本当に大切なもの・・・
あなたには本当に大切な相手がいますか?
心のそこから、この人しかいない!と言うような
相手が・・・・・。
私は・・・・
「由紀~!一緒に帰ろう!!」
学校が終わると私の親友の絵里が言った。
「ごめん><!今日はパス!!」
私はその誘いを断り、急いで家に帰った。
そして、去年買ったばかりのパソコンを開いた。
「今、学校終わったよ♪」
と、メールに書いた。
数分後・・・・
「俺も終わった~!!」
彼氏の貴洋から返信がきた。
私、上原由紀中学2年生
そして、彼氏の村上貴洋大学2年生
実は、私達にはあまり考えられない秘密が
あった。
「今日は疲れたよぉ~><」
「俺も~!」
「友達と帰りにプリクラ撮ったんだ♪」
「見せて!」
「送ったよ!肝いけど・・・汗」
「可愛い♪早くキスしたい!」
「いつか、会えたらね^^」
「会ってみたいんだよなぁー!」
私たちは、実は会ったことがないんだ。
私たちが知り合ったのは、自分のアバターを
作って、いろんな人とチャットをできるという
ゲームだ。そこで私たちは出会い、
お互い昔につらい事があった事から時々相談も
したりしていた。
そこで私が告白して、付き合うことになったんだ。
私達2人の約束。
それは、
「由紀が高校卒業したら会いに行く。そして、絶対結婚しような!」
と、言うこと。
まだ、中学2年生という幼かった私にとっては4年間は
すぐだと思ってたんだ。
付き合ってから2ヵ月後、
貴洋はとても悩む事があったが、
私はその悩み事をちゃんと聞いてあげれなかった。
それからかな?
私達2人の思いがすれ違い始めたのは・・・・。。
「なぁ、まぢでどうすればいいと思う?」
「別に、適当に返事すればいいと思うよ~」
このやりとりが何回も続いた。
そして、ある日貴洋が
「ごめん。俺ら距離おこ。」
いきなりの告白に、目からはしきりに涙が
あふれた。声も出すことも
できなかった。
「えっ。何で嫌だぁ。。」
「ごめん。」
貴洋はひたすら、ごめん。といい続けた。
「ちょっと1人で考えたい。落ち着いたらメールするから。」
その言葉を最後にメールしても返事がなく、
電話をしても出なかった。
私は、ご飯もろくに食べず毎日毎日
ただひたすら、泣き続けた。
貴洋と音信不通になってから、
3週間後。
いつものように学校から帰り、パソコンを開くと
新着メール1件。
私は貴洋からだ!やっと話せる♪と
思いメールを開いた。
でも、そこには私が想像していたものとは
全く違う内容が書かれていた。
「ごめん。これが俺からの最後のメールだ。
俺と別れてくれ。
由紀ごめんな。辛い思いばっかりさせて。
でも、もう大丈夫だ!これからお前は
いつも近くにいて、優しいかっこいい彼氏を
探せ!俺みたいな、由紀が泣いている時に
抱き締めてあげられない奴は辛い思いばっかり
させてしまうからだめなんだ。
お前には心から幸せになってほしい。
それが俺の望みだ!
あぁ~由紀のファーストキス奪いたかったなぁ~。
一緒に買い物も行きたかったなぁ~。
でも仕方ないか。
由紀!絶対幸せになれよ!!いいな!
俺お前の笑顔が大好きだから!辛いときも、
笑うんだ!がんばれよ!
じゃあ、今までありがとう。幸せになれな!
ばいばい。村上貴洋。」
読み終えた瞬間目から、涙があふれた。
「嫌だ。嫌だよぉーー!ファーストキス奪いに
来るんじゃないの?一緒に買い物もするんでしょ!
なのに、うちの前からいなくならないでよーー。。。」
私は泣きつづけた。
私は、今頃気づいたんだ。
あの時ちゃんと相談にのってあげればよかった。
もっと、愛するべきだったと。。
気づくのが遅すぎたんだね。。
ちゃんと彼女ならわかってあげるべきだった。。
ごめんね。。
今、あなたには本当に大切な相手がいますか?
心のそこから、この人しかいない!と
いうような人が・・・・・。。
私には、いました。
でも、その人の手を私は離してしまいました。
もし、あなたに本当に大切な相手が
いるのならば、相手の気持ちに気づいて
あげてください。
終わってから、気づいたんでは
もう遅いですから。。
後悔だけはしないでください!今のあなたに
できる事を頑張って成し遂げてください!
成し遂げたら、相手も気づいてくれるはず。
あなたと、大切な相手が笑顔でいられますように・・・・
どうでしたか?
まだまだ子供なうちが書いた作品ですから
時々おかしな文があったかも・・・><
すいません←汗
この作品を読んだあなた達が
素敵な恋ができますように・・・・