三期生コラボ5
「おー、結構いい感じじゃないか」
「ほう、ここまでやるとは、我が褒めて遣わそう」
家の外側が完成してきたころ、やっと馬鹿二人が資材を取って帰って来た、この間に、死亡ログは流れてこなかったから、彼らはきっと、たくさんの資材を集めて来たのだろう。
「あ、帰って来たんですか。それなら、さっさと手伝ってください」
「なぁ、ユイさん。俺たちの扱いが悪くない?」
「これからの働き次第ですよ」
「うっ……わかったよ」
「にゃはは、がんばるにゃー! 地下室は任せたにゃ!」
「おい、何故我が地下室行きなのだ?」
「え? そういうの好きそうだと思ったんですけど」
「ノア、容赦ないな……。まぁ、それは正しいのだが」
:やっぱり地下好きなんかいw
:ノアちゃんは善意なんだろうな……
:地下送り確定
「それって、俺も?」
「そうにゃよ」
「じゃあ、地下帝国を作ってくる」
「あ、湧き潰しもしっかりしてくださいよ。モンスターが湧いたら面白いなとか、考えていそうですけど」
「すぅー」
「ユイは鋭いにゃ」
:ほんと、問題児だな。コイツは
:え? 誰のこと?
:マサのことなんだろうけど、マサ以外も問題児過ぎるw
「というか、外見は出来ているけど、内装をどうするのか決まっているのか?」
「「「あっ」」」
「まさか、お前ら……」
「外見はにゃーの担当にゃから……」
「わたしは、みんなのまとめ役だから……」
「てことは、ボクの責任?」
:あ
:www
:責任押し付けられてて草
「いや、ノアちゃんはかわいいから、悪くないよ。殺し合ってたせいで、まったく貢献してない二人が悪いんだから」
「えっ?」
「なぁ、これは暴論じゃね?」
「ああ、我もそう思う」
:暴論www
:ノアちゃん困惑しててかわいい
:守る姿勢だけは正しい
「内装は、それぞれが好きに考えればいいにゃ。にゃーは屋根裏を担当するにゃ。ノアとユイは、それぞれ自分の木材の部屋を飾ればいいにゃよ。男二人は地下室があるんだから、そっちを任せるにゃ。みんなで相談するのは、共有倉庫くらいで十分にゃ!」
そんな言い争いをしていると、ニヤさんがまとめてくれた。
「……なんだかんだで一番仕切ってるの、ニヤさんですよね。真面目になってくれれば、今すぐまとめ役の立場をあげることが出来るのに」
「にゃはは、そんな大変な立場なんていらないにゃ。その役目は、ずっとユイの役目なのにゃ」
「は?」
「ユイさん、落ち着いてください。ボクも手伝いますから」
:ユイちゃん、落ち着いてw
:ノアちゃん、ユイのことを助けてあげて
「……ノアちゃんがそう言うなら、我慢しますけど」
「にゃはは、ユイはほんと頼れるにゃ!」
「苦労しているのだな」
「そうだな、大変そうだ」
「元凶の二人はしゃべらないでください」
「「はい」」
:やっぱし問題児だなw
:ユイは本当に苦労しているな
:いつか報われてほしい
そうして、ボクたちは雑談を交わしながら、建築を進めていった。マサさんたちが資材を集めてくれたおかげで、作りたいものをしっかりと作ることができ、家は完成に近づいて行く。
「にゃーの場所は終わったにゃ」
「わたしも終わりましたよ」
「あと少しで……よし、ボクも終わりました」
それぞれの担当場所が形になり、家の中が一気に賑やかになっていく。外観だけだった建物に、ようやく“暮らし”の気配が宿り始めていた。
「おー、だんだん家っぽくなってきたな!」
「ふふん、にゃーのセンスのおかげにゃ!」
「いや、資材を運んだ俺たちの功績も忘れるなよ」
「それを言うなら、最初に資材を取って来たボクたちのおかげでもあると思うんですけど……」
「くっ、何も言い返せねぇ!」
:完成が見えてきた!
:ニヤちゃんの自画自賛止まらん
:ノアちゃんの冷静な一言w
:火力高いなw
「地下室はどうですか?」
「フッ、もう終わった」
「終わったというよりは、現状の資材で出来る限界までやったって感じだな。地下室向けの資材を取ってこなかったから。それでも、百点中八十点って感じだけどな」
「それなら、また後日改装しましょう」
「やっと共有倉庫を作れるにゃ!」
:担当場所は終わったか
:終わりが見えて来たな
「でも、共有倉庫の意見ってまとまりますかね?」
ふと疑問に思って、口に出してみたら、全員が押し黙ってしまった。
「確かに、今までは一人一人担当場所があったから、意見がぶつかることは無かったけど、同じ場所を作ろうとするならば……」
「にゃはは、揉める未来しか見えないにゃ!」
「笑いごとじゃないですよ!」
「我は石造りの重厚な倉庫を推す」
「いや、木材で統一した方が見栄えがいいだろ」
:揉める未来しか見えないw
:意見バラバラwww
:もう揉めてる
「うーん、これは想像していなかったにゃ」
「じゃんけんでもします?」
「ノアちゃん、このゲームでじゃんけんは出来ないよ」
「あっ、いいこと思いついたにゃ!」
:じゃんけんは出来ないね
:やっぱ話し合いで解決するしか……
:いや、三期生ではできないだろw
:三期生以外はもっとできねぇよ
:いいことってなんだ?
「いいことって何ですか?」
「にゃはは、砂利を壊して、最初に火打石を出した人の意見が採用されるのにゃ」
「確か、十パーセントでしたっけ? ちょうどいい確率ですね」
「運か、ならば我の勝利が確定しているな」
「いいや、一気に百個だすから、俺の勝ちだ」
「仕様上、一個までしか出ませんよ」
:運ゲーか
:おもしろそう
:百個w子供か
:マサのボケに慣れて来た?
「それじゃあ、始めましょっか」
そうして、ボクたちは目の前に一個だけ砂利を置いていく。
「それじゃあ……せーので壊すにゃ!」
「了解です」
「フッ、我が勝利を見届けるがいい」
「絶対俺が先に出す!」
「せーのっ!」
一斉に砂利が崩れる音が響き、全員が息を呑んだ。
「……!」
「出た⁉ いや、違うか……」
「こっちはハズレにゃ……」
「我もダメだ」
「……あっ、ボクのところに!」
周りを見渡すと、火打石が出たのは僕のところだけで、他の人たちはみんな砂利がドロップしていた。
「ということは……」
「ノアの勝ちにゃ」
:おおおおお
:一人勝ちw
:ノアちゃん強運すぎw
:持ってる女
「え? えっ?」
「俺の負けか……」
「さぁ、望みを言うがいい。我はそれに従おうぞ」
「え、えっと……そんな大げさに言われても……」
「にゃはは、遠慮はいらないにゃ! ノアの好きに決めるにゃ!」
「そうだ、我らは従うのみ」
:ノアちゃん困惑してるw
:負けた方がよかったって思ってそうw
:ノアならあり得るw
(えぇ、こんなことになるのなら、火打石が出なかったらよかったのに)
「ノアちゃんなら、安心できるよ」
「そうにゃねー。マサとかだとろくな倉庫にならないのは目に見えているにゃ」
「あのな……俺への偏見がひどくないか? せいぜい、爆弾で倉庫を作ろうとしていた程度だぞ」
「やっぱり終わってるにゃ」
:爆弾倉庫www
:ノアでよかった
:このなかで、ユイとノア以外が外れっておかしいだろ
(共有倉庫か……それなら、こんなのはどうだろうか?)
「じゃあ、罠付きの倉庫を作りたいです」
そう言った瞬間、場の空気が固まった。
:罠付きwww
:ノアちゃん?
:あれ? 当たりはユイしか存在しなかった?
:草
:ノアちゃんも頭NeoVerseだったか
「ダメでしたか……?」
「ダメじゃないけど……」
「フッ、良いではないか。侵入者を拒む倉庫、実にロマンだ」
「いや、俺たちが毎回侵入者になるんだが?」
「……確かに」
「ノアちゃん、罠って具体的に何を想定してるの?」
「間違ったチェストを開けると、背後から矢が飛んでくるとか……」
「殺意高っ」
「一応、トラップチェストとディスペンサーを組み合わせることで出来るにゃけど、まさかノアがこんなことを言うなんて思ってなかったにゃ」
:www
:ノアってたまに火力が高いことを言うよな
:まともなのはユイだけか……
:でも、そのユイですら、FPSで拳キルをするんだよなぁ
:そうだったw
「まぁ、にゃーたちは敗者だから従うしかないにゃ」
「そうですね……ノアちゃんの言ったことだし、わたしも従いますよ」
「そうだな! 罠付きの倉庫って面白そうだし」
「マサさんと同レベルなんだ……」
「なんでショック受けてるんだよ!」
:www
:まぁ、爆弾で倉庫を作ろうとしてた奴と同じなのは嫌だな……
:罠付き倉庫も似たようなもんだけどなw
「でも、罠付きだと時間が足りなくないですか? もう二時間くらい経ってますよ」
「そうにゃね。特にノアは若いし、早寝早起きをするべきなのにゃ」
「それなら、次のコラボで作らないか? 全員が集まるいい口実になるし」
「……次のコラボで、ですか?」
「うん、それがいいと思う。罠を作るのには赤石もいるから、今日は出来なそうだし」
「……じゃあ、次のコラボで罠付き倉庫を完成させるってことで。それまでに、俺も火薬を集めて置くし」
「にゃはは、面白そうにゃね!」
「フッ、良いではないか。次なる戦場が決まったな」
「戦場じゃなくて、ただの倉庫づくりだし、火薬なんていりませんから!」
「それじゃあみんなー」
「ばいにゃ!」「さらば!」「ばいばい、みんな!」「またね」「じゃあな!」
:おつにゃー!
:次回の罠倉庫大作戦楽しみw
:ノアちゃんの罠センスに期待
:ユイちゃんの胃がまた削られる未来しか見えない
:全員おつかれー!
【三期生】みんなでNeoVerse鯖!
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