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第12話
「ええ、そうですね。似たようなものです」
「似たようなものって……。よく手に入ったね?」
自分が持っている無反動砲はアルマなのかと聞いてくるティオにアレスが答えると、彼女は更に驚いた表情となる。
冒険者のエーテルを原動力として装甲の一部をパワードスーツへと変形させるアルマは、その全てが使い手である冒険者のエーテルや体格に合わせて作られた特注品である。そのためアルマは通常の兵器と比べて製造難易度や製作費用は遥かに高く、最新鋭の戦闘機よりも高くつくことなんて当たり前で、とてもではないは昨日冒険者になったばかりのアレスが持っているとはティオは思ってもいなかった。
「はい。これも神から与えられたものです」
「神からって……というかこれもって?」
「実は俺、この武器だけじゃなくて宇宙船もつい先日、女神シェルルのお導きでタダで手に入れたんですよ」
「アルマと宇宙船をタダで手に入れた? それって大丈夫なのかい?」
アレスの話を聞いたティオは、思わず信じられないといった顔で彼に聞いた。
普通に考えて
「……? 大丈夫、とは何のことですか?」




