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異端魔力の召喚勇者 ~魔法の使えない勇者は冒険者の道を歩む~  作者: 水辺 京
第二章 Sランクへの道のり 前編

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068 休暇の過ごし方

 食事を終えた一行は、明日の予定について再確認した。


「明日は予定通り休暇としましょう!皆さん、しっかり体を休めてくださいね」


 クレイグの言葉に、一同は静かに頷き、各々が休暇の過ごし方を思い描いた。


(鍛錬禁止の休暇か……。何をしていればいいんだ?)


 ミナトは特段やることが思いつかず、しばらく考えを巡らせてから口を開いた。


 「なあ、休暇っていっても、みんなは何をして過ごすんだ?」


 その質問に、まずセイラが答える。


「私は実家に顔でも出してこようかなと思ってます。兄弟たちにも話したいことがたくさんありますし!」


(実家か……さすがに帰るのは無理だな)


 次に、クレイグが口を開く。


「私はまだ王都を回りきれていないので、散策でもしていようかと。もしかしたら新しい発見もあるかもしれませんし」


(たしかに俺もまだ回りきれてないな……観光か。候補にしよう)


 次に、メリアが話す。


「私は森林浴でもしてこようかなって思ってます!森の中が一番体が休まるんですよね」


(俺の知っているエルフの休暇って感じで少し安心だ。けど、森林浴は俺には……)


 次に、ミナトの質問に困った顔でシスカが答えた。


「私は……ミナトは何するのよ!」


 おそらく、シスカも特にやりたいことがないのだろう。


「俺は……そうだ!城に行って、コウキたちの動向でも聞いてこようかな。それにもしかしたら、こちらの状況を伝える術があるかもしれないしな」


 苦し紛れに出した答えだったが、案外よかったのかもしれない。

 アルフレッドにいつでも尋ねてくださいと言われつつも、あれから一度も顔を出していない。

 コウキの動向を知りたいというのもあるが、ある意味王に自身の経過を伝えるというのも大事だろう。


 それに対し、シスカは少し考えたのち話し始めた。


「城ね……。邪魔じゃなければ、私も着いていってもいいかしら?」


「俺は別に構わないけど、多分何も面白いことなんてないと思うぞ?」


「どうせ一人でもやることないからいいのよ。それに、城に入れる機会なんてそうそうないものよ」


「わかった。じゃあ明日の朝、ギルドに集合でいいか?」


 ミナトの言葉にシスカは静かに頷き、二人の予定は決まった。


「じゃあ皆さん、予定が決まったということで、今日はこれでお開きにしましょうか」


 クレイグがそう言い、それぞれが帰宅していった。


 ミナトとクレイグは同じ宿に泊まっているので、一緒に宿へと向かった。


「休暇なんて久しぶりだな。クレイグも王都を散策するなら、一緒に来るか?」


「お誘いはありがたいのですが、少し行きたいところもあるので、今回は遠慮させてもらいます」


「そうか。じゃあそれぞれ別行動だな」


「はい。コウキさんのこと、何か分かるといいですね!」


「ああ、クレイグも楽しんでな!」


 各々がそれぞれの休暇を過ごすのであった。


 宿に着いたミナトは、明日の予定を再度確認し、深い眠りについた。


 翌朝、ミナトはいつもより遅くまで寝ていた。

 だが、たったそれだけで体がとても軽く感じる。


(たまにはこう、だらけるのもいいかもな……)


 ミナトはそう思いつつも、約束があるので体を起こし、準備をする。


(シスカはもう来ているだろうか?)


 いつもより遅いとはいえ、まだ8時頃だ。

 シスカもまだ休んでいる可能性もある。

 時間を決めておけばよかったなと思いつつも、とりあえずギルドへ向かうことにした。


 ギルドに到着し、中を確認するがシスカの姿はまだない。


(仕方ない、少し座って待つか)


 そう思い、テーブルに腰を下ろそうかと思った時、勢いよくギルドのドアが開いた。


 そこには走ってきたのだろう、息をあげているシスカの姿があった。

 シスカはこちらに気づくと小走りで駆け寄る。


「ごめんなさい!待たせたわよね……。いつもより遅くまで寝ちゃって……」


 いつも冷静な彼女が焦っている。

 おそらく自分から着いていくと言いながら、遅くまで寝てしまいミナトを待たせてしまったことを気にしているのだろう。


 ミナトは笑いかけ、シスカの肩を軽く叩いた。


「おはよう、シスカ。俺もぐっすり眠れたみたいで、ギルドに来たのもほんの数秒前なんだ。だから全然待ってないから気にしないで」


 シスカは安堵の息を漏らした。


「ならよかった……」


「急いできたってことは、朝食はまだか?」


 ミナトの問いに、シスカは静かに頷く。


「なら俺もまだ食べてないから、どこか食べに行こうか」


 シスカは再び頷き、二人はギルドを出た。

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