表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
宇宙人+幼なじみ=異世界   作者: カオリナギ
第1章
14/17

003


「ツキシダさん! モンスターです!」


そう言われても……


ペンギンは涙目でツキシダを、ペンペンと、そして、ペシペシと叩く。


かわいい

そんな感情に陥っていると……


「その、モンスターは『ペン将軍』。危険です!」


そ、そうかな……

だが、モンスターなら仕方ない。

ツキシダはペン将軍の頭を「ペチッ」と、叩いた。


気の抜ける音だな……


するとペン将軍は、ツキシダを涙目で見つめてきたかと思うと……


ちゅどーん


と、爆発した。

……後味あとあじ悪っ‼️


て言うか、モンスター爆発すんの!?

え、じゃあどうやって報酬を貰えばいいの?


「? !!? ? !?」

「落ち着いてください」


混乱しているツキシダの肩を ポン とシェーナさんに叩かれる。

だが、そう簡単には混乱という渦からは抜け出せない。


「あの……今の……」

「あのモンスターは冒険者に駆け寄って来ては、自爆する……というモンスターです。まだうじゃうじゃ居ますよ」

「えー」


シェーナさんに説明されて、尚更なおさら嫌な気分になった。

あの、ペンギンを、倒すのか……


「あー、いえ、今日はたまたまペン将軍の出現確率が、高かっただけですから……その、あのー、…………」

「無理して慰めて貰わなくてもいいです」


シェーナさんは必死に慰める言葉を探している。

いい人だ……


そして、冷静になる。

なるほど、爆発するから皆、ジャージ姿だったのか……


……ん?

待てよ……?


今、ツキシダの足にしがみついて爆発したよな……?

そして、ツキシダは、ジャージではなく……


ツキシダは自分の体を見る。

素っ裸のその、裸体を


「きゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!!!!!!」


誰の悲鳴だったのか、それは言わなくても分かるだろう……


そして、この日は『怪物の口』から、男の悲鳴が聞こえた……という噂が町中に、広がることになってしまった。


ごめんなさい!


続く

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ