異世界ものの小説の設定で必要なもの
ツイッターで思いついて流したものを纏めました。
【世界観】
言わずもがな。これを作らない作者さんはいないと思いますがw
【国力】
✧国民の生活レベル
✧武力は騎士団のみか国軍のみか、併存か(主人公の住む国)
✧騎士団や軍の編成人数(規模と言い換えてもいい)
✧国の人口と首都の人口(武力過多にならない様な人数必要)
国の人口と首都の人口が多い場合、生活レベルがそれなりに良くないと説得力がない。
日々の生活にも困窮する様な層が多い場合、平均寿命は短くなるし、生活文化レベルも低い。
中間層を多くしないと国が成り立たない。
人口が多くないと武力過多で軍事費が増大し、その軍事費の為に税が重くなって国民の生活に影を落とす。結果、国力は落ちる。
【宗教観】
✧一神教か多神教か
✧信仰心が篤い国民性か否か
✧神様の名前と教義
少しでも作中で宗教を匂わすなら、設定しておいた方が無難。
クリスマスならぬ生誕祭や聖夜を出すなら必要。というか、宗教行事を出すなら必須かも。
【周辺国との関係】
主人公が貴族位にあっても国を出ない話なら必要はない設定だが、少しでも外国に行く設定なら必須。
友好国か敵国か、微妙な関係か。
貿易をする関係か、軍事同盟か、留学する関係か。
相手国の人口や国の大きさ、特産品、国名なども設定しておくと良い。
また、周辺国を描くなら、世界地図を設定しておくといいかも。
【魔力・魔法・魔術に関して】
✧魔力がある場合、魔法・魔術の位置づけ
✧魔法・魔術体系
✧魔法使い・魔導士・魔道士・魔導師・魔術師などの呼び方の統一
魔力がある場合、その魔力は誰にでもあるのか否か、魔力量は、魔力量が多い場合の扱いは、など。
魔法・魔術がある場合、それは生活に根ざすものか否か。特別なものか。
体系は、属性別になってるのか否か。
元からある魔術の詠唱方法や魔法名・魔術名の読み方。英語読みかドイツ語読みか、ラテン語読みかなど。
【国の歴史】
あれば深みが出る程度。
【身分制度の有無】
貴族がいるかどうか。
貴族がいる場合、その爵位についての理解度も必要。
大公、公爵、侯爵≒辺境伯、伯爵、子爵、男爵、準男爵、騎士爵があり、書いた順番で身分が高い。
大公、辺境伯、準男爵、騎士爵は出さなくても問題はない。
ただし、辺境伯を出す場合、国を絶対に裏切らない信頼できる人物にする必要がある。敵国との国境を守る筈の辺境伯が国を裏切って敵国についたら国が滅ぶため。
国境の絶対的な防衛線で、その為に辺境伯は武力所有を認められている。
【首都の街並みの区分】
(貴族街、平民街と別れてるか)
身分制度がある場合、貴族街は必須。
ない場合でも、裕福層が暮らす高級住宅街は必要。
反対に貧民街も必要だが、貧民街の位置は、政府庁舎や高級住宅街から離れた街の外郭付近が妥当(警備厳重なエリアのすくそばに、遊興エリアや貧民街があるのはおかしい)。
【魔物や魔獣がいるかどうか】
いる場合、魔物の区分、魔獣の区分が必要。
大きさ、益獣か否か、使役できるか否か、食べられるか否か。素材として使えるか、その部位は、など。
【組合について】
組合とは相互補助的な組織。
よくあるのが冒険者ギルド。依頼を受けてクエストをこなして報酬を得る。素材を売って追加報酬を得る事もある。
冒険者ギルドの他に、鍛冶職人ギルド、傭兵ギルド、細工職人ギルドなど、設定できそうなギルドは多い。
✧政治に関して。
【国の運営をする組織】
内閣府・宰相府など。
総務、軍事、教育、医療健康、生産、文化、建築土木、法務、警察関連などの組織名。
出すなら徹底的に。
王族や高位貴族が主役級なら関係上出てくる可能性が高いので、先に設定すると良い。
✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧✧
駆け足で書いてみましたが、まだまだ足りないと思います。
でも、これを全部設定しろなどと無茶は言いませんw
必要に応じてでいいとは思います。
ただ、自分が書く分野の設定は必須です。
異世界転生/転移で恋愛、異世界転生/転移で成り上がり、冒険者や魔術師、錬金術師、魔王、勇者など、書く内容によって必要となる設定は違いますが、共通すると思われるものを取り上げてみました。
読んでくださってありがとうございます(^^)