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転生魔法使い  作者: seigo
3/5

寿司を食べる

「ただいまー」


「あら、おかえり。光ちゃん」



母さんは既に帰ってきていた。


「今日はどこに行ってたの?」


「友達と遊んでたんだ」


僕は僕で疲れていたらしい。母さんが夕飯を知らせに来たときは、うとうととしていた。夕飯を食べてすぐに眠ってしまった。


それからも、たびたび北海道を訪れていた。見里は大体家にいた。僕が来るととても嬉しそうにしていた。


「今日はどこ行くの?」


「寿司を食べに行きたいと思ってさ」


「お寿司?光君、食べ物好きだよねえ」


「美味しい店知ってるか?」


「うーん。分かんないや」


「じゃあ、ちょっと調べみるか」


この間母さんに無理を言って持たせてもらった、スマホで調べる。


「凄い。光君、スマホ持ってるんだね」


「うん。場所分かったし、行こうか」


寿司屋にやってきた僕らは店員に少し不思議な顔をされたものの、特に問題なくテーブル席に案内された。


「見里は嫌いなネタとかある?」


「ネタ?見里お寿司好きだよ」


「そうか。じゃ、コースで頼もうか」


本場の寿司はとても美味い。単純に素材が新鮮なのだろう。見里も美味しそうに食べていた。


「私、こんなに美味しいお寿司食べたの初めて」


「そうか。良かった」


帰り道を歩きながら、見里が不思議そうに聞いてきた。


「ねえ、何で光君は、そんなにお金持ちなの?お父さんとお母さんは何してるの?」


「父さんはいないんだ。母さんは、普通のパートをしてるよ」


「じゃあ、光君は誰からお金もらってるの?」


「宝くじっていう、当たるとお金が貰えるものがあるんだ。それを当てたんだよ」


「へえ。凄いね。見里でも宝くじ当てれる?」


「いや。ちょっと難しいかも」


「そっかー。でも、いつもありがとうね、光君。私に美味しいもの食べさせてくれて」


「まあ、気にするなよ。僕ら友達じゃないか」


「そうだねえ。ともだち」


見里はえへへと嬉しそうに笑っていた。その後は、たまには子供らしく遊ぼうと思い、近くの公園で子供らしい遊びをした。前世の僕は女の子と遊んだ事などなかったので、どんな遊びをするのかと思ったが、見里も女の子らしい遊びをほぼ知らなかったので、無難に鬼ごっごとかケイドロをして過ごした。


それにしても、北海道は広いからいい。魔法を使って色んな所へ行ける。見里も一緒だと魔法は使えないけど、たまには来て一緒に遊んでやるか。


家では保有魔力を向上するべく頻繁に魔法を使う訓練をしたり、瞑想したり、図書館で本を読んだり、たまに北海道で見里と美味しいもの食べに行ったり、そんなこんなで毎日を過ごしていた。

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