王族
「リリーシャ貴女もついてきなさい。貴女のこと王妃様にお願いするわ」
「え?私なんかのことで王妃様煩わしていいのですか?」
びっくりするリリーシャ。
「とりあえず行きましょう、いい、大人しくしてるのよ?」
「はい、お姉様」
王家の馬車に揺られ王宮の入口に案内されると、そこにはアンネマリーが待っていた。
「アンネ様??どうしてこのようなところに??」
「ふふふ、私はマリーの後見人ですもの。王がなにか言ってきたら噛みついてやるから安心して。そちらの方は?」
「異母妹のリリーシャですわ。アンネ様」
「リリーシャ???貴女が」
マリーゴールドがここに来た経緯を話すと
「思うところもあるけれど、反省してるなら、今は許してあげます。私はアンネマリー・ノワゼットよ」
「リリーシャ・エリンシュタインと申します、姉さんにはずっと失礼なことしてしまってて・・」
「マリーがいいなら私は何も言わないわ。さぁ行きましょう」
侍女に案内されて王家のプライベートの中庭にやってくる。
「我が国の太陽であられるにランティス・アルバレス陛下、輝ける第1王子サミュエル殿下、第2王子ルイス殿下、我が国の妖精姫シャーロット様ご挨拶申し上げます」
何なのよ王族勢揃いじゃないのよ!
リリーシャがもう顔面蒼白だわ!
ランティス王が
「今日は王妃の友として呼んだのだ。堅苦しくしなくて良い。少し聞きたいことがあってな。」
「マリーごめんなさいね、急に呼び出して。」
「私も王妃様に使いを出すところでしたので」
ステラマリーは満面の笑顔で
「あら!嬉しいわなんでも言ってちょうだい」
「異母妹リリーシャのことでお願いがありまして」
「えぇ、後で聞かせて頂戴。先にランティスから話があるから」
「うむ、我が妻ステラの心を救ってくれてありがとう。昔のような笑顔で笑ってくれるようになったのだ。」
頭を下げるランティス
「もったいないお言葉です」
頭を下げる
「そして我が妻の親友であるノワゼット侯爵夫人との仲を取り持ってくれたこと感謝する」
「さぁこっち座って頂戴、息子達を紹介するわ」
「この子が第一王子サミュエル。そして第二王子ルイス、そして第一王女シャーロットよ、」
ステラマリー王妃は嬉しそうに息子達を紹介する。
「お初にお目にかかります、マリーゴールド・エリンシュタインと申します。こちらは異母妹のリリーシャです」
続いて
「うちの子も紹介するわ、ルルーディア・ノワゼットよ」
「はじめまして、マリーゴールド・エリンシュタイでと申します。こちらは異母妹のリリーシャです」
王族だけでなくアンネ様の息子まで、なにが??はじまるの?
ステラがすまなさそうな顔して
「ランティスが貴女に会いたいって言って、どうせなら息子達紹介しようと思ったんだけど、後でアンネに知れたら抜け駆けしたって言われそうだから、アンネにも連絡したの」
「そういうことでしたか、ステラ様」
マリーゴールドが答えると王族がギョッとした
「お母様、ステラと呼ばせているのですか?」
第一王子サミュエルが驚いた顔で聞く
「ステラと呼んでいいのは夫と親友のローズマリーとアンネマリー、そしてマリーゴールドだけよ、今後も増やすつもりはないわ」
満面の笑みのステラマリー王妃
サミュエルが問う
「ルイス、あんな顔の母上見たことあるか?」
「兄上、私の記憶が確かなら3歳頃でしょうか?」
「だよなぁ」
遠い目をする王子二人
「さて、今日は新しいお菓子を持ってきました!メアリー!」
マリーゴールドが声をかけると
ランティス王が王妃にがつぶやく
「あの子が鋼鉄のメアリーか」
え?なんか変な二つ名付いてるんだけど??
「今日のお菓子はシュークリームといいます。手にとって食べてくださいね」
貴族の方に食べやすいように一口大のプチシューを作って来た。
毒見役が食べたあと皆で食べる
ランティス王がシュークリームに驚愕しながら
「マリーゴールド嬢は多彩なのだな、新たなお菓子、発明品の数々防犯装置も随分役に立っていると聞いている。」
「もったいないお言葉です陛下」
「私に話ってなんなのマリー。先に済ませましょう」
王妃がぐいぐい来る。
「私はまもなくグリーズ公爵代理を断罪して正式に公爵を継ごうかと思います。リリーシャのことなのですが、何も知らずに巻き込まれただけなのです。私の家に住まわせますが、保護をしていると公爵家に伝えてほしいのです。もう帰せませんので。」
「うちで保護したことにしてもいいわよ、王家に保護されたとか警戒しないかしら?」
アンネマリーが口を挟む
「そうね、アンネお願いしてもいいかしら?」
王妃も頷く
「それとリリーシャに恩赦を賜りたく。」
ランティス王が顎に手を当て考えこんでから答えた
「国外追放を恩赦で修道院といったところか。」
リリーシャがの顔が真っ青になり震える
「いいえ、私は異母妹と交流を持ち始めたところです、
離れることはありえません」
マリーゴルドは続ける
「陛下、親の支配下にあった未成年の少女になんの罪があるというのかしら?」
「無罪と言うわけには・・」
「今の私があるのはリリーシャのおかげ、だってあの家から出してくれたんですもの」
「えっ?」
リリーシャが目を丸くする
そんな、リリーシャを無視して話を続ける
「屋敷にいたら監視の目がきついので離れにおいやってくれましたわ、そして信頼できるメアリーを専属侍女にしてくれたのもリリーシャ、それでも守れないと思いタウンハウスに行くよう仕向けてくれたのですわ」
ランティス王は感動に身を震わせ
「なんと、そうか虐待から逃がすためにあえて外にだしたのか、素晴らしい妹ではないか!きいたか?お前たちもエリンシュタイン令嬢達を見習って力を合わせていくのだぞ」
「「「わかっておりますお父様」」」
王子、王女が返事をする
「話を聞いたらなるほどリリーシャ嬢に罪はない。安心するがいい」
「マリーももうすぐ学園通うことになるでしょ?だから、うちの子達紹介しようと思ってね、ルイスとシャーロットは学園に通ってるのよ」
ステラマリーが子どもたちを見る
「うちのルルも同じ歳だから顔を合わせること多いと思うの。少し子どもたちだけで交流してみては?」




