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プロローグ

風呂の掃除が終わり、離れの部屋に帰ってきた。

今日もよくこき使われたなー。それよりお腹すいたなー。動くとお腹すくから早く寝よう。


私はマーガレット・エリンシュタイン。この粗末な部屋の主であり、こうみえても公爵令嬢なの。


よくある話で母が亡くなったあと継母が娘とともにやってきて、あれよあれよという間に虐げられこの部屋に押し込まれた。その娘だけど、私のひとつ下の16歳。これって不貞ですわよね?父は世間体だけを気にするクソ貴族なので娘に無関心だから私の現状は見て見ぬふり。



あら!淑女なのにクソとか言ってしまったわ


今では使用人の真似事までさせられてるんだこらこれくらい構いませんわよね?


貴族学校も体調不良で絶賛長期休暇中。明日も朝早いからさっさと寝てしまいましょう。



部屋で寝ようとベットに入って目をつむると唐突に膨大な記憶が頭に入ってきた。



「えっ?なに??」


なに??この記憶?違う世界?変な服??


前世の記憶?なんかこの記憶しっくり来る!


膨大な知識と今の世界とは違う思考に戸惑う。


あー。前世の私、ブラック企業で使い潰されて死んだんだった。享年30歳。もうこんなあくせく働きたくないって思いながら死んだのにこの世界でも虐げられ使い潰されるのはゴメンだわ。


なんか前世の記憶全く違う世界みたい。


よし!この家に未練はないしとりあえず自立できるように何をしないといけないか考えよう。


まずは腹ごしらえね。厨房に忍び込んでなにか食べよう。


厨房でハムや果物、パンを食べながら、記憶を整理する。

前世のほうが文明は発達していたわね。食事も。医療も


でもこっちの世界は魔法がある。そして魔法差別も。


6大魔法。火、水、風、土、氷、聖。これらの魔法が至高とされ、それ以外の魔法は2流とされている。


私の魔法ほ重力操作。物を重くしたり軽くするとかに使われる生活魔法。貴族の魔法ではないとバカにされているが希少な魔法だ。




なにより



この世界の人達は6大魔法以外は戦闘に使えないと思い込んでいる



よし、とりあえず私は重力魔法を極めよう。


あとはこの屋敷で味方を作る


公爵家を取り戻す


継母と異母妹、使用人を断罪する


がんばるぞー!



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