表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
21/68

間話4 【しなぷす】『すりーでいず☆ファンタジア』についての言及シーン【みっか組記念配信】

総合評価600pt超えてました。

ありがとうございます!


今回は間話で、ほぼ会話とコメントです。


配信の一部を切り取って、みっか組のオリジナルソングについての話に触れてます。

 これは、未だ遠い明日の出来事。

 みっか組結成発表から、少しの時を経た頃のこと。


「『しなぷすparty mix vol.2』が発売されてましたね! どうですか皆さん!」


『感謝感謝です!』

『ヘビロテしてる』

『ふんわりしてんなぁ』


「どうってなによ」


「京ちゃん、楽しみにしてましたもんね」


「そらそうよ。ウチらの曲も入っとるし、先輩方もすんごいラインナップやったやん?」


「確かに……アンジェラ先輩はさすがだったし、驚いたのは(ひいらぎ)先輩よ! 低音素敵だったわ〜」


(るい)先輩、歌うまかったんやなって思った」


「でも、それを言うなら幼女コンビも良かったよね! あ、るうちゃんとローちゃんね!」


「そうですわね。お2人共の雰囲気に良く合った曲のチョイスだと思いました」


「あれはマネできるもんやないね。あの2人やからできたことやって痛感する」


『あんな声出したら声帯いかれちまうぜww』

『あれは天性のものがあるよなぁ』

『あの声で歌ったかと思えば、綺麗な歌声もあるという謎の生物2人』

『まあ、小悪魔と人狼の人外幼女コンビだから、人間には不可能と思われる声まで可能』


「あと、やっぱりめばえ先輩の曲はマストだよね!」


「そ、そうですわね」


「ん? ベル、どうかしたん?」


「え、いえ! その、祈里(いのり)めばえ先輩の曲はアイドルらしいチャーミングな仕上がりですわよね」


『わかる』

『さすがの貫禄』

『バーチャルアイドルだからね』


「せやな。あーあんな曲歌ってみたいわ」


「代わりに私達は私達の曲があるから! 私達の色がよく出てるよね」


「以前からショートバージョンは、しなぷすの公式チャンネルの方にて聴くことができていましたが、今回正式にフルバージョンを公開できてとても嬉しい気持ちはありますね」


「みんな聴いてくれとる?」


『もちろん!』

『聴いてないモグリなんてここにはいねぇわな!』

『あれでみっか組好きになったからなぁ』

『衝撃やったね』


「なんや嬉しいこと言ってくれとるなぁ」


「まあ、あれは素敵な楽曲ですからね。『すりーでいず☆ファンタジア』、タイトルからもキュートさに溢れててよかったですわね」


『わかる』

『kawaiiに溢れてるよな』

『あのショートバージョンの動画もめっちゃいいよね』

『あの動画100万回再生行ってて笑う』


「まさかあんなに広まるとは思ってなかったよ……」


「フィーナ、ウチ達、配信者やで?」


「もう流石にその意識あるからね!?」


 擦り過ぎじゃない!?

 昔のことは忘れる女、そうよ私は精霊師の女ぁ! あはぁん!


『パンピーとか言ってたもんね』

『しなぷす所属の時点で……』


「うるせい! ……あの曲収録したのだいぶ前だよね」


「せやな、えーっと、あれは初配信してからすぐやったよね」


「そうですね、本当に早い段階から曲作りましょうってことになったんですわよね」


『え、そんな早くから?』

『めっちゃ早いなw』


「ほんとに5回とか6回とかそのくらい配信した後で、レコーディングしたからね」


「正直、そんな売れるかわからんタイミングで録ってどうなのとは思っとったけど」


『いや、リアルだなww』

『レコーディングの思い出はある?』


「思い出……うーん、そうだなぁ。京ちゃんなんかある?」


「ウチに振る? そうやなぁ、あれやな。2人とも別嬪さんやったことかなぁ」


「「なにそれ!?」」


『そこkwsk』

『べっぴんってきょうびきかねぇなぁ』

『べっぴんwwww』


「あれ、これ話したことなかったっけ?」


「や、京ちゃん、私の姿は見てるじゃん?」


「それはそうやけどさ。あのバーチャル東京でな、レコーディングの時は待ち合わせしてたんやけど、ウチが着いた時には2人とも到着してたんよな」


「そうですね、私が着いた時にはフィーナが、こうイヤホンを耳につけて待ってたんです。そこに私が合流したんですけど、周りの人の視線が、ね」


「視線? そんなのあったかなぁ?」


「鈍感やなぁ……ウチもビシバシ感じてたけど」


『フィーナ、鈍感なんだwwww』

『視線浴びるってどんだけなんだ……』

『動じない女の子なんだなwww』


「で、まあ、後でウチが合流したんやけど、2人が案の定イチャイチャしてたんで、後ろにピトッと張り付いてな、気づいてくれないかなぁって」


「や、あの、ほんとにイチャついてたけど、それは、そのしょうがないじゃん?」


「開き直りおった……」


「いえ、私としては軽くお話してたくらいなのですけど……」


『振られたwww』

『フィーナどんまいwwww』


「でな、後ろにピトッてしてたんやけど、ウチの名前がフィーナとベルの間で上がったから、話に入るならここしかないって思ってな」


「そこで声かけられたけど、ほんとびっくりしたんだからねあれ! ほんとに!」


「飛び跳ねてましたものね……」


 比喩なしでト◯とジェ◯ーくらい飛び跳ねたからね、ジャンプジャンプ! ピーチ!


「でな、正直フィーナってめっちゃ美人なのよ。そんな美人がな、ヒュンって飛んだのシュールすぎてやな」


「えぇ、びじ、えぇ? いや、え、京ちゃ、えぇ?」


『動揺すごいなwww』

『普段褒められないからってww』

『照れてら』


「みんな笑ってるけど、こんなの照れるしかないからね!?」


「まぁ、京ちゃんの言いたいことすごくよく分かるので。ギャップでしかなかったですよね」


「ぎゃー! やめれ!」


『泣き声ww』

『フィーナの鳴き声www』

『これは美少女だわ、いやでも美人……? ちょっとそれは解釈違いです』


 ひとしきり騒いだ後。

 ぴっぽー!


「で、レコーディングやけど、別録りではあったんよな。ウチからやって、ベルでフィーナ。最後はみんなで合いの手とか一緒に歌ったりして」


「あの合いの手楽しかったよね! 別で歌うのも何回も歌い直せるからいいんだけど、やっぱり一緒がいいなって思ったよ」


「私も合いの手はウキウキしてた気がしますわね。『スクール☆カーニバル〜』のフレーズとか『ワンダフル☆ストーリー』のところは、声に気持ちがすごく乗ってた感じがしましたね」


『あそこは本当に楽しそうな感じある』

『フィーナはテンション上がってるんだろうなぁと思ってたww』


「テンション上がるでしょうよそりゃ! 破茶滅茶に楽しかったからねあれ! 初めてのレコーディングだったけど、あんなに歌うの楽しいんだなって思った!」


『楽しそうよなぁ』

『てぇてぇなんよなぁ』


「その後もね──」


 その後、たくさんのてぇてぇが量産されましたとさ。

 記念配信、みんなも見てみようね!

次回で第0話の時間軸に戻ります。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ