確定聖剣
カクタ
『世界アニュルドって荒れ地なのさ』
風がやたらと吹くせいで目が痛いのさ
アーク
『ここでどうすんの?』
ブレイク
『・・・居ない』
居ないって何さ?居ないって、近くに座り込んでる人なら居るぞ?
アーク
『あれってカナシートじゃない?』
カナシート?知らないのさ
ブレイク
『・・・生きてたのか?』
カナシート
『ああ、あの二人ですか。勿論あの時私は死にましたよ?』
居るから、今ここに居るから
アーク
『量産すればいいんだもんねー・・・フォトンのクローンさん?』
カナシート
『おや?気づいてましたか』
アーク
『伊達に魔法使いやってんだからさ』
カナシート
『まあ、私はフォトンのクローンと言うより残留思念ですが』
この二人何の話をしてるのさ?
アーク
『フォトンの分身か?』
カナシート
『一応分身ですが、私はフォトンでは無いですね』
アーク
『自我を持ってる分身って事かー』
カナシート
『まあ、分身であり残留思念である以上は私には消えるしか道は無いのですが・・・』
何だって!?
カクタ
『マジか!?そんなんで良いのかよ!』
消えるしか道は無いって諦めるの早過ぎさ
カナシート
『そうは言われましても・・・』
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『それならその未来を断ち切ってやるよ』
カクタ
『その方が・・・てっ?えっ!!?』
いつの間にかカナシートの隣に白い服の誰かが居るのさ、少なからず他の三人も驚いてる
アーク
『えっ!何なの』
カナシート
『誰ですか!?・・・貴方は・・・もしや』
カナシートはこの謎な奴の事を知ってるみたいなのさ
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『さて、未来を断ち切れ!聖剣クリア』
グサッ!
カナシート
『えっ!!』
カナシートを剣で切り裂いた!?
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『えーと、命じられし縁と印の・・・以下略、呪文』
そして、カナシートの姿が消えたのさ!?
カクタ
『お前なにやったんだ!』
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『あいつを救っただけだが?』
カクタ
『ふざけるな!』
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『おいおい、何か勘違いしてないか?』
勘違いも何も人を殺しておいて何を言ってやがる!
アーク
『聖剣クリアか・・・確か、過去を切り裂く魔剣ナバトと対を成す剣だったはず』
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『おお!博識だねー。そうだよ、その聖剣クリアだ』
・・・
アーク
『何でこんな所に居る・・・、アポロン』
えっ?ええっ!!?アポロンってまさか・・・
アポロン
『何でお前知ってるんだよ?聖剣クリアはトルヴェザに貰った剣だが、俺が持ってるとは限らないだろ?』
アーク
『うーん、何故か知ってたんだよね。ガイア・アポロンさん』
アポロン
『へー、成る程。デュロン・ドレイクに知らせてやるかな』
アーク
『デュロン・ドレイク?何だろう、何かひっかかるなー』
アークは何普通に話してるのさ!
カクタ
『平和と幸福の神のアポロンだろ!?』
アポロン
『ご名答、世間で言う所の一番仕事をしてない神だ』
自分で言っちゃったよ
カクタ
『結局カナシートはどうしたんだ!』
アポロン
『未来を断ち切ったって・・・』
暗に人殺しだろ!
カクタ
『神だからって理由無く人殺しは悪いだろ!』
アポロン
『だから・・・勘違い・・・』
アーク
『神様とか気に入らないから、ここでボコボコにしてもいいよね?』
アポロン
『いや、だからさ・・・』
ブレイク
『・・・覚悟しろ』
アポロン
『何でこうなるんだ!』