表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
9/44

本性現した時は気づかない時もある

政春達は、上井の行動を調べ、小三郎と常之に調査した。猫江の協力もあって、1日中調べた結果……。

「……これなら、上井のやつはもうおしまいだな」

 そして、政春達は放送室に上井を呼ぶことになった。


 放送室にて、政春達はもう一度映像を見て、チェックした。

「あとは作戦通りにあの先公を見せるだけだな」

「飯坂、協力ありがとうな」

 これに猫江は、不安だった。

「本当に大丈夫ですか……?協力しましたけど……」

「安心しろ、上井のクズは今日限りで終わらす。もうあいつには、縛られるな」

 政春の言葉に、猫江はうなずいた。

「しかしアニキ、もしこれが足りなかったらどうしますか?上井をさらに攻めるにはまだ……」

 常之は心配そうに言った。

「最後の攻め、そいつがあるさ」

「最後の攻めだと?」

「そいつは、本人にてのことさ」

 すると……。

「そうだよな?さっきから、俺らを見ているんだろう?」

「えっ?」

 政春は振り向いた。ドアのところにいたのは…。

「上井先生」

 こっそりと見ていたのは、上井だった。

「私を呼んだのは君か?私に何の用かな」

「上井先生、アンタの正体はすでに調べているんだよ」

「正体?何のことなんだ?」

 政春はさらに攻めに言った。

「飯坂猫江と付き合ってるらしいな」

「……!?」

「だがそいつは、付き合ってるなんて言えない。なぜなら、飯坂をストーカーしているということをな」

 これに上井は、少し動揺していた。

「なんのことだ?確かに、飯坂とは付き合っている。だが、ストーカーはしていない」

「果たしてそうだろうか?」

「なんだと?」

 政春は、小三郎に指示した。

「小三郎!」

 小三郎は、ビデオカメラの映像をパソコンにつなげた。すると、映像には教室が映っていた。

「!」

 上井は、教室の映像を見た。すると、上井はそれを見て動揺した。

「や、やめろ!そ、そいつは……!」

「飯坂はうちのクラスである教室、そしてこれには夕方に隠しカメラを設置した。そして、そこへやってきたのは……」

 映像の中に、ゲス顔した上井の姿がいた。

「!?」

 上井は、映像を見て驚いた。

「上井先生、アンタだよ」

「……」

「飯坂の証言には、彼女のストーカー行為だけでなく盗用もしたそうだな」

「そ、それは……。だが、それだけの証拠では私じゃない可能性があるだろう?」

「そいつはどうかな?」

 政春が取り出したのは、ボイスレコーダーだった。

「ま、まさか……」

「飯坂にお願いしたんだ。この声に、アンタの声がな」

「や、やめろ……!それだけは……」

 政春は、ボイスレコーダーのスイッチを押した。

 すると、ボイスの声からは聞き覚えがあった。

(飯坂、俺の言うこと聞かないと、どうなるかわかっているだろうな?私がお前の着替えを撮った映像、学校中に流したくなかったら、私と付き合え)

 ゲスな声。まさしく、上井の声だった。

「い、飯坂ぁ……!お前……!」

 猫江は、ビクッとした。すると、政春は猫江を守った。

「こいつには触るんじゃねぇよ、変態教師が」

「く……!」

 そして…。

「クククッ…、アッハハハハハハハ!こいつらに私の癒しを壊すとは…」

 上井は、ゲス顔をして笑った。

「とうとう、本性現したな。クソ教師……!」

「どうして、飯坂さんをこんなことしたの!?」

 愛の質問に、上井は言った。

「どうしてと?こいつは私の趣味だよ、飯坂が可愛くてなぁ……。彼女を堕とすために、弱みを握ろうとしたんだよ。そして、さらに責めて責めまくって、飯坂の人生を滅茶苦茶にしようとしたんだよ」

「飯坂の精神を、崩すためか……。最低だな」

 成三は、上井をにらみつけた。

「何度も言うがいい、飯坂にとっての私の物だ」

「上井っ……!」

 成三は、上井の企みに怒りが来た。すると……。

「…ふざけんなよ」

「何……?」

「飯坂が、どんだけ苦しんでいたのか分かっていないのかよ。これ以上、他人の人生を壊すんじゃねぇよ。そんな奴は、俺が許さない……!」

 政春の冷静な怒りに、猫江は泣いていた。

「伊達君……」

「私を許さないと?ならば、どうする?ほかの先生にチクるのか、無理無理そんなの証拠にもならない。本性現しても、もはや無意味。骨折り損だったな、伊達!」

「骨折り損?まだ気づいていなかったようだな、上井」

「なんだと……?」

 政春は、ニィっと笑った。

「アンタは、教師人生ここで終わりだ」

「どういう意味だ……?」

 上井は上を見た。すると、『放送中』という明かりがついていた。

「なっ……!?」

「チェックメイトだ」

 明かりがつけている、すなわち学校内にて放送されていた。

「ば、馬鹿な……!いつの間に!?」

「アンタが、本性現した時に放送をオンにしたんだよ。今までやったことを、死ぬまで後悔するんだな!」

「う、うわあああああああああああああ!!!!」

 こうして、上井は解雇のち警察にて逮捕された。このことにて、奥ノ原高校の新聞にも公開していた。また、ニュースにもなっていた。


 そして、翌日……。

「どうやら、上井のやつニュースにも有名になったみたいだな」

「これにて、一件落着かな」

 そこへ……。

「し、失礼します……」

 竜解部に、猫江がやってきた。

「あ、あの……。あの時はありがとうございます」

「飯坂、どうした?」

「ええっと、そ、その……。これ、お礼です」

 それは、クッキーだった。

「いいのか?」

「はい!その……、なんというか……」

「んっ?飯坂、どうした?顔真っ赤……」

 すると、猫江は何も言わず、出て行った。

「な、何だったんだ?」

 猫江の状態に、小三郎は思った。

(これは……、惚れていますね……)


 猫江は、胸が痛むかのように抑えた。

「うぅ……、私、なんで勇気出せないの……。でも、伊達君のこと見ると、胸が痛む……。どうしてだろう……?」

 政春に恋してしまった。それはまた、別の話……。

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ