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異端魔力の召喚勇者 ~魔法の使えない勇者は冒険者の道を歩む~  作者: 水辺 京
第三章 Sランクへの道のり 中編

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093 Bランク昇格試験

 数日の時を経て、零閃の狼煙一行は王都のギルドに到着していた。

 すでに教会で、依頼の報告書を受け取り、リビアの元で今回の依頼の報告を済ませていたところだ。


「皆さんお疲れさまでした!」


 笑顔で接してくれるリビアに見ると、依頼の完了という節目を感じ、心が休まる。


「ただいまリビアさん!これ、依頼の報告書です」


 ミナトはそういうと、神父から渡された報告書を手渡す。


「はい、確かに受け取りました!ではこちらをもって今回のカースドナイト討伐依頼は完了になります!それと……」


 リビアは書類を確認しながらミナトとクレイグを交互にみる。


「ミナトさん!クレイグさん!お二人のランクアップ試験の資格が解放されました!あまりにも早過ぎたので、書類の不備かと思ってしまいました。どうやらこの間のゴブリンの依頼が、想定以上の高ランク依頼となったのが要因のようですね!」


 その言葉にミナトとクレイグは目を見合わせる。

 本来受けることの出来ない、A+ランクの依頼。

 それだけに、ギルドポイントがたくさん獲得できたのだろう。

 そして今回の依頼はBランクだ。


 Cランクの彼らが、少ない依頼数でも、すぐにランクアップ試験を受けれるというのは、必然なのかもしれない。


「まさか、もうBランクにあがるチャンスが来るなんて……リビアさん、試験の内容、聞いてもいいですか!?」


 ミナトは想定外のことで、少し食いぎみに試験内容をきく。


「はい、では説明しますね」


 リビアはそう言うと、いくつかの羊皮紙をカウンターに並べる。


「ただいまBランク昇格試験として、受けれる試験内容は三つあります。まず一つ目、夜間の森林地帯に目撃情報のある、『シャドウウルフ』討伐。そして二つ目、同じく森林地帯に生息する、『キラースパイダー』討伐。最後に、湿地地帯に生息する、『ハイリザードマン』討伐になります。いずれも討伐数は一体ですが、取り巻きに下位種の存在もありますので、ご注意下さい」


 リビアの説明に、ミナトとクレイグはしばらく考え込む。

 するとクレイグが先に口を開く。


「キラースパイダー……たしか火に弱かったですよね?わたしの魔法の相性からしたら、その試験がいいと思うのですが」


 その言葉にリビアはにこっと微笑みながら答える。


「はい、キラースパイダーは火による耐性があまり無いので、火属性の魔法が使えるのであれば、おすすめですよ!それに万が一、糸にからめとられた時も、火があれば容易く糸はたちきれます!ただ、解毒のポーションだけ、忘れないようご注意下さい」


 リビアの言葉にクレイグは深く頷き、意思を固める。


「ではそちらの試験でお願いします!」


「かしこまりました!では、こちらが生息地を示した地図と、キラースパイダーに関する情報を書いた資料になります。お気をつけてください!」


 クレイグはそれらを受け取り、礼を言う。

 その一連の流れを見て、ミナトも考える。


(相性か……。それでいうと、ハイリザードマンは武器を用いた種族ときいている。近接戦闘が主になるだろうから、俺との相性はいいかもな。ただ、シャドウウルフは夜間の戦闘、灯りが必要になってしまう。リリィの光魔法で照らすことは可能だが……。いや、そもそも獣魔を連れていってもいいのか?)


「あの、リビアさん。試験はソロでの討伐が原則ですが、獣魔はどうなるんですか?」


 ミナトの疑問にリビアは答える。


「リリィさんのことですね!ミナトさんの獣魔として、登録されているので、ミナトさんの試験に限り、同行は可能ですよ!」


 その言葉にミナトは安堵する。


「わかりました。では、リリィは連れていきますが、自分自身の相性的には、ハイリザードマンの試験にしようと思います!」


「そうですね!ハイリザードマンは、ブレス吐いたりもしますが、基本的には武器を用いた戦闘スタイルなので、近接戦闘が得意なミナトさんにはおすすめです!ただ、武器の他に、防具を装備しているうえ、外皮そのものも、かなり強固になりますので、ご注意下さい!」


 リビアの説明に、ミナトは頷き、試験を受ける。


「その試験でお願いします」


「かしこまりました!では、こちらが生息地を示した地図と、ハイリザードマンに関する情報を書いた資料になります。お気をつけてください!」


「ありがとうございます!」


 ミナトは礼をいい、それらを受けとる。


「じゃあ、ミナトとクレイグはしばらく試験ね」


「すまないな、俺達が留守の間はどうしてる?」


「適当に、簡単な依頼でも受けるか、城の書庫にでもみんなを連れてってみるわ」


 シスカがそう言うと、セイラは目を輝かせる。


「書庫!行きたいです!」


「じゃあひとまず、休憩したら私たちは城へ向かいましょうか」


 シスカの言葉に、セイラとメリアは喜びを露にする。


「まあ、なるべく早く済ませてくるよ。よし、クレイグ、準備を済ませたら出発しようか!」


 ミナトの言葉にクレイグは頷き、共にBランクの試験へと出発する。

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