追憶 私の目に映った君1
谷和言は家に帰ってすぐ明日の準備をした。
彼は観光客がよく使う日本語を研究し始めた。
この時谷和言は初めて日本語を熱心に学ぼうという気がした。
人生の目標がない彼は将来ガイドや通訳士になれるかもしれないという気がした。
本来なら観光客は現地語に溶け込んだり、国際的に通用する英語を使用する。
でも台湾は特別だ、台湾ではむしろ多くの人たちが相手の言語を使用する。
そのため、台湾には英語、日本語、韓国語、さらにはフランス語などが上手なベテランが少なくない。
一方で上野あやか彼女も考えている。
彼女はどのように簡潔な文章で相手に意味をよく理解させるかを考えている。
このような考えも同時に生まれた。
もともとソーシャルネットワークを運営していた上野あやかは、コミュニティサイトを海外に広げることができるかもしれない。
多くの画家も海外ファンが多い。
今夜二人の心はお互いにかかっている。
二人はインターネットを通じて連絡する、約束した朝9時に昨日会ったところで会う。
谷和言は30分早く到着した、これは彼のずっと前の習慣だ。
「ごめんなさい、お待たせしました。」
実は上野あやかは遅刻せず、相手が早く到着した。
礼儀上、彼女は依然としてすまない。
「いや、いや、私はとても早くのせい。」
「ありがとう、ちゃ、私達台北101行こ。」
台湾人である彼に理解を与えるために、上野あやかは単語のような短い文章をずっと使うことができる。
通常の会話の文型ではありません。
「つまり、私達に捷運行く、あの…捷運は…日本の地下鉄に似た」
発音のわからない字を前にして谷和言はスマートフォンを取り出して。
彼は翻訳ソフトで補助した。
「はい、私はね、捷運わかるよ。」
上野あやかの可愛い口調が谷和言の心を揺さぶった。
日本の女の子の言うことがこんなに可愛いの?私の心臓は耐えられない。
谷和言は心の中でこう思っている。
「どうして?君の顔が少し赤くなったのは暑すぎるから?」
「あ…あの…確かに今日ちょっと暑い。」
「そんなに緊張する 必要はない、それに 今日も ギターを持っているね。」
谷和言に合わせるために、上野あやかは言葉の速度が遅くなるだけでなく、少し止まることもする。
「実はギターを 取っ た…のとき、あの…私は 勇気と自信を持っている。
実は 私は女の子…あの…と話を…すると恥ずかしがる。ギターない 君に話しかけない。」
「なるほど、君は面白いよ。」
上野あやかの笑顔が谷和言をときめくようにした。
それで彼は呆然とした。
「あの、聞こえたか?」
「あ!ごめんなさい、本当にごめんなさい、君の笑顔は本当にとてもとてもかわいい、だから私は…私は夢中に…もう!恥ずかし。」
「え?いえええ、私、かわいいなの? あ!ありがとうございます!」
上野あやかはかわいいいと言われて心が動揺した。
日本人はたいてい異性の前でかわいいとか美しいとか言えない、浮気者や知人のようでない限り。台湾人はみんなそんなに大胆なの?
普通の日本人は告白する時だけ直接話す。
ところで昨夜データを調べたんだ、台湾人は普段名前を呼ぶ。
でも日本人はよく親友だ、普段苗字と敬語呼称を呼ぶ。
上野あやかは心の中で自問自答した。
ふたりは順調に捷運に乗った。
「君がいてよかった、私はカンバンの字を全然読めない。」
「ありがとう、私、役に立つ、よかった。」
谷和言の幼児のような話し方上野あやかをかわいがってやる。
「あのね、次は こう言ってもよい!特に好きな女の子。」
上野あやかは少し悪趣味た口調だ。
「え、あれは…」
「大丈夫!わたしがいる。かっこいいな口調で覚えているよ!」
「はい、わかりでした ありがとうございます。」
駅を出る、ついに台北101ビルの前に来た。
谷和言にとって日本語で解説するのは難しすぎる、だから彼は翻訳ソフトに入力した後、再び上野あやかに見せてくれた。
上野あやかは今わかった。
台北101ビルの建築外観は竹のようにどんどん高くなるそなんように。
そして夜のライトデザインは「一つの花と世界、一つの台(階段)と如来、一つ一つの歩みが世界、一つ一つの歩みが未来だ。」このように禅の趣が豊かだ。
夜の明かりは日付に合わせて変わる、虹色で推し進める。
月曜日は赤色
火曜日はオレンジ色
水曜日は黄色
木曜日は緑色
金曜日は青色
土曜日はインディゴ色
日曜日は紫色
見上げると今日の曜日がわかります。
「すごいよ、一つの花と世界、一つの台と如来、一つ一つの歩みが世界、一つ一つの歩みが未来だ。このくだりは奥深い。」
上野あやかは賛嘆した。
入場券を買うと展望台までエレベーターに乗ることができるが、でも谷和言は財布を持って外出しなかった。
彼は切符とギターしか持っていない。
いつか彼女と展望台で夜景を見る。
谷和言は心の中でこのような願いをした。
あと彼女は邪魔にならない場所を探した。
そして座って紙とペンを取り出す、絵を描き始めた。
上野あやかは真剣に絵を描く姿だ谷和言は夢中になっている。
彼は彼女の目からまぶしい光を感じる。
「いよいよ完成した。」
上野あやかは安堵のため息をついてさわやかな笑みを浮かべた。
「おめでとう。」
谷和言はすでに彼女の課題を終えて彼女に別れを告げようとしたが、寂しさを禁じ得ない。
「なんで寂しくの顔?」
「なんて、私たちは別れでしょ?」
「いや、いや、私はまだ自由課題が残っています!それに観光地も、美味しいものおすすめして欲しい、せっかく台湾に来るでしょ!」
彼女と時間を過ごすことができるようだ、谷和言はうれしそうな表情を隠せなかった。
「君の顔、ふんふん…私と一緒にいたいの?私の魅力が君を完全に陥れたようだ。」
上野あやかは比較的早い速度で話した。
彼女は相手が聞き取れないと信じて少しうぬぼれた言葉をした。
でも谷和言は「完全に陥れたようだ」を理解できないが、
アニメーシを見た経験言葉の意味を大体知っている。
彼女今の顔、彼は深く記憶しようとした。
彼女との関係は一歩前進したい。
彼は勇気を奮い起こす。
「よかったらなは、君の名前は…」
「映画のシーンを真似してるの?」
「え?」
この瞬間、彼女は名前を知らせたくないと思ってこう言った。
「上野あやか 君の名前は?」
「谷和言です。」
あの日、お互いの名前を知っている。
「上野さん、よろしくお願いいたします。」
え!え!え!!なぜですか?台湾人はみんな名前を呼ぶじゃないですか?上野あやかは疑いを抱く、でも後で考えてみるとそれもいいわ。
急に男の子に名前を呼ばれても恥ずかしいです。
谷和言の中国語の発音上野あやかには言い過ぎだ、だから彼女は日本語の発音であだ名を再構成した。
それで和、言葉からの発音「和と」名前がついたんだ。
もちろん谷和言の同意を得て。
次日、谷和言は上野あやかを龍山寺に連れて行った。
彼は翻訳ソフトに合わせて簡単な説明で紹介した。
龍山寺は百年を超える寺だ、国定古跡に指「」定される。
主神は観世音菩薩だ。
寺全体の仏像が100体を超える。
観世音菩薩は日本にもお供えがある、言うまでもない。
観世音菩薩は大慈大悲、何でも祈るよ、まるで有名な漫画の中のロボット猫のようだ。
道教仏教の固有名詞や各種神明の故事は解釈が非常に複雑である。
本当に相手が理解しがたいということを説明しなければならない。
それで簡単に紹介します
まず真ん中の正門の人間は歩けない、それは神樣に通過したのだ。正門から入る唯一の人は国家元首だ。
しかし、時代が変わり、人類文明はすでに国際観を持っている。
国の首領様は外国を含むのでしょうか?
国ごとに信仰が異なるが、いわゆる天界は共通しているのではないか?
国際紛争を引き起こしやすい様々な要素を加えて、現在、正門はほとんど人間に開放されていない。
宗教の慣習に従う、観光客の右側のサイドドアから入って左側のサイドドアから出なければならない。
右側は青竜の門、「生」を象徴する意味がある。
左側は白虎の門、「死」を象徴する意味がある。
だから生門入って、死門出る。
逆に行くと不幸と災難をもたらす。
ふたりは青竜の門から入ってきた、入ると両側の噴水台が見える。人工造園に合わせた池に鯉と竜の彫像。
鯉は魚が龍門を跳ぶことを象徴する。
向上心は成功につながる、こういう意味がある。
龍は様々な肯定的な象徴を持っている。
「これは絵画の素材になることができる。」
上野あやかはスマートフォンを持って写真を撮り続けた。
正殿は当然観世音菩薩を祀るものである。
正殿の外に巨大な鼎炉が一つある。それは天帝を祭るための炉だ。
天帝は玉皇大帝である、天界主持。日本の天照大神に相当する、しかし性別は反対です。
右側に入ると、医療の神と学問の神を祀った偏殿が先に見える。
医療の神は「華佗」です。
三国時代の名医。
学問の神は「文昌帝君」、谷和言は特にこの神を紹介した。
同じ学生のふたりとも参拝している。
「どんな願いを祈ったの?いい学校に合格しましたか?」
口を開いたのは上野あやかだ。
「私は上野さんの夏休みの宿題がうまくいくことを願う。」
「え?私のために、なんて?」
「日本の神社と同じだ、他人の願いのために神明なほうが助かる。私はそう思う。」
「でも私たちの願いは同じよ!」
「二倍の祈願効果がもっといいんじゃないですか。」
「ありがとう、和とさんの心は私が受ける。でも私も和とさんのために願いを祈るわ、学業に何か必要なものはありますか?」
「それでは日本語は上達しよう。」
実は谷和言はあまり考えなかった、ただ彼女に会ってからは日本語が上手になりたいという気がしただけだ。
次に見えるのは天と地の人々を監察する神様「三官大帝」です。
その隣に雨を祈る竜王がいる。
そして台湾最大の信仰です。
「天上の聖母」を祀って、「媽祖」を通称。
航海の神として観世音菩薩の業務もある、だから多くの人が参拝する。
左の側殿に向かいました、最初に見たのは「関聖帝君」だ。
三国時代の名名将関羽です。
武神であり、財物神であり、魔除け天尊の身分だ。
ちなみに道教の三大魔除け天尊は「鍾馗天師、関聖帝君、玄天上帝」である。
そして最も多くの「月下老人」が、結婚の神だから。
大勢の人が縁を求める。
ふたりは本音を隠す、いまは恋愛に興味がないと宣言する。
それで白虎の門を出た。
歩いていくと、龍山寺の前に広場がある。
きれいな池を除いて、地面に巨大な星像図が刻まれている。
上に黄道十二宮と二十八星宿を結合した。
夜になると明かりが美しい。
でも今は正午だ、夜におかさんを連れてくるって。上野あやかはこう言った。
「今日はもありがとうございます!明日和とさんが紹介するところを楽しみにしています。」