美少女とチュートリアル!?
どーも、アルです。
今回もハルくんがやらかしちゃいます。
ハルくんは誰かさんに似て無鉄砲の計画無しで突っ込むタイプですからね
え、ぼ、僕じゃないですよ?
では、本編スタート!
掃除を終えた俺ハルと美少女ルリは街に出ていた。
「へえ〜小さいけどなんか優しい雰囲気の街だな」
「ですよね!私もこの街好きなんです!まあこの街と私の生まれた隣町しか知らないんですけど」
ルリは少し照れながらそう言う。
はぁぁ、かわいい。
「あ、ハルさん。レベルはいくつですか?私は5ですよー!」
なんかぺったんこの胸を張っている。
…かわいいボソッ
「え、俺ってなんレベルなのかな?どーやってわかるの?」
「え、そっからですか?」
今度は呆れた顔をしてる。表情がコロコロかわってホントに楽しいなこの子は。
「ほら、ここをこうしてこうです。」
なんか目の前にメニュー画面のようなものが表れルリがステータスの部分をタップする。
すると、俺のステータスが目の前に広がる。
「おお!すげーー!なんかメニューとかステータスとかかっけーな!」
「……」
ルリは黙っている。返事はない。屍ではないようだ。
「ん?どうした?ルリ」
「……」
ルリは黙っている。返事はない。俺の嫁でもないようだ。
「全然すごくないですよ…」
「ん?なにg…」
「このステータスですよっ!!」
すげー怒鳴られた。すげー…
「スライムに負けるくらいだからレベル1~2だろうと思ってましたがレベル1でステータスオール1ってどーゆーことですか!」
「え、そのステータスってすげー悪い?」
「はい、すげー悪いです」
ある意味すごかった。
ルリの説明によるとチュートリアルを受けると報酬で100ルピとステータスポイントが貰えるらしい
そしてそのステータスの振り方によって戦術を練ったり、職業を決めたりするらしい。
職業は大きく2つに別れて、戦闘系の職業(例を上げれば戦士や武闘家だ)と一般人でもなれる生活系の職業(例は料理人やバイトとかがあるらしい)
「俺の職業はなにかなーっと」
「え?なにこれ。ニートって表示されてんだけど」
「あの、ですね。そのままの意味です。ニートです」
ルリはかわいそうな目をして俺を見てくる。
なんか悲しい。夢なのに。
話を変えるべく俺は
「ところでルリの職業はなんだよ?」
「私はノービスとお料理教室の会員ですよ!」
とまたえっへんとしている。胸がt…やめとこう。
「お料理教室会員はわかるんだけどさ、ノービスってのは?」
俺は頭の上に?を浮かべながら聞く
「ノービスというのはレベル10からの下位職に転職するために必須の職業ですよ。レベルが10以下の冒険者はみんなノービスか遊び人ですね」
「へぇ〜」
俺は遊び人だなと実感した。
ハル 職業『遊び人/ニート』レベル1
「最悪じゃねええか!」
このままじゃダメだと思い俺はノービスになろうと決めた。
「ノービスにはどーやってなれるんだ?」
「ノービスになるにはスライムとコウモリンを2体ずつ撃破だったはずです。」
「よし!今から行こう!すぐ行こう!」
俺は駆け出す。後ろからルリの俺を止める声が聞こえる。そんなのはお構い無しだ。遊び人とニートは夢でもさすがにやべえよな。
「あ、この草原」
バトルフィールドに出た俺はあの時の草原に出ていた。
「よっしゃ!待ってろ、ルリ! 絶対スライム倒してみせる!」
俺は大きな声で叫ぶ。
するとその声に気づいた1匹のスライムが近づいてきた。
「よし、戦闘開始だな。」
「あ、そういや素手だったけど、まあいけるか」
この子って学習しないよね(作者より)
ハルのターン、攻撃。ミス、相手に攻撃を与えられない
敵のターン、飲み込む攻撃。ハルは飲み込まれた。
ハルのターン、ハルは行動不能だ。
敵のターン、吸収攻撃。
とにかく飲まこまれてからはヌルヌルが気持ち悪くて、吸収されてときは身体中の細胞が骨から離れていくのが分かった。とてつもない痛みだった。
ほっぺつねって夢じゃないってわかるくらいならさっさと夢覚めろよ。
夢なら早く覚めてくれ!
俺の体は完全に冷めきっていた。戦闘不能だ。
ハルは目の前が真っ暗になった。
ハルは見覚えのある天井を前にして目を覚ました。
読んでくれてありがとうございます。
ハルくん。。。やっぱ倒されちゃいましたね…
見覚えのある天井とはどこのことなのでしょうか?
次回乞うご期待ですね。
あ、今回の分のダジャレがまダジャ
はーい…それじゃ次回もお楽しみに!