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TS転生したぼっちJK、陰キャの僕がVtuber事務所で仲間と成長していく話  作者: 月星 星成
朝霧ノア

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56/121

浅神シュウ

 ――――――――――――――――――

 浅神シュウ

 今日は、よろしくね

 ――――――――――――――――――

 朝霧ノア

 こちらこそ、よろしくお願いします

 ――――――――――――――――――


 こうして、初めての先輩とのコラボが始まった。



 ――――――――――――――――――――――――――


「こんばんは。今日は、新たな妹とのコラボです」

「シュウ先輩、ボクはまだ妹になったわけじゃ……」

「お姉ちゃん」

「えっ?」

「お姉ちゃん」

「あっ……」


:wwww

:早速かよw

:ノア、諦めるのが早い

:???「判断が早い!」


「ノアは勘違いしてる」

「えっ? どういうことですか?」

「お姉ちゃんという存在は、弟や妹を守るために存在しているの。だから、姉になればたくさんの人を守ることが出来るの」

「姉になる……?」


:姉を名乗る不審者w

:姉が下の子供を守るために存在するってことはわかる。でも、それで他人の姉になるのは意味わからん

:話が通じているのか……?

:ヒナタやコウジよりマシ

:それはそう


「そう。姉っていうのは、ただ呼び方が変わるだけじゃないの。誰かを守るって決意を持つことなのよ」

「あ、そうなんですね(諦め)」

「遠慮はいらないよ。誰だって歓迎するし、ベオのような反抗期でも大丈夫」

「あの人を反抗期で済ますって……」


:さすがに、それは無理がある

:あの性格の悪さは反抗期ですまないよ……


「そう? あの子は根が優しい子なのよ?」


:優しいさのかけらも見つからないが

:誰かフォローしてあげてよ!

:だって、狂狼だし

:そもそも、ベオのほうが年上だろw


「こう言われてますけど……?」

「さっきも言ったでしょ。姉は、妹たちを守るために存在するって。だから、年齢なんて壁にすらならないの。それに、もしわたしが男になったら、その時はお兄ちゃんになって、みんなを守り続けるよ」

「す、すごいですね」


 正直、何を言っているのか理解できていない。

 でも、誰かを守ろうとする決意は凄いと思うし、敬意すら抱いている。


「まぁいいわ。妹になるのを強制するのは間違っているから、この話は置いておきましょう。さっそく、本題に入らないと」

「そ、そうですね。今日は、三期生がデビューしてからの印象について話しましょう」


:おお

:確かに気になるw

:いや、答えは決まってるだろ……


「そうね……。可愛い弟と妹の候補たちが入って来たというところかしら」

「……なんか、そんなことを言う気がしていましたよ」


:知 っ て た

:ほんとぶれないよな

:二期生は、自分の世界を持ってるから

:いや、社長は真面だろ。不憫なだけで


「でもね。ただ可愛いってわけじゃないわよ。みんな、しっかりとした自分を持っていて、それを貫こうとしてる。わたしは、そういう所が凄いなって思っているわ」

「確かにそうですよね。ボクの同期たちはそれぞれ違う強みを持っていて……」

「もちろん、ノアもよ」

「えっ?」

「ノアは自分のことをなんてことも無い人間だと思っているのかもしれないけど、今の三期生が出来上がったのはノアのおかげなのよ。だから、もっと自信を持ったほうが良いわ」

 

 シュウ先輩は、さらに言葉を続けていく。


「前から思っていたのだけど、ノアは自分に対しては優しくないのよ。ストイックな姿勢は魅力的だけれど、それが行き過ぎているのは、欠点になり得るわよ」

「……結構配信を見てくれてたんですね」

「当然よ。だって、妹になる可能性がある人物だもの」


:最後の言葉がなければなぁ

:いいことを言っているって思ったのに、最後に意味がわからない言葉が来た

:なんか、慣れて来た自分がいる


「今のうちは良いけれど、この言葉を忘れないようにね」

「……はい。ボク、自分に厳しくすることが正しいと思っていましたけど、少し考え直してみます」

「じゃあ、次はノアがわたしたち先輩に対して、どんな印象を抱いているのか聞いていこうかしら。まずは一期生から」


:確かに、三期生が先輩に対して言及したことは無かったよな

:ユイとノアが狂狼に会った話をしたくらいか


「一期生ですか。……やっぱり最初に思い浮かぶのは、ベオ先輩ですね。今まで、三回くらい会ったことがあるんですけど、何が目的なのかわからないし、本心で話しているのかすらもわからなくて、正直いつも戸惑ってしまいます」


:わかるw

:ベオは読めないんだよな

:でもそこが面白いんだよ


「ふふっ、確かにそうね。あの子は本心を語ることはほとんど無いし、意図的に重要な部分を隠したりするから。でも、結構ノアのことを気に行っている様子だよ。ノアの話をするのは楽しそうだったし」

「シュウ先輩は、あの人と話すんですか?」

「当然よ。姉として、妹に異変が無いか常に気に掛けないといけないもの」


:姉としてって……

:一応、姉としては理想なんだよなぁ

:問題点は、他人を弟や妹にするだけだし

:それが致命的なのでは?


「ルミナとティアはどうかしら?」

「ルミナ先輩は、やっぱり尊敬って気持ちが出てきますね。どの分野に置いてもトップクラスですし、才能に胡坐をかかないで、常に努力していますから。その姿勢を見習って、追いつけなくても近づいて行くべきだと思います。ティアさんは、ボクも人見知りなので、ちょっと親近感が湧いていますね。ただ、話してみたいんですけど、二人だけだと絶対に会話にならない気がします」

「ふふっ、確かにそうね。ティアは人見知りを隠そうともしないから、沈黙が続くこともあるわ。でも、それを無理に埋めようとしないところが、逆に彼女らしいのよ」


:ティアの沈黙芸w

:確かに二人きりは地獄だな

:でもそこが可愛いんだよな


「ルミナは努力を惜しまないから、周りも自然と背筋が伸びるの。ノアが尊敬するのも当然だと思うわ」

「……やっぱりそうなんですね」


:ルミナ先輩はガチでストイック

:あの人、いつ休んでいるんだろうか?

:三期生から見た先輩像って新鮮だな


「じゃあ、次は二期生について聞こうかしら」

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