リリーシャの懺悔
「お待ち下さい!」
皆が声のする方を見るとリリーシャだった
「恐れながら、私は父や母の命令とはいえ長年お姉様を虐げていました。宝石やドレスを奪い、使用人のように扱いました。私は罪をおかしました、罰を与えてください」
リリーシャは真っ青な顔をしている
「リリーシャは本当に馬鹿ね、黙ってたら良かったのに」
マリーゴールドがため息を付きながらリリーシャを見つめる
「お姉様、私は罰を受けないとお姉様の横にいられません。ずっとお姉様に対して引け目を感じながら生きていきたくないのです。わかってます。私のわがままです。自己満足です。陛下私のために罰を与えてください。」
ランティス王はどうしたものかと思案する
「親に逆らうのは難しいことだったろう。罪というほどではない。罰として奉仕活動100時間。真剣に取り組みなさい」
王が告げると今度は王妃が
「リリーシャ、マリーゴールドの妹として今までとは違う環境になるでしょう。貴女はマリーの力にも弱点にもなるの。身も心も強くなりなさい、私も協力は惜しまないわ」
そう言ってから集まっている貴族たちを見て
「マリーゴールドは国の宝よ、何人たりともマリーゴールドに強要することを許さないわ。もちろん我ら王家も。貴方達が使っている防犯装置、様々なスイーツ、そして新たな魔法、まだまだ彼女の価値は計り知れないの。エリンシュタイン家と敵対することのないように」
王妃が貴族たちに釘を刺す
「お姉様〜。私お姉様の側にいてもいいんですか??」
泣きながらリリーシャが抱きついてくる
「ちょっと!暑苦しいわ!そんなに抱きつかなくても貴女の好きにしたらいいじゃないの!」
焦るマリーゴールド
「ずっとお姉様に甘えたかったの。」
「リリーシャ!貴女バカなの?普通にしなさい!」
「だってエリンシュタイン家に来てからずっと我慢してたのよ、小さい頃からお姉さんが欲しかったの!」
うるうると見上げてくるリリーシャ
「だから!ここですることじゃないでしょ!みんな見てるから!」
「お姉様お姉様お姉様お姉様お姉様」
ぎゅっと抱きしめてきて離れないリリーシャ
ちょっと怖いわー。これってヤンデレ?
そこにシャーロット王女が
「私もマリーゴールド様をお姉様とお呼びしてもよろしくて?」
「え??」
間抜けな声が出てしまった。
「ダメに決まってるでしょ!」
リリーシャが抱きついたまま叫ぶ
「リリーシャ様は私の妹といったところかしら?」
「私のお姉様はマリーゴールド姉様だけなの!」
「シャーロット様どういうことですか?」
マリーゴールドが問うと
「私も兄ばかりで姉が欲しかったのですわ。リリーシャ様の教育を王家も手伝うから、その褒美にお姉様呼びを許してもらいたいの」
シャーロットは天使のように微笑んで
「リリーシャさんはとりあえず奉仕活動ですね」
リリーシャは恨めしそうに王女を見たのであった




