奴がいんじゃねえか』
レータ
『僕初対面だよね?』
ストーム
『いや・・・テールのお二方では無くて』
あいつ慌ててるぞ
ブレスト
『おまえ気にいらねえな』
ストーム
『追いかけてくるなー!』
ブレストはストームを追いかけて、ストームは逃げてったのさ
結局何しに来たんだよ?
カクタ
『でさ、伝言ってなにさ?』
ストームの乱入のせいであやふやになってるのさ
レータ
『ああ!忘れてたよー』
カクタ
『忘れるな!』
それじゃ伝言に来た意味無いだろ!
レータ
『グランド様が呼んでるんだよ』
カクタ
『何で竜神が人間を呼ぶのさ?』
テールは人間と係わり合いになるのを嫌ってたはずさ
レータ
『それはねー、グランド様のところに二人の探してる人が居るよ?』
えっ?
レータ
『早く助けてあげないとだよねー?ブレイクさん?』