闇夜
僕らは山から頂上が見た。何も視えないと光は思っていたみたいだけど、私、みうはちゃんと視えたんだ。
何が視えたって、夜の闇夜の中の残骸だ。それだけだと私は思っていた。昨日は幻日だった。日の中に月が視える現象。僕と共に光はいた。ろばだ。一匹のろばがそこにいた。ママだ。僕らの源だ。本当に源の頼朝がそこにいた気がした。僕らはいつもこの場所で過去生の自分たちと会っていた。
「とんでもねえな」とロバが言った。僕はただ一人口笛を吹いていた。闇がそこにあった。一人の美少女がそこに立っていた。闇は深い、だけど、僕は平気だった。僕はひたすら一人で歩いた。皆、寝静まっている。
しかし、と誰かが言った。頼朝の参謀だった男だ。不思議な二人組だった。君、と彼は言った。遥か大昔の時代からやってきたタイムリープによる奇跡のこの現世的舞台への来訪者だと僕は彼を見てすぐに見取ることが出来た。察知することができた。
しかしな、ゆう。とじいちゃんの声が聴こえた。僕は何も視えないはずなのに、盲目だったはずなのに、どこで道を間違えたのか、いつの間にか視えるようになっていた。僕が一人で歩いていた間、めぐだけは霊的に会うことが出来た。二人で一つ、それ、とっても大事。
僕らは二人で歩き、タイムライパーと、共に一人、カレーを食べることにした。闇が幻想を呼び、月が光を呼び、太陽が来訪者を呼んでいた。僕は夢を見ていた。誰もが僕を視ている気がした。
幻想の最中、僕は何かのレムリアへと旅して、僕は一人恵を舞っていた。闇だ。淡いカケラがそこにあった。




