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侵入者をやっつけよー

この回は残虐なシーンがあります!


苦手な人は読まないでください!

試作品を手に家に帰ってきたマリーゴールド(タウンハウスのとなり)。



メイド達を呼び寄せて


「私はやりたいことたくさんあるのだけど、手が足りないわ。貴女達の実家で信用できる人はいるかしら?それと、実家の領の特産品とか教えてもらえるかしら?」


スターシャ、ルナ、コリン、サラ、イリスはかしこまっている。


「私は田舎の領です。養鶏が盛んです。それとお嬢様が何をなされたいかによって呼び寄せる人員も違うかと思われます。」


スターシャが答える。スターシャ・ギルベリー。子爵の3女だ。


「それは最もね、とりあえず貴女達の実家のこと教えてくれるかしら?」


「私のトレイル家は山が多い領地です。特産としては酪農です。」


ルナ・トレイル。子爵家の次女だ




「我が家は細工が特産かしら?」


コリン・フィルター、伯爵家の4女


「私のところはいろんな産業をしていますが、そうですね、観光地もあるので料理やお菓子が他の領より発達しているかと。」




イリス・ルイード、伯爵家の4女だ。




最後にサラが



「私は孤児院出身なのでお力になれません」



「みんなすごいわ!アイデアが湧き出てきたわ!みんの力を借りたいわ!そしてみんなの領に利益をもたらすわ!」



そういえばメアリーのところは豚を飼っていたわね。すごい!牛、豚、鳥すべて揃うじゃない!



「それと、サラ、貴女の孤児院の子供達に仕事を斡旋できるように頑張るから!」



〜~~~~~~~~


「防犯ブザー設置完了しました」




メイド達が報告してくれる。



「しばらくは襲撃に備えて夜一人でこちらで寝泊まりするわ」



「お嬢様いけません!」



「気持ちはわかるわ。私一人なら賊を撃退することなんて簡単なの。でもね、私が人を殺すところ皆に見てほしくないの。」


「それにみんなを守りながら戦うのは怖いの。守れなかったらって思うとね」



「お嬢様・・・。本当にそんなにお強いんですか?」


メアリーが心配そうに聞いてきた。



「多分無敵かなー?」



「わかりました。しかし覚えててください、お嬢様がもし死ぬようなことがあれば私も後を追います。」



「えっ!?」



「ちょっとメアリー・・」



「あの世でもお世話いたします」




え?なんで?メアリーどうしたの?



「わ、わかったわ・・。」




それからこれからのことを話し合いそれぞれの実家から物と人を取り寄せることとなった。



それから数日はリーンサウス工房で試作品作ってもらったり。意見交換したり、そうそう、遠心分離機作って貰うことも追加した。



そんなことをして数日が経ったある日



ついにやって来た。



防犯ブザーが鳴る



やっぱり来たかー、なんか元々情もなかったけど、本当に微塵ほどあった気持ちも消え失せた。お父様、いえ、グリーズに思うのは無。ほんとどうでもいいわ





そして私の部屋のドアが空いた瞬間に、タウンハウスとその庭の重力を10倍にしてみた


「グェっ」


倒れた刺客を無視して外に出る。


やっぱりいた。見張り役。二人もいる。こいつがリーダーなのかな?



とりあえず2倍の重力で家の壁に落としてみた。



2人共気を失った。その二人を無重力にして私を重力の起点にする。そう、今は私が落下点。そうして家に入った。

賊を全員縛る。そして重力解除。


外のやつも水ぶっかけて起こした。


総勢10名。始めるか。



そして賊の一人に声をかけることなく重力を増していく。


「うぐっ」


うめき声が上がるがそのまま重力を増し続ける。そして賊は血を撒き散らしてペッタンコになった。


「これくらいで人って潰れるんだ。覚えとこう」



淡々と独り言をつぶやく



マリーゴールドは次の賊を見つめて。小さなブラックホールを作り腕にぶつけてみた。


「ぎゃーー!!」



腕が途中からなくなり血が吹き出す。



「このくらいの大きさで肘から先が無くなると。」



「血で汚れるの嫌だからちょっと実験。」



そう言ってマリーゴールドは賊の体内に集中する。


賊の体内に小さなブラックホールを作り出し心臓を消した。


心臓を失った賊は倒れた。腕の血は止まっている。



「うまくいったわ。」


満足気なマリーゴールド。



「ちょっとまて!なにをしている!!」



賊がたまらず叫ぶ


「え?何って見てわからない?実験してるの。私を殺しに来たんだから、殺されても文句ないでしょ?」


「なっ」



「本当はさー、魔獣で実験するつもりだったんだけど、ちょうどいいからあなた達で私に何ができるか、どのくらいで死ぬのか確かめさせてもらうわ」



「ま、まてまて!普通、依頼主とかどこの組織とか聞くもんだろ!」



「え?そんなのどうでもいいわ、どうせ言わないだろうし証拠も消してるだろうし。でも私も敵対する奴らになんて証拠なんてなくても滅ぼすけどね。」



「さて!次は」



マリーゴールドは一人を見つめ。賊の体の真ん中を重力の起点とする。



「あぁああ!!」



賊の体がへそのあたりで圧縮されていく。ボキボキと体中の骨が折れる音がする、もうとっくに死んでる


「まだまだいくよー。」


最終的にはには賊はソフトボールほどの大きさになった。



「これなら血で汚れなくていいわね。力もそんな使わないし効率いいわ。」



「ばっ化け物、こんなの聞いてないぞ!!」



賊達はパニックだ


「ふふ、おおかた不出来な気狂い令嬢を殺せって言われて来てのね」


吐く者、失禁する者、ただ震える者。反応は様々だが絶望の表情は同じ




マリーゴールドの目は実験動物を見る目だ。熱のこもらない目で見つめる。話を聞くこともない。ただ殺しに来たから殺すだけ。


「私ね貴方達に敬意を払っているつもりなの、だって私が命乞いしても殺す気だったのでしょ?プロよね、だから私も無慈悲に敬意を持って貴方達を殺すの」


「ここでこんなに殺したら屋敷が使い物にならなく・・」


「まぁ!優しいのね、でも大丈夫。この後この屋敷燃やすもの」



「えっ?」



「貴方達もそのつもりだったでしょ?油まいてくれてるじゃない。だから貴方達をどんな殺し方しても大丈夫なの、後のことは心配しないで」



そんな心配してない!



「でも、そうね、なにか話してくれたら楽に殺してあげるわ」



賊は吐いた。この男はNo.2だったらしい。貴族の依頼だからと見届けに来ていたのだ。賊は知ってること全て話した。正気でいられない


闇ギルドのこと、合言葉、依頼の仕方。構成員、頭目の名前、複数のアジト


シノギのこと。繋がっている貴族のこと。拍子抜けね



そしてその日タウンハウスは燃え上り焼け落ちたのだった。



そしてある大きな闇ギルドも頭目が変わり幹部は軒並みいなくなり組織改編してやり直すことになったらしい

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