表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
2/9

第2話 赤い智

 少年は歩く。どこまでも歩く。

 先は見えない。見たくも無い。


 歩き疲れて少年は、砂をかき集める。

 そして全身全霊を掛け、砂に力を送る。


 砂は空中に浮かび、水に変わる。


 だがその水は、再び砂に落ち、砂を濡らす。


 少年は濡れた砂を再びかき集め、背中から取り出した大鍋に入れる。

 そしてまた砂をかき集め、力を送り、今度は水を大量に出す。


 少年の額には汗が大量に浮かび、少年は脱力感に見舞わされるが、気合で乗り切る。


「ふう…」


 水と砂が混ざりあった大鍋。それを茎を切り落として平らにした仙人掌の上に乗せる。

 そして切り落とした部分の仙人掌を鍋に入れ、最後の大仕事。


 カバンから得体のしれない木材の欠片を取り出し、それに口づけて鍋に入れる。

 すると鍋の中身は一瞬で溶け、透明な液に変わる。


 それを背中から出した水筒に入れて一口飲み、また少年は歩き出す。


 少年の前には、まだ砂の世界が続いていた。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ