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異端魔力の召喚勇者 ~魔法の使えない勇者は冒険者の道を歩む~  作者: 水辺 京
第二章 Sランクへの道のり 前編

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059 メリアとの依頼

ミナトがメリアとテーブルで話し込んでいると、ギルドの扉が開き、シスカとセイラが一緒に入ってきた。その姿に気付き、ミナトは声をかける。


「シスカ!セイラ!」


ミナトがテーブルから手を振ると、二人はそれに気づき、ミナトのもとに向かう。


「おはよう、ミナト」


「おはようございます、ミナトさん。あれ?お隣の方は?」


ミナトの隣にいる女性に疑問をいだいてるようだ。


「おはよう、二人とも。紹介するね、こちらはメリアさん。パーティーを探してるみたいで、少し話をしてみたいとのことだ」


ミナトの言葉にメリアはお辞儀をする。


「はじめまして!メリア=アルストアと申します。ランクはBに上がったばかりです。よろしくお願いします」


メリアの自己紹介に続き、シスカとセイラもそれぞれ軽く自己紹介をする。


「あと一人、仲間がいるんだ。多分もう来ると思うんだけど……」


すると間もなくしてクレイグがやってきた。


「おはようございます、皆さん。お一人、見かけない方がいらっしゃいますが……?」


クレイグの言葉に、先ほどと同様に説明し、自己紹介を済ませる。


「じゃあ、みんな集まったことだし、本題に入るね。メリアさんは、今パーティーを探しているらしくて、今朝声をかけられたんだ。それで、ランクも同じくらいだし、もし良ければうちのパーティーの皆と話してみないかってことになったんだ」


ミナトは先ほどの出来事を簡潔に説明する。そこにメリアが付け足すように説明を続けた。


「急な申し出で申し訳ありません!依頼に行き詰まったといいますか……ソロでの限界を感じまして……」


その言葉にシスカが反応する。


「わかるわ。私もBランクに上がるまではソロでの活動が基本だったけど、Bに上がった途端、限界を感じたわ。タイミングよくミナトたちと出会えて、とんとん拍子でパーティー結成できたけど、それもつい最近のことよ」


「シスカさんも同じような境遇だったんですね。なんだか安心しました!自分が肩書きだけのBランクなのではと、少し不安を抱いていたので」


シスカの言葉に、メリアは少し安堵したようだ。次にセイラが口を開く。


「私とクレイグさんは、ソロでの活動期間が実質無いようなものなので、ソロでBランクまでいけたなんてすごいと思います!」


セイラの言葉に、クレイグは苦笑いを浮かべる。


「わたしに関しては、冒険者登録自体がつい最近の出来事なので……」


「ありがとう!最初から頼れる仲間がいるっていうのも、素晴らしいことだと思います!それに冒険者の歴と実力なんて、必ずしも比例する訳じゃないですし、気にすることじゃ無いですよ」


それぞれ会話をし、メリアはパーティメンバーとも打ち解けることができたようだ。


「よし!じゃあ、みんな打ち解けたみたいだし、どうだろう?試しに一つ、一緒に依頼を受けてみないか?」


ミナトの提案に、シスカ、セイラ、クレイグは頷く。メリアもまたその提案に賛成のようだ。


「はい!私が役に立てるなら、ぜひパーティーへの加入もお願いしたいところです!」


「ああ、こっちとしても歓迎だ。けど、戦闘スタイルが合わないとかあれば、気にしないで辞退してもらっても構わないからね」


ミナトの気遣いに、メリアは感謝をする。いくら打ち解けたとしても、戦いかたが自身と合わないと、戦闘において戦いづらさを感じてしまい、ポテンシャルも低下してしまう。


そこら辺を考慮し、すぐにパーティー加入よりも、一度合同で依頼を受けたのちに判断するというのが賢明である。


「じゃあ、そうと決まれば依頼を探しにいこうか!」


ミナトの言葉とともに、一行は掲示板を見に行くのであった。


「お試し期間ってことなら、あまり日数のかからない依頼がいいよな」


「とはいえ、Bランクだと時間はある程度覚悟は必要よ。それに簡単すぎる依頼だと、メリアの判断材料が足りないだろうから、そこも考慮しないとね」


シスカの言葉に頷きながら、ミナトは掲示板を眺め、程度のいい依頼書を探すのであった。

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