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プロローグ
むかしむかしとあるところに1つの国がありました。そこに住む者たちは皆、仲良く暮らしておりました。
そんなある日、その国に2人の巫女が降り立ちました。
彼女の1人は繁栄を、1人は破滅を司っていました。
繁栄を司る巫女は白の巫女と呼ばれ、彼女の周りには多くの者で溢れておりました。
破滅を司る巫女は黒の巫女と呼ばれ、多くの者は遠ざけていましたが、彼女を慕う少数の者たちと仲良く暮らしておりました。
そうやって年月が過ぎた頃、白の巫女は彼女を独占しようとする者で囲われておりました。
彼らは自らの利益を独占するべく、彼らは白の巫女に近づこうとする者たちを迫害していきました。
彼らを恐れた多くの者は黒の巫女のもとへ逃げましたが、彼らは黒の巫女をも葬ろうと計画をしていたのです。
それを知った黒の巫女は自分を慕ってくれる者たちに危害が加わることを恐れ、彼らが入ってこれないように国の真ん中に決して超えられぬ一線を引きました。
これが白の国と黒の国の起源と言われています。
見切り発車で始めてみました、初連載。頑張りますので、お願いいたします。